こんばんは!
FX大好きニートのORZ(おつ@NEETORZ)です(・∀・)
今回はFXの『移動平均線』をテーマに、「基本的な情報」から「期間設定・実践的な手法」などトレードでの使い方や活かし方までを網羅的に解説していきます!
「移動平均線(Moving Average)」といえば紛れもなく世界で最も有名なインジケーターの1つ。
「触ったことない」なんてトレーダーはいないんじゃないかってぐらい、広く一般的に使われております(´ω`)
英語名の「Moving Average」を略して「MA」等とも呼ばれますね。
何を隠そうORZ自身もこの移動平均線をメインに使った手法で10年以上稼ぎ続けていますし、そのほかFXで稼いでいる多くのトレーダーが使用しているため、
FXで稼ぐためには移動平均線を熟知することが不可欠
といっても過言じゃないのかなと。
FXを始めたばかりだといろんなインジケーターを試してみたくなるもんですが、まずは1つに集中して極めていくのも勝てるトレーダーへの近道。
そう言った意味でもこの“シンプルで使いやすい”移動平均線はまさにうってつけだと思います(´ー`)
FX初心者さんは今回の記事を見れば移動平均線について知るべき情報が一通り網羅できるので、ぜひ参考にしてみてください♪
では解説を始めていきますかー!
※移動平均線についてはYouTube動画でもガッツリ解説してるのでコチラも合わせてご覧くださいな(σ・∀・)σ
【概要】そもそも移動平均線とはなんですの?
早速ですが、下記画像の赤いラインが実際のチャートに表示させた移動平均線です(・∀・)
その名の通りある一定期間の価格(終値)の平均値を移動させながら結んで線を表示させるインジケーターですね。
基本的には移動平均線の「傾き」や「ローソク足との距離」、あとは2,3本表示させて「移動平均線同士の位置関係」なんかを見て相場の方向性や勢いを判断するのに活用します。
視覚的に相場の状態が一目でわかりやすいので、そういった点も多くのトレーダーに重宝されてる理由の1つだと思います。
ではこの移動平均線を根本から理解するためにも、どのように計算されてチャート上にラインが表示されるのかを詳しく見ていきましょう(`・ω・´)ゞ
※「計算式なんてどーでもいいから早くオススメの設定とか使い方を教えてよ!」って人はコチラからすっ飛んでください。
移動平均線の計算方法
移動平均線はローソク足を構成する4つの値「高値(たかね)」「始値(はじまりね)」「終値(おわりね)」「安値(やすね)」の内”終値”に焦点を当てて、指定したローソク足の本数(期間)の平均値を結んだ線です。
「ん?なんて?」と思った人は、例として移動平均線の期間を「5」で設定したときどのように移動平均線が作られるのかを一緒に考えてみましょう(´ー`)
まずローソク足1本の期間は時間足ごとに変わるので、期間設定が5の場合は「1分足なら”5分間分”」「1時間足なら”5時間分”」「日足なら”5日分”」の平均値が計算されます。
例えば日足に「期間:5」の移動平均線を表示させる時の計算式は以下のとーり↓
この計算で求められた「平均値①」が移動平均線を構成する値の“1つ目”です(・∀・)
さらに1日経って新しく日足が出来上がると、今度は期間を1日ずらしてもう一度同じ計算がされます。
先ほどの計算例だと「1日目の終値」が計算から外れて、新たに「6日目の終値」が計算に加わるって感じですね↓
そんで計算された「平均値①」と「平均値②」を結ぶことで移動平均線が出来上がるって寸法(´ω`)
あとは同じ要領で新しいローソク足が出来るごとに計算対象の足を入れ替えながら平均値を求め続けていくわけですね。
このように移動平均線は一定期間の平均値同士を結んだ線になるため、移動平均線とローソク足の位置関係を見ることで「今の値段は平均値よりも高いのか?低いのか?」が分かるのです(・∀・)
移動平均線の種類
ちなみに移動平均線は全部で3種類あります。
- 単純移動平均線:Simple Moving Average(=SMA)
- 指数平滑移動平均線:Exponential Moving Average(=EMA)
- 加重移動平均線:Weighted Moving Average(=WMA)
どれを選んだら良いのかを紹介する前に、まずはそれぞれの特徴を簡単に紹介していきますねん(σ・∀・)σ
SMA:単純移動平均線
移動平均線といえば「SMA」、というくらい世界中で1番よく使われている移動平均線です。
先ほど解説したのもこのSMAの計算式で、指定した期間の終値の平均値を結んで形成されます。
(期間を「5」にした場合「(A+B+C+D+E)÷5」という計算式になる)
MAの中でも比較的『万能タイプ』といった感じですが、デイトレやスイングといったゆったりトレードを好む人が特に活用してる印象ですね。
EMA:指数平滑移動平均線
続いてはより直近の値動きに重点を置いた移動平均線です。
「直近」、つまり1番新しい値動きに重点を置いているので、単純移動平均線よりも敏感にローソク足に反応するのが大きな特徴ですね(・ω・)
そのため計算方法も少し違っていて、この指数平滑移動平均線は「1番新しいローソク足の終値」を2回足して平均値を求めます。
期間を「5」に設定した場合は「(A+B+C+D+E+E)÷6」という計算式に。
SMAより信頼性に欠けるものの“トレンド察知が早い”と言われており、このEMAはどちらかというと『短期(スキャル)特化タイプ』といったイメージですね。
WMA:加重移動平均線
EMAと同様、SMAよりも敏感にローソク足に反応するようにと作られたのが最後に紹介する加重移動平均線(WMA)。
計算方法はこれまたややこしくて、1番古いローソク足を「×1」として、そこから新しくなるに連れて「×2、×3、×4、、、」と徐々に「加重」します。
そして算出された値を「×◯」の◯部分の合計値で割った平均値が加重移動平均線の元になってるって感じ。
(「ワケわからん!」って人は全然覚えなくてイーヨ(´﹃`)笑)
一応コチラも例を出しておきますが、同じく期間を「5」に設定した場合はこのような計算式になります↓
(A×1+B×2+C×3+D×4+E×5)÷(1+2+3+4+5)
WMAは緩やかなトレンドで使えるといったことも聞きますが、あんまり使われてる印象はないですね。ひとまずSMAとEMAだけ覚えとけば問題はないかと!
FX初心者にオススメの移動平均線の種類は?
単純移動平均線(SMA)は他2種類を含めたすべての移動平均線の基礎になっていて、一般的に「移動平均線」といえば単純移動平均線の事を指します(・∀・)
そのためとにかく使用率が高く、またたくさんの人と同じインジケーターを使うってことはそれだけ意識される相場状況やポイントもわかりやすくなるということでもあります。
なので個人的にはまず単純移動平均線を使うことをオススメしたいですね。
(そもそもインジケーターを使い慣れてない人にとってはローソク足に敏感に反応するEMAやWMAは判断しきれず迷いやすかったりで使いこなせない可能性が高い。)
何を使うかは自由ですが、なんやかんやでORZもSMA使い続けてますし、追々こだわりが出てきたら好みに合わせてEMAやWMA使ってく感じでOKかと思います♪
【オススメ設定】「短期・中期・長期」3本の移動平均線を表示
さてそんな移動平均線ですが、1本表示させただけでもなんとなーく相場状況を把握したり、それこそトレード戦略を立てることも不可能ではありません。
しかし実際のところ1本だけでは判断が難しい局面も多く、どうしても相場分析の精度が落ちちゃうんですよね。(あくまでざっくりしか判断できないから)
そのため移動平均線は「短期・中期・長期」の3本セットで使うのがオヌヌメ(・∀・)
この3本にそれぞれ“期間”を設定するんですが、一般的な組み合わせとして「20・50・100」とか「25・75・200」といった設定がよく使われてますね♪
ORZもこんな感じで「20・50・100」の組み合わせを愛用してます。
期間設定に正解はないですが、誰も見てないような期間で表示させたところで誰にも意識されない移動平均線になっちゃいますからねー。笑
移動平均線の話からは少し逸れますが、基本的にFXのトレードは何から何まで“市場に参加しているみんなと同じ目線になることが大事”です。(相場自体が市場参加者の売買によって変動してるから)
※そのあたりの詳しい解説はコチラのページでしてるので良かったらどぞ↓
であれば当然移動平均線の設定、チャート環境なんかもなるべくたくさんのトレーダーと同じ状態にできることが望ましいんですよね(´ω`)
自分に合ってるかどうかってことももちろん大事だけど、一番はその設定でちゃんと相場が反応してくれるかどうか。
「どの設定にすればいいかわからん…」って人はまず真似するところからでも良いので、今回ご紹介したORZの設定「20・50・100」を参考にしてみてください♪
【基本性能】チャンスを知らせる移動平均線のパターン
さて、基本的な概要から設定までお話できたので、ここからは具体的な使い方・見方について解説していきましょー(・∀・)
まずは移動平均線を使うにあたり必ず知っておきたい「チャンス相場を知らせる2つのパターン」ですね。
- ①ゴールデンクロス(デッドクロス)
- ②パーフェクトオーダー
トレンド転換の予兆「ゴールデンクロス(デッドクロス)」
移動平均線を2〜3本表示してチャートを見てると、線同士が違う方向を向きながらクロスする時があるんですが、その現象は以下のように呼ばれます。
- 期間の短い線が長い線を下から上に抜ける→『ゴールデンクロス』≒上昇トレンドの予兆
- 期間の短い線が長い線を上から下に抜ける→『デッドクロス』≒下降トレンドの予兆
ちなみにトレンド発生の予兆=新たなトレンドが発生するということは、それまで続いていたトレンドの終了も意味するので、
「ゴールデンクロス≒下降トレンドの終了」「デッドクロス≒上昇トレンドの終了」と判断する人も多いですね(´∀`)
- 期間の短い線が長い線を下から上に抜ける
- 上昇トレンドの予兆(≒下降トレンド終了の予兆)
- 期間の短い線が長い線を上から下に抜ける
- 下降トレンドの予兆(≒上昇トレンド終了の予兆)
1つ注意点として、これらのクロスはあくまでトレンドの予兆を示唆するモノであり、エントリーポイントの「サイン」と呼べるモノではありません。
「移動平均線がクロスしたからエントリーのチャンス!」って勘違いしちゃう初心者さんが結構多いのよね。。
クロスによっていち早くトレンドの初動を察知し、チャンス相場に備えることはできますがソレはソレ。
ゴールデンクロス(デッドクロス)の本質については別の記事でガッツリ語っておりますので、変に勘違いして失敗しないためにもぜひチェックしてみてくださいな(σ・∀・)σ
稼げるチャンスの予兆「パーフェクトオーダー」
続いてもう1つのパターン『パーフェクトオーダー』ですが、これは今お話ししたクロス(≒トレンドの“予兆”)と違って明確にチャンスが近づいてるパターンです。
どのような状態かというと、トレンド中に短期・中期・長期3本の移動平均線が重ならず同じ方向に向かってキレイに並んでる・傾斜している状態ですね(・∀・)
基本的には勢いの強いトレンド中に見られるので、まぁ「トレンドフォロー」で狙っていくのが常套手段と言えるかと思います。
またこういった勢いの強い・方向性の明確な相場はそれだけでチャンスと言ってもいいですが、とはいえコチラもまだ「エントリーサイン」とは言えず(´﹃`)
つい流れのままにヒョイっと乗っかってしまいたくなりますが、相場は常に一方向に動いてるわけじゃないため根拠を持って然るべきポイントでエントリーすることが大事。
移動平均線を使った最低限且つ優秀な手法『押し目買い・戻り売り』については後述するので、ぜひそちらも参考にしてってください!
【実践①】FXで大活躍!移動平均線の“相場状況”把握能力
そんなわけでここからはいよいよ移動平均線の実践的な活用方法について(o・∀・)ノ
実践的な活用方法その①
移動平均線を表示させることで現在の相場状況をパッと見で理解しやすくなる!
- ローソク足が移動平均線より上にある時『強気な相場(=上昇トレンド)』
- ローソク足が移動平均線より下にある時『弱気な相場(=下降トレンド)』
- ローソク足と移動平均線が重なる時『横ばい相場(=レンジ相場)』
このように移動平均線は1本だけでもその「傾き」や「ローソク足との位置関係」からおおよその相場状況を把握することができます。
そしてさらに、複数の移動平均線を組み合わせることでその信頼性はUP!
ここまでで紹介した『クロス』や『パーフェクトオーダー』ももちろん相場状況を判断する材料になります(・ω・)
複数の移動平均線でトレンドやレンジを把握すべし!
【①移動平均線3本がすべて上向きor下向きなら文句なしのトレンド相場】
たとえば移動平均線が3本とも上向きの場合「短期・中期・長期間で価格の平均値がどんどん上がっている」という事なので、相場は上昇トレンドと見ることができます。
反対に全て下向きなら平均値がどんどん下がっているということなのでコチラは下降トレンド。
移動平均線のクロスがトレンド発生のキッカケ、そしてパーフェクトオーダーになる頃にはトレンドとしてしっかりと熟している状態って感じですかね。
【②移動平均線3本が絡み合うと行ったり来たりのレンジ相場】
一方このように移動平均線3本が絡み合う相場は平均値付近をウロチョロしてるということなので、あまり方向感のないレンジ相場と見ることができます。
レンジ相場はMA100(長期)がほとんど横ばいになり、MA20(短期)とMA50(中期)が上下に行ったりきたり動いてるのが特徴の一つですね(・∀・)
ちなみにORZはこの移動平均線と一目均衡表の『雲』を合わせて使うことでよりシンプルにパッと見で相場状況を捉えやすくしてます。
そちらの分析方法が気になる方は下記ページもチェック!
【実践②】移動平均線で“反発ポイント”を狙う手法
実践的な活用方法その②
移動平均線を表示させることで相場の反発ポイントが見つけやすくなる!
相場はどんなに勢いが強くとも常に一方向に突き進むことはなく、ある程度上下しながら高値・安値を更新していきます。
そしてこの上下の反発する動きを過去の値動き・パターンなどを元に分析しつつ、『エントリーポイント』を導き出していくわけですが…
実は移動平均線が示す平均的な価格が反発のポイントとして意識されることが多いんですよね(´ー`)
例えばこの画像はローソク足のみのチャートですが、当然これだけだと「どこで価格が反発するのか?」の目安が判断できません。
じゃあここに移動平均線を表示させてみると…
ローソク足が移動平均線に沿うように動いていて、また移動平均線付近でバイーンと跳ね返っているのがわかりますかね(・∀・)
これはつまり移動平均線が多くのトレーダーに反発ポイント(抵抗)として意識されているということ。
何度も言うように移動平均線は一定期間の値動きの平均値を表したモノです。
テストの平均点や平均年収、平均年齢などなど、世の中のあらゆる指標は平均値を目安のポイントとして判断されますし、FXも例外ではないってわけですね♪
「平均値=反発ポイント」で押し目買い・戻り売り
では先ほどの画像で実際どんな風にポジションを持つかというとこんな感じ↓
◎移動平均線が上に向いている時、大きな流れは上方向
→移動平均線付近で反発したところで買う
◎逆に移動平均線が下に向いている時、大きな流れは下方向
→移動平均線付近で反発したところで売る
トレンド相場を攻略する際は基本的に相場の流れに沿って狙うのが主流になりますが、そういった仕掛け方を「順張り」と言います。
また上記のように上昇トレンド中の抵抗から反発した瞬間を狙うのが『押し目買い』、反対に下降トレンドで反発した瞬間を狙うのが『戻り売り』と呼ばれます(´ω`)
押し目買い(戻り売り)は相場の「上下に波打ちながら推移する」という特性を考慮し、“損切りにかかりづらい優位なポイントを狙うための手法”です。
移動平均線同様、非常に多くのトレーダーが使っており、トレンド相場を攻略するなら必須のスキルなので良かったら下記ページを参考にしてみください(・ω・)σ
【おまけ】合わせて役立つ「グランビルの法則」「ダウ理論」
てなわけで実践的なお話もしてきましたが、そもそも何で移動平均線で反発が起きるのか?気になる人もいるでしょう。
FXには移動平均線とローソク足の位置関係から“8つの売買ポイント”がわかる『グランビルの法則』なるモノがあります(・∀・)
ズバリ先ほど説明した押し目買いや戻り売りはこの法則が大元なんですよね。
焦って勉強する必要はないですが、根本的なところから理解しておくことも大事なので移動平均線の基本的な使い方がわかってきたらコチラも読み進めてみてください。
それともう1つ、先ほど移動平均線を使った“相場状況の把握方法”を解説しましたが、コレにかの有名な『ダウ理論』を組み合わせるとより精度の高い分析が可能になります。
詳しいやり方は下記ページで解説してるので、コチラも追々ご活用くださいな(σ・∀・)σ
移動平均線は一家に一台欲しい優秀なインジケーター
さて、ここまででわかるとーり、移動平均線はシンプルな見た目・性能ながら相場分析やエントリーなど、非常に幅広い場面で活躍できるインジケーターです。
それ故に世界中のFXトレーダーに愛用され、またそれによって移動平均線を使うみんなが同じ目線・ポイントを意識するようになるという好循環。
まさにキングオブインジケーターと言って良いでしょう(´∀`)
移動平均線を効果的に使えるようになれば、『狙いやすい相場』『勝ちやすそうなエントリーポイント』などが見えるようになってきます。
ORZ自身も移動平均線と一目均衡表を使ったシンプルな手法で日々相場を攻略してるので、手法が気になる方はコチラのページも参考にしてみてください。
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