トレンド転換の判断方法!ダウ理論・インジケーターでシグナルをキャッチ

今日のFXブログは「トレンド転換がどこで起こるのか?」その判断方法を見ていきましょう(・∀・)

トレンドの転換点を見極められるようになることで、トレンドフォローで持っていたポジションの含み益を、なるべく減らさないで利確できたりします^^

それだけでなく、トレンドが転換し終わりを迎えることで、また次の新しいトレンドが発生したりもするので、転換点の判断は新たなポジションを建てるチャンスを見極められるようにもなるのです。

トレンド転換が判断できるようになれば、エントリーにも決済にも使える = 1粒で二度美味しいってわけですな(´ー`)

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動画では実際のチャートの動き付きで解説しているので、音を出して聞ける方、ザックリと概要を理解したい方はこちらもオススメ!

トレンド転換についてじっくり見ていきたい方はこのまま読み進めてくだされ♪

トレンド転換は事前に予兆(シグナル)が現れる

下降から上昇へのトレンド転換

チャートは後になってから見ると、「トレンドが転換し、逆のトレンドへと推移したんだな」とわかるのですが、トレードで利益をあげようと思ったら、リアルタイムで動いているチャートから様々な判断をしていかなければなりません。

例えば上の画像のように勢いの良い下降トレンドで売りポジションを持っていて含み益だったとしても、トレンド転換を予測できずに呑気に見ていたら徐々に含み益が減り続け、最終的には含み損にまでなってしまうでしょう( ゚Д゚)

そうならないためにも、トレンド転換の予兆を察知して、いち早く対応できるようにしていきましょう!

トレンドが完全に転換する前に、チャートには「これから転換していくかもよ!」という予兆(シグナル)がいくつか現れるのです。

今回は3つほどシグナルを見ていきましょう!

トレンドの終わりの始まり。ダウ理論の切り上げ・切り下げシグナル

ダウ理論って何やねん?って方はまずはこちらをどうぞ。

→テクニカル分析の基礎、ダウ理論を知れば負けトレードが少なくなるお!

トレンド転換の予兆として、割とわかりやすいのがダウ理論のトレンドの定義が崩れたポイントです(・∀・)

トレンドの定義
・高値、安値が両方とも切り上げていくことで上昇トレンドとなる
・高値、安値が両方とも切り下げていくことで下降トレンドとなる

というか、ダウ理論ではこの定義が明確に崩れるサインが出るまでトレンドは継続するって感じです!

もちろん、この定義が崩れたとしても100%トレンドが転換していくのかというと、そうでもないのですが「予兆」ポイントとしてけっこう優秀です^^

高値・安値切り上げ失敗

特に画像のように、分かりやすく高値安値切り上げ切り下げて推移しているトレンドでは市場参加者の多くがダウ理論のトレンド定義を意識すると考えられるので、トレンド転換の予兆として機能する確度が高いと言えます(´ー`)

赤丸の高値を更新できず前回安値を割ってきたあたりでトレンドの転換を意識した方がいいでしょう。

実際にその後の値動きは、しばらくもみあった後にズルズルと下落しているので、ダウさんのトレンド定義が崩れたあたりがトレンド転換の警戒ポイントとして機能していますね!

反転のチャートパターンが転換シグナルとして見やすい

ローソク足のパターンを熟知している方は、トレンド継続中に反転のチャートパターンが現れたらトレンド転換への警戒が必要って覚えておくと分かりやすいかも(´ー`)

具体的には、有名な転換チャートパターンであるダブルトップ・ボトムや三尊(トリプルトップ)・逆三尊をトレンド転換シグナルとしてみていくと良いですね。

ダブルボトムの転換

三尊の転換

要は先ほどのダウ理論の高値安値切り上げ切り下げに失敗したポイントとほぼイコールでもあるわけですが(´ー`)

チャートパターンとしてみていった方が分かりやすいですし、ネックラインを抜けたあとは勢いよく動いたりするので、より注意したいポイントです。

反転のチャートパターンに関してはこちらで詳しく解説しているので、よかったらどうぞ

ダブルトップ・ダブルボトムを上手に活用してチャートを攻略する方法!

三尊(天井)とは?実践で120%使いこなすために必要なこと!

高値・安値更新の勢いとミニレンジ相場も転換シグナル

ある程度トレンドが続いた後に高値・安値の更新に勢いがなくなったり、一定の価格帯で反発するような動きを見せたときも転換の予兆として注目しておきたいポイントです。

ミニレンジ

更新に勢いがなかったらり、なかなか更新できずにモジモジしているような価格推移 =【ちっちゃいレンジ】だと、市場参加者も

「あれ、ちょとトレンド継続が怪しいぞ。そろそろ利確しておくかな」と考えやすく、その利確が利確を呼び→新規売買→トレンド転換が起こるパターンも多いと考えられます。

トレンドからレンジからトレンド

ただし、上の画像のようにもみ合った後、結局トレンドが継続して行くのも良く見かけるパターンではあるので、モジモジし出した後の高値・安値更新を合わせた判断をするのが無難かなと思います。

画像はいわゆるフラッグパターンで逆にトレンド継続のシグナルです。

それまでのトレンド相場でポジションを持っていて含み益の状態であれば、更新の勢いがなくなったりレンジのように動くのであれば一旦利確。

トレンドが継続するのを見極めた後に、再びポジションを取りなおすのも良いかもしれませんね(´ー`)

どこでトレンドが転換したと判断するのか?転換点を探る

3つの転換の予兆(シグナル)を見てきましたが、じゃあ実際どこで「トレンドが転換した!」と判断すれば良いのか。

これに関しては、先程のダウ理論的、切り上げ・切り下げが止まったところを、そのままトレンド転換点として「トレンドが転換したポイントである」と判断する方も多いかもしれませんね!

じわじわ動くトレンド

しかし上の画像のように、じわじわと価格を更新しつつ一時的に強い戻しがあるようなトレンドもあったりするので、こうなるとどこで切り上げ・切り下げが止まったと判断するのか?

リアルタイムで判断するのは結構難しくもあります(´ー`)

後から見れば分かるんですが、このようなチャートがリアルタイムで動いているのを想像してみると判断に迷うことは容易に想像できますね。

ORZはトレンド転換点をインジケーターで判断してます

なので、自分の場合もう少し広めに「トレンド」を捉えていて、移動平均線(SMA)の期間100を抜けきる(ブレイク)ポイントでトレンドの転換を判断しています!

移動平均線でのトレンド転換判断

移動平均線100を価格が抜けるまでは、高値・安値の切り上げ・切り下げが止まる、といったシグナルが出ても基本はトレンド継続として判断しております(´ー`)

ただ、移動平均線100をブレイクしたらそこがトレンド転換点。
との判断はわかりやすくて迷いが生まれにくいのですが、それだけ相場の動きを見届けてからの遅れた判断にはなります。

なので、見方を変えれば判断できるまでにはすっかりトレンドが転換し切っているということでもあります。

トレンド転換の図

新規エントリー時のテクニカル分析として、移動平均線100のブレイクで相場が転換したと判断し、そこからレンジや新たなトレンドへの転換を考えトレード戦略を考えるとかであれば良いのですが…

例えばトレンド上の画像の「売」からポジション持っていたとして。

移動平均線100のブレイクを待っていては、転換を判断したとて結構含み益を減らしてしまうという事態が起こります(´ー`)

そのためにも先ほどの前兆シグナルを見ていくわけですが、チャートの値動きをリアルタイムで判断していくのは意外と難しかったりするんですよね(・∀・)

トレンド転換のシグナル・転換点はインジケーターを見て判断

そこで、特に初心者さんやチャートに張り付いてパターン形成を見ていられる暇がないって方にオススメなのが、インジケーターでトレンド転換の前兆を丸っと判断するやり方です。

ここからはORZが普段使いで活躍している移動平均線(20/50/100)と雲(一目均衡表)を使った、判断方法を解説していきます!

それぞれのインジケーターについて詳しくは以下のリンクを参考にどうぞ

移動平均線の性能を120%引き出す使い方!FXを知り尽くしたプロ視点で解説!

初心者の方にもオススメ!一目均衡表の優秀さを知ろう!

移動平均線(SMA)20が転換シグナルのひとつ

移動平均線の期間20は抵抗帯の一つとして見ることができるので、ここを価格が抜けるとトレンド転換に繋がりやすくなると考えられます。

特に連続して移動平均線20で反発を繰り返し推移しているようなチャートでは、移動平均線20がトレンドラインのような役割をしていると考えられるので、このポイントを抜けるということはラインブレイクとなり、逆行の勢いが増すポイントとして見れるのです。

移動平均線の20抜ける

インジケーターが目印だと分かりやすいですよね♪

移動平均線の期間50にも同じことがいえますが、より早く反応する移動平均線20をORZ的にはトレンド転換の前兆シグナルとして判断し、トレンドフォローしていたら決済したりしますね(・∀・)

移動平均線20と50のゴールデンクロス・デッドクロスよりも出現ポイントが早いので、なるべく含み益が減らないうちに決済を行うことが可能です。

もちろん、そのあとに押し目や戻り目となり、トレンドが継続するということも良くあるのですが、それはそれでまたポジションを持ち直せばOKかなと考えています。

一目均衡表の先行雲が薄く、反転してる時

雲の転換ポイント

もう一つのインジケーター、一目均衡表の【雲】もまた転換シグナルとして使えたりします!

相場の先を行く未来雲の育ち方も参考にしてみましょう(・∀・)
ローソク足の右横で雲が薄くなって反転していたら(ねじれ)トレンド転換を疑って見ます。

雲の計算式として、価格変動を前倒しで表示されているって感じなので、先に薄い雲やトレンドと逆方向の雲が現れる(雲のねじれ)ということは、ちょっと前に勢いが抑えられたり、逆方向への値動きが現れているということなので、当たり前っちゃ当たり前なのですが。

これだけでトレンドの終わりを見極めることは難しいですが、他の“前兆”と合わせて未来雲の動き、反転、逆方向への膨らみ方などを参考にして行くことで、トレンド終わりをいち早く察知する判断材料になるのです(´ー`)

インジケーターやパターンでトレンド転換を見極めよう

幾つかご紹介してみましたが、このような感じでインジケーターや、プライスアクション、チャートパターンなどのトレンドの終わりのシグナルを感じ取る事ができます。

こうした完全に転換する前のシグナルが出た場合は、ポジションを保有しているなら決済しちゃうことをオススメしますね(´ー`)

また、どこの点を「トレンド転換点」と見るかは難しく、リアルタイムに見ているとまあ迷うものなので、あまり「転換点」の判断にこだわり過ぎず、紹介した移動平均線100とかをベースに

ORZ
ORZ

この辺りまでくればまあトレンド転換と判断しても良いよね

くらいの気持ちでOKだと思います♪

完璧な価格変動の予測は不可能なので、ある程度は許容して様々な判断を下していきましょう(・∀・)

ちなみに…
これらテクニカルのシグナルもないまま、ファンダメンタルズ的な要因で突如としてトレンドが終わりを迎えることも、ままあります( ゚Д゚)

ファンダメンタルズ要因のトレンド転換

 

無慈悲なTREND NO OWARI(・∀・)☆
このようなことが起こり得るのがFXですので、ポジションを持つときは損切りラインを設定したり、テクニカルも過信し過ぎないように臨機応変に立ち回ることも大事です。

しかし。

トレンドが終わったということは・・・また一つ新たなトレンドが生まれるということ(レンジの場合もあるけど)・・・!

こうした理不尽な動きもうまく対応して、逆に利用してやるくらいの気持ちでチャートを見ていきましょう!

トレンド判断できるけどうまく乗れない!トレンドに乗っかってエントリーしたい!
という方は自分がお教えしているFX道場を参考にどうぞ(-∀-)

相場環境認識からしっかり学んで、損小利大のトレードを習得して行きましょう♪

では今日のFXブログはこのへんで!

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    コメント

    1. なべいち より:

      こんばんは!
      参考になります(*゚▽゚)
      MA100のブレイクは教えていただいて理解していましたがその前兆を知ることができて有難いです!
      いつも為になることを的確に教えてもらえて本当に助かります(´∀`)

      • FXプロニートORZ(おつ) neetfx より:

        なべいちさんコメントありがとうございますー(・∀・)
        トレンドの前兆を知ることができれば相場転換を懸念しながら
        様々な判断をすることができるのでエントリータイミングや、決済タイミングで
        より相場の動きを汲み取った決断をすることができるようになるはずです^^

        ぜひ参考にしてみてください〜

        ORZ

    2. FX皇帝 より:

      ORZ師匠様
      今回も国宝級の記事ですねぇ~!
      とてもためになります!
      どこで入ったらいいの?という問題の次には、どこで降りたらいいの??という問題が控えてますね。
      エントリーの精度の向上もたゆまぬ熟練が必要ですが、
      この降りるポイントって、意外に、いや実はかなり難問だと感じています。
      降りた後に、まだまだぐんぐん伸びていく姿を見たときは、呆然です(゜Д゜)
      今まで何度、そんな目に遭遇したことか。。。(ToT)
      エントリーも根拠あるポイントでのエントリー。エグジットも根拠あるポイントでのエグジットと。
      今ではORZ師匠の教えを元にマイルールを設けて、エグジットは淡々とマイルールを守るようにしています。
      マイルールも試行錯誤や調整の連続ですが、だんだんと精度が上がってきている実感があります。

      あ、それから、トレンドの終わりに、断末魔の叫びのように長大ヒゲが出現することがありますね。
      私は、勝手に、『ジェット』と名付けています。
      星がブラックホールに吸い込まれるとき、断末魔の叫びのように、ものすごいジェットが一直線に放射されるところから、命名しました。(笑)
      ジェットを見たら、逃げるようにしてます。(*^_^*)

      • FXプロニートORZ(おつ) neetfx より:

        FX皇帝さんこんばんは☆
        コメントありがとうございます(・∀・)

        いつもブログみてくださって嬉しいです♪
        エントリーについては掘り下げが進んでいる方も多いと思うのですが、決済タイミングについては悩まれている方も多い中、ブログとしては触れていくことが少なかったので今回意識的に書いてみました^^
        含み益中での決済であればどのポイントであっても利益が出ているという意味では十分だと思うのですが、更にその中でベストなポイント選びをしたがるのが人間の性ですよねw
        ましてや決済後に含み益方向に伸びたとあってはおっしゃる通り唖然(゜Д゜)ですw

        そんなこともできるだけ無くしていってもらえるように決済タイミングについてもこれから掘り下げて取り上げて行くのでコレカラも当ブログを楽しみに☆

        ちなみに『ジェット』と名付けられたヒゲローソク、ありますよねw
        そしてトレンド終わりの前兆としても材料になりますね〜w
        これについてもできたらブログで追記しておきます(・∀・)

        ORZ

    3. やすノン より:

      ORZさんおはようございます^ ^
      今回も為になる記事ありがとうございます!
      私も利確のタイミングで悩んでいたので、今回の記事を参考にトレンドが終わりそうかな?と自分でしっかりと考えて、利益を伸ばせそうなら伸ばして、ダメそうなら少しでも早く撤退できるように実践を繰り返して経験を積んでいきたいと思います。
      ちなみに私はSEKAI NO OWARIめっちゃ好きですw

      • FXプロニートORZ(おつ) neetfx より:

        やすノンさんこんばんは☆
        コメントありがとうございます(・∀・)
        SEKAI NO OWARIのファンでしたかw
        自分も結構好きなのでブログで取り上げてしまいましたw

        利確のポイント選びって嬉しい悩みというか(いや、切実なんですが。)悩ましいですよね!
        まだまだトレンド終わりの前兆はあるのでブログで取り上げて紹介してけたらと思います^^

        ORZ

    4. ひろしねこ より:

      こんにちは。
      昨日の金利発表後、ポンドドルで1.22970でロングで飛び乗り、60ピプスゲッツ(σ゚∀゚)σしました。が….4時間足の直近高値を抜けたら走ると思っていたとはいえ、飛び乗りとか危険な事をしてしまった事に反省しています。下手すりゃ一瞬で損切りですからね….
      気を付けます(;´д`)

      ポンドドルはまた落ちてきたら買いたいです。しかしもう少し上には硬いレジスタンスラインがあるので気を付けてトレードしたいです。

      • ひろしねこ より:

        間違えました。一時間足の直近高値でした。
        すいませんでした。

      • FXプロニートORZ(おつ) neetfx より:

        ひろしねこさん、コメントありがとうございます♪

        なるほど、少々危ない橋をお渡りになったようで、、、^^;
        とはいえ、60pipsおめでとうございます(´ー`)ノ

        今回の上昇は結構勢いもあり、自分も飛び乗りたい気持ちを抑えて見守っておりました(´ー`)
        んがしかし、やはり経済指標の値動きはいつ反転するかもわからないので、お気持ちはわかりますが、そこはグッ!!とこらえていただき、できるだけ「飛び乗りトレード」は避けるようこころがけてくださいね(・∀・)

        ポンドは未だに激しい値動きを繰り返しているので、しっかりと相場分析しながらトレードしてくださいね♪