みなさん、こんばんは。
人生において唯一全力で取り組んだものはFX。ニートレーダーORZ(おつ)です(・∀・)
さてさて、このブログを見ている方の中には「FXをこれから始める人」「FXでなかなか勝てなくて悩んでる人」など様々いらっしゃると思いますが、そんな皆さんがシンプルに一番知りたいのってやっぱり《FXの勝ち方》ではないでしょうか?
そもそもFXを始める目的っていうのは漏れなく「お金を稼ぎたい」ってところだと思いますし、FXの勝ち方を知りたいって考えるのはごく自然なことです(´ー`)
しかしネット上にはFXに関する情報が溢れかえっているものの、FXの勝ち方について踏み込んだ解説をしてるコンテンツってあんまないな〜と思ってたんですよね。
もちろんそういったことも大事なんだけど、肝心のトレードで勝つために必要なテクニックとか具体的なスキルセットについて解説してるとこが少ない。
そんな現状を踏まえORZは思ったわけです。
『FXトレードで勝つためにはどんなテクニックを身につけていくべきなのか?』
まずはココからでしょと(・ω・)
いくら精神論とか取り組む姿勢とかのマインドセットを身に付けたところで、根本的に「トレードで勝てない」って問題が解決しなけりゃただの頭でっかちになっちゃいますからね。
まずはトレードで勝つために必要なスキルセット、土台となるテクニックを身につけるのが最優先なんじゃないかなと(`・ω・´)
そんなわけで今回の記事は『FXの勝ち方』について、FX歴15年以上のFXニートが本気でまとめてみました。
この記事を読み終わる頃には「何をすれば良いかわからない」っていう疑問は解消されているはず。
資金管理とかマインド的な部分も後々まとめようとは思ってますが、ひとまず今回は【FXの勝ち方:テクニック部門】とし、FXで勝つために身につけておきたいスキル・テクニックを体系的にお話ししていきます。
この記事1つで全てを学ぶっていうよりは、「何を身につけるべきか?」「なぜそれを身につけるべきなのか?」を知るためのガイドラインみたいなイメージですね(・∀・)
※各項目で参照ページを用意しているので、詳しく学びたい・知りたい項目はそのページへ進んでください^^
ちょっと気合い入れすぎてメチャクチャ長くなった(1万文字超え)のでw、適度に休憩でもはさみながら読んでもらえると嬉しいです。
ではでは、いっちょ行ってみっか〜((((((((っ・ω・)っ
【FXの勝ち方】テクニック部門
結局のところ、FXで勝ってるトレーダーって何か特別なことをやってるわけじゃなく、上記のような『FXでトレードするなら知ってて当たり前のスキルセット』をきちんと身につけてそれを着実に遂行しているだけなんですよね。
この順に必要な知識やスキルを身につけていけば、初心者さんでもある程度一人前のトレードができるようになると思います(´ー`)
早速1つ目から解説していきますよ〜ん!!
【テクニック部門その1】相場環境認識
FXでトレードする上でのスタートライン。
それはまず“現在の相場状況を知る・把握する”ことです(´ー`)
俗に『相場環境認識』と呼ばれるや〜つですね。
【参考記事】トレードの超基礎!「相場環境認識」をちゃんと理解しよう!
- 現在の相場がトレンドなのかレンジなのかを把握する。
- 加えてそれがトレードしやすい・わかりやすい相場なのかを見極める。
そもそも今の相場がどんな状況なのかがわからないと、どこでどうやってエントリーすれば良いのか判断できないですからね。
基本的にFXにはトレンドに合った手法、レンジに合った手法がそれぞれあるので、まずは今の相場がトレンドなのかレンジなのかを判別することが最優先(´ω`)
そして一括りにトレンド・レンジといっても、できる限りトレードしやすいようなわかりやすい相場をチョイスすることが大切です。
わかりやすいトレンド相場の条件
相場の判断基準は手法によって変わったりもしますが、ここではORZの手法をベースに解説を進めていきます。
画像内四角で囲った部分は、「SMA(移動平均線)」と「一目均衡表」を使ったトレンド相場の判断基準です(・∀・)
これらの条件が揃っていれば基本的にトレンドの勢いは強くトレードしやすい・わかりやすい相場と定義して良いでしょう。(上昇トレンドの場合は逆にして考えてください)
わかりやすいレンジ相場の条件
一方レンジの方は画像に判断基準を書けなかったので下に記載します。
- 各MAが絡まり合い方向感がない。(ゴチャゴチャグニャグニャしてる)
- 上昇雲と下降雲が交互にコロコロ変わってる。
- 同じような高値と安値で複数回反発して行ったり来たり。
ざっくり挙げるとこんな感じですが、基本的にレンジは上の画像のように高値ゾーンと安値ゾーンがハッキリしている相場でしかトレードしないですね(´ー`)
方向感のない相場ってだけだとエントリーする根拠・基準がないので、レンジでトレードする場合はエントリーの根拠となりうる高値と安値の抵抗帯がわかりやすい相場をチョイスしましょう!
【参考記事】インジケータでトレンド相場とレンジ相場を正しく判断する方法!
【テクニック部門その1】終了!メニューに戻りたい方はコチラ!
【テクニック部門その2】適切なエントリーポイントの選定
お次はエントリーポイントの選定についてです(・∀・)
相場環境認識で相場状況を把握できるようになったら、今度はどこでどのようにエントリーするかを考えていきます。
基本的にトレンドの場合は『順張り』、レンジの場合は『逆張り』でトレードすることが多いんじゃないですかね(・ω・)
【参考記事】順張りと逆張り、FX初心者にとってベストなエントリー手法の選び方
- 押し目買い/戻り売り
- 高値安値のブレイク狙い
【レンジに合った手法=逆張り】
- 高値ゾーンor安値ゾーンからの逆張り
- 高値ゾーンor安値ゾーンのブレイク狙い(コレはどちらかというと順張り)
他にもペナントとかのチャートパターンの法則性を利用した狙い方なんかもあったりしますが、んまぁ代表的なのはこんなところです↑
ここで全部詳しく解説するととんでもないことになるので、簡単に各トレード方法の紹介と参照ページを載っけておきますね(・∀・)
トレンド相場:押し目買い&戻り売り
押し目買い&戻り売りはORZも非常によく使いますが、まさにトレンド相場における王道のトレード方法と言って良いでしょう。
相場っていうのはどんな状況においても大なり小なり必ず波打ちながら進んでいきます。
例えば一方向に進んでいるイケイケなトレンド相場でもどこかで必ず折り返すタイミングがあり、勢いに任せて途中で乗っかったりするとその折返しタイミングにハチ合って負けちゃうなんてこともよくある話ですよね(・д・)(この現象は高値・安値掴みと言ったりしますが)
じゃあどうすれば良いかっていうと、波が一旦引いてからまたトレンド方向に進行するタイミングを狙ってエントリーすれば良いわけです。
こうすることで極力高値・安値掴みを避けながらトレンドの流れに乗っかることができます(・∀・)
【参考記事】FXで『押し目・戻り目』を見極める方法とエントリー判断
【参考記事】FX・エントリーポイントの見つけ方。完全マニュアル
トレンド相場:高値安値のブレイク狙い
画像内青線のところは、トレンド中にも関わらず同じような安値でしばらく進行を止められていたポイントです。
しかしそこを下にブレイクしたことでトレンドがもうひと伸びしてるのがわかりますよね(・∀・)
こういったトレンド中の安値圏(高値圏)の保ち合いっていうのは、わりとトレンドのターニングポイントだったりします。
- 画像にように保ち合いをトレンド方向にブレイク→その方向に勢いがつきやすい。
- 高値圏(安値圏)をブレイクできず跳ね返される→グダグダになるかそのままトレンドが終了する。
何度も進行を妨げている抵抗帯は、多くの市場参加者の「また反発するかもしれない」という心理が働き、『反発ポイント』として強く意識されている現れでもあります。
しかしひとたびブレイクされると、今まで抵抗帯で抑えられていた力が放出されるかのようにブレイク方向へと一気に注文が集まりやすくなるんですよね(・∀・)
FXで勝つためにはみんなが買うところで買う・売るところで売るといった感じで、市場参加者と目線を合わせて同じ方向に売買することが大切です。
つまり抵抗帯をブレイクして一方向に注文が集まりやすい局面は絶好の買い場(売り場)になるというわけですな(´ー`)
レンジ相場:高値ゾーンor安値ゾーンからの逆張り
先ほどお話したように、何度も反発している抵抗帯というのは多くの市場参加者の「また反発するかもしれない」という心理が働き、『反発ポイント』として強く意識されます。
つまり上記チャートのように同じような高値ゾーン・安値ゾーンで複数回反発しているレンジ相場は逆張りのチャンスです(・∀・)
反発回数が多いほうがより抵抗として意識されやすいため、できる限り反発回数の多い価格帯にラインを引っ張ってエントリーポイントを見極めていきたいですね!
またこういった抵抗帯はもちろんブレイクされる可能性もあるので、仕掛ける際はきちんと反発したことを確認してからエントリーすることが大切ですぞ(`・ω・´)
レンジ相場:高値ゾーンor安値ゾーンのブレイク狙い
この手法に関しては相場状況がトレンドかレンジかの違いってだけで、先ほどトレンドのところでお話したブレイク狙いのエントリーと基本的な考え方は変わりません(´ω`)
ずっとレンジの高値・安値で抑えられていた価格が、その抵抗帯をブレイクすると一方向に注文が集まりやすくなるってお話ですね。
ただ1つだけ注意点として、レンジ相場はトレンド相場と違い元々方向性のない相場なので、ブレイクした直後にエントリーするとダマシに遭いやすかったりします。
上記画像を見るとわかるとおり、一度レンジをブレイクしたもののすぐに戻してきてますよね?
レンジのブレイク狙いはこういったことが往々にしてあるので、それだったら画像右端のようにしっかりとトレンドが展開されてから順張りで狙っていったほうが安全かなと思います(´ー`)
さて、ちょい長くなっちゃいましたが【エントリーポイントの選定】はこんなとこです。
一応改めてまとめておきましょう♪
- 押し目買い/戻り売り
- 高値安値のブレイク狙い
【レンジに合った手法=逆張り】
- 高値ゾーンor安値ゾーンからの逆張り
- 高値ゾーンor安値ゾーンのブレイク狙い(コレはどちらかというと順張り)
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【テクニック部門その3】マルチタイムフレーム分析
ここまでの2つの項目をマスターできれば、相場がトレンドかレンジかを把握し、どこでどのようにエントリーするかまでは見えてきます。
言っちゃえばこの辺りまでで満足しちゃう初心者さんが多いんですよね(・ω・)(気持ちはわかるけど)
しかし実際のところFXで勝つためにはまだ足りません。
ORZの経験上、FXのトレードにおいて1つの時間足だけを見て利益を出し続けるっていうのはぶっちゃけムリ、不可能だと考えてます。
例えば下記のチャート↓
【EURJPY/1時間足】
上昇トレンドの押し目買いチャンスですね(・∀・)
一見この相場を見ると「やふーい!今が狙いどきぃ〜♪」と息巻いてすぐにエントリーしたくなっちゃうんですが…
勝てるトレーダーはここですぐにエントリーはせず、他の時間足を確認しながら俯瞰的に相場を見ていきます。
例えば上記1時間足と同時刻・同通貨ペアの日足を見てみると…
【EURJPY/日足】
ちょうどレジスタンス(抵抗)にぶつかってる局面です。
これじゃ先ほどの1時間足で押し目買いエントリーしたとしてもすぐに跳ね返されちゃうかもしれないですよね(・д・)
こういったリスクは単一の時間足を見ているだけでは気づけなかったりします。
そして複数の時間足を見ることのメリットはこういったリスクがわかるだけでなく、相場の大きな流れだったり、細かいエントリーのタイミングまでいろいろなことが見えてきます。
だからこそトレードの際は複数の時間足を確認して多角的に相場を分析し戦略を立てていくことが大切なんですが、これを『マルチタイムフレーム分析』と呼びます(・∀・)
- 上位足で狙い目方向に位置する抵抗や相場の大きな流れがわかる。
- 下位足で細かな値動きを確認し、より正確にエントリータイミングを測ることができる。
→逆行・反発のリスクやエントリータイミングのミスなどを極力排除した確度の高いトレードが可能になる!
かなりザックリ話しちゃいましたが、ここではひとまずマルチタイムフレーム分析の必要性・重要性をご理解いただけていればOKです(`・ω・´)ゞ
そもそもマルチタイムフレーム分析は時間足の仕組みを理解していないことには実践できないので、まずは下記のページで根本的な仕組みの理解を深めてください。
そして時間足の仕組みが理解できたらお次は実践方法です(・∀・)
【参考記事】勝つには必須!マルチタイムフレーム分析を徹底解説する。
このマルチタイムフレーム分析は中途半端にかじっても身につくものではないので、、時間をかけて経験を積みながらしっかり習得しましょう!
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【テクニック部門その4】適切な決済判断・利確目標の選定
さて、ここまでできればかなり上質で肉厚なエントリーポイントが見えてくるでしょう(´﹃`)じゅるっ
しかしFXのトレードはエントリーしたら終わりじゃありません^^
適当に利確ポイントや損切りポイントを決めたりしてませんか?
人間っていうのは欲深い生き物なので、いざエントリーした後に利確ポイントや損切りポイントを決めようとすると、その時々の感情に左右されて正常な判断ができなかったりします。
この結果、もっと大きく取れていたはずの利益が薄利で終わってしまったり、またもっと小さい損失で済んでいたはずなのに予想外の大損を食らってしまったりといったことになってしまうのです(・ω・)
そのためFXでトレードする際は、エントリー前にある程度利確目標と損切り幅・ポイントを決めておくことが大切。
決め方については特に正解はありませんが、ORZは以下のような感じで決めてます(・∀・)
- 利確目標(トレンド):エントリー後狙い目方向に進んだと仮定して、次に抵抗となりそうなポイントに定める。
- 利確目標(レンジ):ケースバイケースだが、レンジ幅が十分ならレンジの半分ぐらいを目安に。十分でないなら次の抵抗(高値ゾーンor安値ゾーン)を利確目標に定める。
- 損切り幅:基本的には-20pips〜-25pipに固定。
- 損切りポイント:基本的には狙い目の抵抗の外側に置くことを意識。
これだけではピンと来ないと思うので、1つ1つ簡単に説明していきますねん♪
利確目標(トレンド):次に抵抗となりそうなポイント
トレンドで仕掛ける場合、利確目標として定めるのは“狙い目方向で抵抗になりそうなポイント”ですね(´ー`)
ORZの場合、ザックリ分けると二通りのパターンがあります。
【前回高値(安値)を利確目標にする】
まず前回高値や前回安値は進行方向への抵抗になり得るので、その前回高安値を利確目標とするパターンですね。
上記のようにトレンド中に深めの戻しが入ったときなどはエントリーポイントから前回高値・安値までわりと値幅があったりするので、そのまま利確目標とすることも結構多いです(・ω・)
※エントリーポイントから前回高値・安値が極端に近いときはエントリー後すぐに反発してしまう可能性があるので、そういうときは押し目買い・戻り売りじゃなくブレイクを狙ってエントリーしたりしますね。
【参考トレード】夏のトレンド祭り!中長期のトレンド後乗りでも80pipsの大勝!
【前回高値(安値)を抜けた場合を想定して次の抵抗を探す】
先ほどは前回高値(前回安値)を利確目標としましたが、その前回高安値を抜けた場合を想定し、さらに大きな利益を狙いに行くことももちろんあります(・∀・)
じゃあその場合は何を基準に決めれば良いの?ってところですが…
例えば上記の上昇トレンドではMA100からの押し目買いが狙えそうですよね。
仮にここでエントリーし、前回高値を抜けた場合を想定すると…この4時間足では狙い目方向に抵抗は見当たらないのでもっと大きな時間足を確認していきます(σ・∀・)σ
日足にも抵抗は見当たらなかったので、週足まで目線を上げて確認してみると、抵抗になりそうなポイントがありました。
何度も反発している高値ゾーンですね(´ー`)
んまぁあくまで「そこが抵抗になるかも。そこまで伸びるかも」っていう仮説でしかないですが、エントリー後に判断がブレないように目安として利確目標を据えておく感じですね。
またこういった大きな利益を狙っていく際は、逆指値をずらしながら最低獲得利益を拡大していく「トレール」という手法が非常に便利なのでそちらも下記のページで参考にしてみてください(・∀・)
【参考記事】FXのトレール注文とは?基本と活用方法を紹介するYO(・∀・)
【参考トレード】ついにAUDUSD相場を完全攻略!+400pipsの爆益でFXプロトレーダーの意地を見せる!
利確目標(レンジ):レンジ幅の半分ぐらいor次の抵抗になりそうなライン
レンジの決済判断は結構難しかったりするんですが、基本的にある程度値幅があるならレンジ幅の半分ぐらいを目安に利確目標を据えて良いと思います(・∀・)
そもそもレンジ自体方向性のない相場なので、例えば上の画像のように毎度毎度高値ゾーンから安値ゾーンへ、安値ゾーンから高値ゾーンへ素直に到達するとは限りませんからね。
中長期レベルのレンジは結構値幅もあるので、半分ぐらいでもわりと十分な利益取れたりします(´ω`)
逆に短期レベルのレンジは値幅が小さいので、レンジ幅まるっと狙っていくのも全然アリかと。
とはいえもちろん中長期で狙うからといって絶対に半分じゃなきゃいけないってわけじゃないですし、そこはケースバイケースで判断してもらえたらと思います(・∀・)
【参考トレード】衝撃!わずか20分間で+60pipsを上げたレンジ相場の逆張りトレードを解説!
損切りの重要性と損切り幅・ポイントの決め方について
さて、この【決済判断】の項目で最後にお話するのは“損切り”についてです。
個人的には初心者さんが最も曖昧に・疎かにしてしまいがちなのがこの損切りじゃないかなと考えてます(・ω・)
FXを始めてすぐに20万ぐらいになったけど、数日で全部なくなっちゃいました。
こういった話をよく耳にしますが、厳しい言い方をすると最初に稼げたのはたぶんその人の実力じゃありません(´ー`)
恐らくトレードの際に損切りを入れていなかったり、損切り幅を膨大なpips数で設置していたりといったところでしょう。
たしかにFXの仕組み上、エントリー後にどれだけ逆行しようとエントリーの方向性と相場の方向性が一致していれば遅かれ早かれ利益にはなりやすいです。
しかし怖いのはこれに味を占めちゃうこと。
このようにいくら含み損を抱えようと最終的に含み益になるようなトレードがいつまでも続くなら良いですが、残念ながら相場はそんなに甘かないです(・3・)
「そのうち上がるだろう・下がるだろう」という希望的観測から損切りせずに放置すると、上記のような取り返しのつかない事態になりそのまま強制ロスカットなんてことにも。
そしてこれが初心者さんが一気に資金を溶かしてしまう要因ではなかろうかと考えております(・ω・)
『分が悪い展開になっても適切なところで損切りできない=1回のトレードで大損害=コツコツドカン』
どれだけコツコツ利益を重ねようと、損切りができなければいつかその利益を飛ばしてしまうでしょう。
ぶっちゃけ“損切りできないトレーダーは長生きできない”ので、これからFXで長く稼いでいきたいって方は必ず抑えておいてください(`・ω・´)ゞ
てなわけで損切りの重要性については何となくご理解いただけましたかね?
具体的な『損切り幅の決め方』や『損切りを置く位置・ポイント』については、ここで話すとかなり長くなっちゃうんで別ページにてガッチリまとめてあります(・∀・)
【参考記事】『FX損切りルール』の作り方。すぐ実践できるポイント5つ解説ッ!
それではこの項目を改めてまとめておきますよん。
- 利確目標(トレンド):エントリー後狙い目方向に進んだと仮定して、次に抵抗となりそうなポイントに定める。
- 利確目標(レンジ):ケースバイケースだが、レンジ幅が十分ならレンジの半分ぐらいを目安に。十分でないなら次の抵抗(高値ゾーンor安値ゾーン)を利確目標に定める。
- 損切り幅:基本的には-20pips〜-25pipに固定。
- 損切りポイント:基本的には狙い目の抵抗の外側に置くことを意識。
【テクニック部門その4】終了!メニューに戻りたい方はコチラ!
【テクニック部門その5】戦略をまとめる〜エントリータイミング
さて、ここまででやったことを整理すると…
- 相場環境認識で相場状況(トレンドかレンジか)を見極める。
- 相場状況に合わせエントリーポイントを考える。
- 複数の時間足を見てリスクや相場の大きな流れを把握する。
- 適切な利確目標・損切りポイントを決める。
こんな感じで、トレードの戦略をまとめるために必要な要素は全て出揃いました(・∀・)
最初はトレードの度にこれらを頭の中で整理するのは大変だと思うので、自分が考えた戦略を何かに書き出してみるのも良いでしょう。
自分がこれからどんなトレードをしようとしているのかが客観的な視点で見れるし、後々トレードを振り返るときにも役立ちます(´∀`)
慣れてくれば頭の中で整理できるようになるし、戦略をまとめるまでの時間もごく僅かで済むようになりますぞ!
※一応このブログでもトレードを記録するための『トレードノート』っていうモノをご用意しているので良かったらご活用ください(´ー`)
【参考記事】ニートお手製トレードノートをダウンロードしてみよう!
さて、戦略がまとまったら、あとはタイミングを測ってエントリーするだけです。
適切なエントリータイミングは下位足で測るべし!
ORZは基本的に「トレンドでの順張り:押し目買い・戻り売り」や「レンジでの逆張り」など、価格が反発するところを狙ってトレードすることが多いので、ここでは“抵抗での反発を狙ってエントリーするときのタイミングの測り方”を解説します(´ω`)
反発を狙ってエントリーする際の鉄則は、エントリーポイントを決めた時間足よりも小さい時間足でタイミングを測るってことですね。
理由はシンプル。
小さい時間足のほうがより細かい値動きが確認できるので、狙い目の抵抗付近での反発の挙動をいち早く察知し、それに合わせて迅速且つ確実なエントリー判断ができるからです(・ω・)
例えば短期足を見ずにトレードしようとするとこんなことが起こり得ます↓
【1時間足下降トレンド】
中期で目星をつけたMAで戻り売りを仕掛けたものの、そのMAが戻り目にならず抜けていっちゃうパターンですね(・д・)
こうなってしまう原因は「MA=押し目・戻り目」という認識だけでエントリーしてしまっている。
またはローソク足がそのMAに“タッチしたらエントリー”と勘違いしてしまっているからです。
戦略を建てる際に押し目買い・戻り売りのエントリーポイントとしているMAは、あくまで「反発する可能性が高そう」という仮説を立てているに過ぎません。
どれだけ完璧な戦略を立てたとしても、そのMAが必ず押し目・戻り目になるとは限らないんですよね(・∀・)
だからこそローソク足がそのMA付近にきた時の動き・挙動を見つつ反発を確認してからエントリーすることが大切なんですが、中期足だとどうにも細かい動きが把握しづらい。
そこで短期足の出番ってわけです(´∀`)
【1時間足上昇トレンド】
このMA20付近で押し目買いを仕掛けたい。
でもこのままエントリーしちゃうとさっきみたいにそのまま抜けていっちゃうかもしれない。
というわけで同時刻の5分足を確認してみましょう。
【同時刻の5分足】
あくまでトレードの軸は「1時間足MA20での押し目買い」なので、5分足の相場状況はある程度どうでも良いです。
重要なのは狙い目の抵抗付近(今回は1時間足のMA20)で反発の挙動を確認すること。
そして狙い目の方向に勢いが出たことを確認できたらエントリーって感じですね(・∀・)
※上記のように短期足のチャートに上位足のMAを表示させる方法はコチラ。
もちろんFXのトレードに絶対はないですが、こうして短期足で細かい値動きを確認することで「エントリーすべきかどうか」の最終判断ができるので、「エントリーした直後から逆行して負け」みたいなことは減らせるんじゃないかなと思います。
【その後の1時間足】
元々トレンドっていうのは利益の期待値も高い相場なので、もったいない負けを減らしながら上手く乗っかっていきたいですよね(・∀・)
ちなみに反発の挙動を確認する際にはダブルトップなどのチャートパターンを覚えておくと便利なので、下記のページを参考にしてみてください。
【参考記事】鉄板FXチャートパターン!エントリーから決済まで使える♪
またこういった短期足のエントリータイミングの測り方については、下記のページで詳しくお話ししているのでコチラもお時間のある時に覗いてみてねん。
【参考記事】FXのエントリータイミング術!!下位足でのベストタイミングの取り方
あ、それと言い忘れてましたが、エントリーと同時に損切り(逆指値)は絶対に入れておきましょう(σ・∀・)σ
中期足で狙い目の押し目・戻り目ポイントにきてもすぐにエントリーはしない。
狙い目のポイント付近に来たら短期足を確認し・・・
- ①抵抗付近で反転を示唆するチャートパターンを確認。
- ②狙い目方向に進み、ネックラインやMAなどの抵抗を抜けたところでエントリー。
【テクニック部門その5】終了!メニューに戻りたい方はコチラ!
【テクニック部門その6】エントリー後の立ち回り
というわけで最後にお話しするのはエントリー後の立ち回りについてです。
まずFXでポジションを持った時の心理状態としてよく引き合いに出されるのはプロスペクト理論ですよね(・∀・)
ザックリ言うと、「人間は利益に対しては確実に取れる方法を選択し、損失に対してはリスクを取ってでも損失全てを回避できる方法を選択する傾向がある」っていうや〜つです。
これをFXに当てはめてみると・・・
- 利益出てる状態:突然逆行して今の利益なくなるのはイヤだから早く決済したい。
- 損失出てる状態:もう少し待ってれば狙い目の方向に進んで損失帳消しになるかもしれんからこのまま持っておこう。
こんな感じで“含み益に対しては弱気になり、含み損に対しては強気になっちゃう”心理状態です。
しかしいくらコツコツと小さい利益を積み重ねていったところで、1回の損失が大きいといつまでたってもお金は増えません(・3・)
その事実をきちんと理解し、1回1回のトレードでなるべく利益を大きく損失を小さくといった『損小利大』を心がけていくことが大切なのです。
そして損小利大を実践していく上で大事なのは利益よりもまず損失を最小限に抑えること。
利益を伸ばせるかどうかは相場状況やその人のトレードスキルによって変わってきますが、極端な話「エントリー後に逆行したら損切り幅は広げず、潔く最初に設定した逆指値で切られる」っていうのは誰でも実践できます。
「わかってるんだけど…」って方も多いとは思いますが、やっぱりFXで稼いでいきたいなら利益を追いかけるだけでなくきちんと損失を受け入れることも大切ですからね(´ー`)
【参考記事】『FX損切りルール』の作り方。すぐ実践できるポイント5つ解説ッ!
利益方向の立ち回りはある程度事前にイメージしておくべし!
そんじゃ肝心の“含み益が出た場合の立ち回り”についてですが、
ORZの場合戦略を立てる際にある程度利益方向に動いた場合を想定して立ち回りまで考えることが多いです。
「ここまでいったら逆指値を建値にずらす」とか
「ここまでいったら逆指値をプラス圏にずらす」とかとか。
エントリー後狙い目方向に進んだら、主にやることは「決済ボタンを押す」か「逆指値をずらす」の二択(・∀・)
戦略を立てる時点で狙い目方向に控える抵抗の位置や値幅(pips数)で“節目”を把握しておき、基本的にその節目に到達した時以外決済判断はしません。
※抵抗の位置に基づいた利確目標の決め方は【テクニカル部門その2】を参照。
ある程度事前にそういった節目を決めておけば、エントリー後に急な判断を迫られることもなく薄利で決済しちゃうってケースも減らせるかも。
んでpips数を基準に逆指値をずらすタイミングについてなんですが、ORZは目標の利確幅を基準に考えることが多いですね。
絶対はないですが、「ORZが中期でトレードする際はこんな感じで考えてるよ!」みたいな例を出しておくので良かったら参考にしてみてください(・∀・)
※ちょっと文章だけだとイメージしづらいと思うので、よくわからない時はORZが実際に行ったトレードを参照くだされ。
- 指値(利確)に刺さるか、逆指値(損切り)に刺さるまでひたすら放置。
→【参考トレード】EURAUDで手堅く利益を狙った戻り売りトレード!FXはいろんな戦略で効率的に攻略すべし。
【②利確目標が+50~80pipsだった場合】
- 目標pipsの半分程度(30~40pips)まで含み益が出たら、逆指値を建値に移動。→最悪でもプラマイ0の状況を作る。
- 60pips程度までいったら、相場状況によっては逆指値を+40pips程度までずらすことも。→トレール
- あとは逆指値で決済されるか、本来の利確目標に到達したら決済すればOK。
→【参考トレード】エントリーから決済まで思惑通りのトレードで+60pipsゲット!
【③利確目標が+80pips以上だった場合】
- 途中までの考え方は②と一緒。
- 一度トレールに入ったらそこから含み益が成長するごとに逆指値をずらしつつひたすらストーキング。
- ②と同じく、逆指値で切られるか本来の利確目標に到達したら決済。
また場合によっちゃテクニカル的に明らかに分が悪い展開とかもあるんで、そういった時は短期足の動き見たりして決済判断をするときもありますね(´ー`)
【参考トレード】GBPJPY押し目買いトレード!短期足で反転サインを察知し早めの撤退。
とまぁそんな感じで、エントリー後の立ち回りについては文章だけでの解説が難しくちょっとゴチャッとなっちゃいました(・д・)
正解がないところでもありますしもちろんORZの言うことが絶対ってわけでもないんですが、少しでもヒントになれば幸いです。
必要なことはじっくり時間をかけて学び身につけるべし。
さて、長かった【FXの勝ち方:テクニカル部門】コレにて終幕です!
最後までご覧いただいた方、本当にありがとうございます(´∀`)さぞ疲れたろう。
冒頭でもお話ししましたが、【資金管理・マインド部門】はまた別の機会にまとめるのでそちらもお楽しみに!
では一応最後にザックリと振り返っておきましょう。
- 1.相場環境認識:トレードに最適な相場の選択。
- 2.適切なエントリーポイントの選定:相場に合わせた手法でエントリーポイントを決定。
- 3.マルチタイムフレーム分析:複数の時間足を分析、確度の高いエントリーポイントの導き出し。
- 4.適切な決済判断・利確目標の選定:エントリー後に迷わないために決済目標を事前に決定。
- 5.戦略をまとめる〜エントリータイミング:トレードを俯瞰で見るための戦略まとめ。下位足でエントリーの最終判断。
- 6.エントリー後の立ち回り:損小利大の精神。含み益が出た際の立ち回りは節目を把握しておくことが大事。
コレらを体系的に学習し身につけていけば、自ずと一人前のトレードができるようになるはずです(´∀`)
とはいえこういったスキルやテクニックは1日1週間そこらで身につくもんじゃないので、じっくり時間をかけてモノにしていってください。
この記事、そして参考記事として紹介したページたちを何度でも読み返し学習に役立ててもらえると頑張って作った甲斐ありますw
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コメント
記事の作成お疲れ様です。
自分の場合、相場環境の認識は出来ていると思っていますが、どうにもトレンド(と思しき)相場で節目を見つけるのが苦手でして、4時間足もしくは1時間足でのローソクが移動平均線に近づいたところで短期足を見ると、ORZさんがよく言われますチャートパターンに当てはめ『反発した、反転した』と自分で決めつけてエントリーする故大体10回取引して9回は損切りになり、なかなか資金が増えないことが悩みです。尤もこの現象のそもそもの原因は“早く稼げるようにならなくては”という精神状態にあることは自分で分かってはいるんですけどね(^^;
まっつんさん、コメントありがとうございます(・∀・)
なるほどですね。
FXのトレードって如何に希望的観測を排除してテクニカル的に状況を冷静に判断できるかってところが肝だったりします。
エントリータイミングを測るときに希望的観測が先行すると、いわゆる「待てない」という現象に陥ります。
でもこればっかりは慣れていくしかないですし、最悪タイミングを逃したとしても後乗りする方法もないわけではないので気楽にいきましょう^^
ORZ
道場はギリギリ卒業していますが、
本番で「あ~どうだったけな」「確かこんな感じだったはず」
ってレベルだとやはり不安になって決済しちゃうんですよね。
ですので、もう、見返さなくてもいいようにガンガン今は見返しています。
そしてORZ師範代の流儀を完璧にマスターしておいて、今年は必ず少しずつでもいいので、
まずは今までの負けを取り戻したいと思います。
それにしても本当にわかりやすくて感謝しています。
私はORZさんにすべてをかけています。
億トレーダーになってやる(≧◇≦)
ピコピコさん、コメントありがとうございます(・∀・)
理解したようで実は理解しきれていなかったってことはよくありますからね!
そういった場合はぴこぴこさんも実践されたように何度も反復することが大事。
体に染み付かせて息を吐くように実践できるレベルを目指しましょう(`・ω・´)
目指せ億トレーダー!!
ORZ
ORZ様
今回の記事、大変復習になりました。
この順で確認しながら慎重にトレードを行えば、負けを少なくできそうですね。
私はまだまだ短期足でのエントリータイミングに課題があり、勝ち組になれず、勝てないと無茶苦茶なエントリーをしてしまう癖があります。
でも今回の記事で気付いたのは、短期足エントリーの問題ではなく、マルチタイムフレームでの環境認識が甘かったと思いました(長期足でも抵抗帯分析不足)。
そこを改善しつつ損小利大となるポイントでエントリーできるように、本年こそは勝ち組になれるように頑張って行きます。
いつも無料で役に立つ記事を提供くださり感謝致します。今度とも勉強させていただきます。
大塚さん、コメントありがとうございます(・∀・)
なるべくトレードで勝つために必要な要素は一通り詰め込んだので、この順番で学習を進めていけばある程度一人前になるためのスキルは身につくと思います。
また大塚さんの仰るように、「エントリータイミングに問題があると思ってたけど実はそれ以前の分析が甘かった」という方は結構多いんじゃないかなと思ってます。
そういった本質的な原因に気づけるかどうかで、またスキルアップのスピードも変わってきますね(´ー`)
これからも参考にしてもらえると嬉しいです♪
ORZ
いきなりで申し分ありません。FX道場を卒業させて頂いた向井と申します。
昨年末から、自身のステップアップと
日々の日記がてら、ブログを開設致しました。FXについても投稿させて頂いております。もし差し支えなければ、ブログの紹介とリンクを貼らせて頂けないでしょうか?資金管理の面から、ORZ先生のIB口座があまり使えていない状況ですが、少しでも恩返しが出来ればとの思い
と自身のブログにも、厚みが出ればと思い連絡させて頂きました。トレードの状況はやっと負けの回収が終わりかけている所でした。厚かましいお願いではありますが、ご返答の程、宜しくお願い致します。
向井さん、コメントありがとうございます(・∀・)
ブログで紹介してもらえるのは大歓迎です!
もちろんぜひお願いします^^
ORZ
ORZ先生お疲れ様です。
今回の本気でまとめてみた記事は、道場でも同様に学んだ通りで、改めて勉強になりました。未だになんでこんな所でエントリーするかな〜あと少し待てば逆行せず含み損なんか気にしなくてすむのにと言う事があります。早く脱却したいです。
記事だけでなく、まだ道場で訓練受けてない方は真・ORZのFX道場オススメします!
TAKARAさん、コメントありがとうございます(・∀・)
そうですね、道場でお教えしていることの大枠をこのページで解説してる感じです♪
FXは日々勉強と改善の繰り返しなので、焦らずいきましょー(´ω`)
ORZ