【保存版】移動平均線の使い方!現役で使い倒しているORZが解説

はじめまして。ORZ(おつ)と申します。
チャートを見ながら、日がな一日ダラダラしているニートでございます(´σー`)ホジホジ

FXを始めて早15年ほど経っていますが、片時も移動平均線を手放したことはありません。そのくらい移動平均線にフェティシズムを感じています。ε-(´Д`*)ハァハァ

そんなニートがお送りする「海外FXブログ」。こちらのカテゴリーはみんな大好き「移動平均線」の特集です(・∀・)

移動平均線はその名を知らぬ者はいない、というくらい超・超・超有名なインジケーターです。しかし、あまりにも有名なせいか移動平均線の特徴・種類・設定方法などの「基礎知識」が疎かになっている、という方も多いと思います。

こりゃいかん(´ー`)

「FXは移動平均線に始まり、移動平均線に終わる」というくらい、移動平均線はFXを攻略する為に欠かせないツールです。

それ故に、本・WEBで見つけたテクニックを実戦で役立てるには、基礎基本を徹底して理解・習得しなければなりません。

今ご覧になっているこのページには、「移動平均線の超・基本的な知識」「FX歴15年の勝ち組ニートが選んだ応用テクニック」を順序立てて収録してあります。

つまり、この記事を読めば移動平均線の性能を120%引き出す使い方を学べるということです(・∀・)ウヘヘ
FXをキャプチャー(攻略)するにはマスト(必須)なムービング・アベレージ(移動平均線)を徹底的に使い倒せるようになりましょう!

そもそも移動平均線とは?

そもそも移動平均線とはどんなインジケーターなのか?
まずは小学生にもわかるように、超・超・超基本的なところからおさらいしましょう(´ー`)

移動平均線は「何の?」平均線?

まず、移動平均線はローソク足を構成する4つの値「高値(たかね)」「始値(はじまりね)」「終値(おわりね)」「安値(やすね)」の内、”終値”に焦点を当ています。

ローソク足の構成図と終値同士結んでいる様子を表した画像

つまり、移動平均線は「指定したローソク足の本数分の終値の平均値同士を結んだ線」のことなのです。
設定期間を「5」にすると、「5本分のローソク足の終値」を合計して5で割った値(平均値)が基準になります(´ー`)

なぜ終値なのか?

ローソク足の構成図と終値同士結んでいる様子を表した画像
「終値」は、ローソク足が出来上がる期間(日足なら1日、時間足なら数時間)の中で1番最後に付いた値段の事で、FXに限らず株でも金でも1番重要視されている値段です。

もちろん、移動平均線の設定次第で基準を「高値」にも「始値」にもできます。しかし、インジケーターの設定をする時は「より多くの人が見ている基準値の方が信頼性が高い」と言われているので、9割以上の人は「終値」を基準に移動平均線を表示させているのです。

では次に、移動平均線を実際に計算してみましょう(´ー`)

移動平均線の計算方法

ここでは、仮に移動平均線の期間を「5(本分)」に設定したとします。

この時どのように移動平均線が出来上がるのかを考えてみると、まずローソク足の期間は時間軸ごとに変わりますので「1分足なら”5分”」「1時間足なら”5時間”」「日足なら”5日”」となります。

例えば、日足に「期間:5」の移動平均線を表示させると下のような計算がされます。

(1日目の終値+2日目の終値+3日目の終値+4日目の終値+5日目の終値)÷5=平均値①
ローソク足5本の終値から平均値を出しているイラスト

この計算で求められた「平均値①」が、移動平均線を構成する値の1つ目です。
そして1日経ち新しく日足が出来上がると、期間を1日ずらしてもう一度同じ計算がされます。上の計算例では「1日目の終値」が計算から外れて、新たに「6日目の終値」が計算に加わります(・∀・)

(2日目の終値+3日目の終値+4日目の終値+5日目の終値+6日目の終値)÷5=平均値②
期間をずらして計算しながら徐々に移動平均線が出来上がるイラスト

そして、計算された「平均値①」と「平均値②」を結べば移動平均線の出来上がり^^
あとは同じ要領で、新しい足が出来るごとに古い足と新しい足を入れ替えながら平均値を求め続けていくわけです。

移動平均線の種類と選び方

移動平均線は全部で3種類あります。
・単純移動平均線:Simple Moving Average(SMA)
・指数平滑移動平均線:Exponential Moving Average(EMA)
・加重移動平均線:Weighted Moving Average(WMA)

どれを選んだら良いのかを紹介する前に、まずはそれぞれの特徴を紹介します^^

SMA:単純移動平均線

チャートにSMAを表示させた画像
移動平均線といえば「SMA」、というくらい世界中で1番よく使われている移動平均線です。
指定した期間の終値の平均値を結んで形成されるタイプで、仮に期間を「5」にした場合「(A+B+C+D+E)÷5」という計算式になります。

EMA:指数平滑移動平均線

チャートにSMAとEMAを表示させた画像
直近の値動きに重点を置いた移動平均線です。
「直近」というのは、つまり”1番新しい値動きに重点を置いている”ということで、単純移動平均線よりも敏感にローソク足に反応するようになっています。もちろん、計算方法も少し違います。

指数平滑移動平均線は「1番新しいローソク足の終値」を2回足して平均値を求めます。仮に期間を「5」に設定した場合でも「(A+B+C+D+E+E)÷6」このような式になります。

WMA:加重移動平均線

チャートにSMAとEMAとWMAを表示させた画像
EMAと同様にSMAよりも敏感にローソク足に反応するようにと作られたのが、加重移動平均線(WMA)です。
計算方法はこれまた特殊なのですが、簡単に言ってしまえば1番古いローソク足を「×1」として、そこから新しくなるに連れて「×2、×3、×4、、、」と徐々に「加重」します。
そして、算出された値を「×◯」の◯部分の合計値で割った平均値が、加重移動平均線の元になっています。例えば、期間を「5」に設定した場合を計算してみると

(A×1+B×2+C×3+D×4+E×5)÷(1+2+3+4+5)

このような計算式になります(´ー`)

3つの内どれを選べば良いのか?

まずは単純移動平均線を使いましょう^^

そもそも単純移動平均線(SMA)は他2種類の移動平均線の基礎になっていて、一般的に「移動平均線」といえば”単純移動平均線”の事を指します。
また、移動平均線を使い慣れていない方にとって、ローソク足に敏感に反応するEMA・WMAだと判断しきれず迷いやすいです。

徐々になれてきたら、好みに合わせてEMA、WMAに変えればOK♪

移動平均線の基本設定の紹介

一言に「移動平均線の設定を変更する」と言っても設定できる項目は多いです。チャートアプリにもよりますが、少なくとも5〜7項目、多ければ10項目はあります。では、これら全てを自分仕様に設定するのが理想か?と言うと、答えはNO(´ー`)

設定を変更したほうが良いのは「期間」「本数」「見た目(色、太さ)」の3項目。超・基本的な項目ではありますが、1番重要なところです^^

まずは、設定すると何がどう変わるのか?どんなメリットがあるのか?紹介します♪

「設定」を変えると何が変わるのか?

移動平均線の設定を変える時、1番つまずきやすいのがこの部分です。「そもそもどこをいじると何が変わるのか?」これがわかってないと何もできませんからね^^;

わけも分からず適当にイジって破茶滅茶な設定になってしまうのもイヤですから、まずはそこからお話をしまっする(・∀・)

期間で「ローソク足との距離」が変わる

移動平均線はローソク足の終値(おわりね)の平均値を計算してできる線です。5SMAならローソク足5本分。20SMAならローソク足20本分ですね。

そのため、平均値の算出元になるローソク足の本数が増えるほど、ローソク足との距離が離れます。つまり、ローソク足から離れた位置で比較的なめらかな角度で推移をするのです。

200SMAを表示させたチャート画像

↑この画像に表示させているのは200SMAです。日足に表示させているので「200日線」とも呼びます。パッと見で分かると思いますが、ローソク足からだいぶ離れている位置に移動平均線があります。

また、ローソク足から離れるとローソク足の動きへの反応(シンクロ率)も下がります。

200SMAを表示させたチャートにシンクロ率を記入した画像

先ほどと同じチャートを見てもわかるように、ローソク足は忙しなく上がったり下がったりしているのに対し、200SMAはゆったりとした大きな弧を描きながら動いているのが分かると思います(´ー`)

このように、移動平均線は期間を大きくすればそれだけローソク足から離れ、動きも緩やかになります。
逆に、期間を小さくすればローソク足に近づき、動きも機敏になります

本数で「分析のしやすさ」が変わる

ローソク足の距離や反応の仕方を見るために、先程200SMAをチャートに表示させました。下に同じチャートの画像を表示させていますが、これを見て何を分析できるでしょうか?

200SMAを表示させたチャート画像

正直、全然わかりませんよね(笑)
せいぜい「斜めになってるから、、、、傾いてる方向にトレンドが向いているのかな?」くらいだと思います。

なので、このチャートをより分析しやすくするために「短期線」「中期線」も加えて、合計3本の移動平均線でチャートを見てみましょう。期間はそれぞれ「短期:25」「中期:75」とします。

移動平均線を3本表示させたチャート画像

↑200SMA(長期線)1本だったときと比べても、パッと見で何となく見やすくなった気がしませんか?^^
改めて移動平均線を3本並べた状態で何が分かるのかチャートに書き込んでみると、、、、

移動平均線を3本表示させたチャートに分かることを記入した画像
長期線と中期線の乖離はあまり変わらないが、短期線と中期線の乖離が縮まっているので、短・中期的な流れは弱まっている。
短期線と中期線がゴールデンクロスしているので、下落の勢いが弱まっている。
ローソク足が移動平均線を下から上に乗り越えているので、下落の勢いが弱まり、上昇傾向にある。

↑このように移動平均線同士の距離、傾き、クロスしている・いないで色んなことを読み取ることができます。

これは、期間の違う(反応の違う)移動平均線を並べたことで「短期>中期>長期」と順番に反応をするようになるからです(´ー`)

つまり移動平均線の反応の時差を上手く利用することで、線同士の位置関係からトレンドの状況をより分析しやすくなる、ということ♪

ちなみに「短期・中期・長期」の組み合わせは鉄板です。
他にも「短期・短期・長期」などの組み合わせや、「短期×6、長期×6」なんて組み合わせもあります^^

見た目で「気分(モチベーション)」が変わる

移動平均線は「見やすさ」も重視しましょう♪
例えば、通勤途中にスマホでチャートを見ている時、背景色とローソク足が似た色だったり、線自体が細すぎると凄く見にくいですよね?原色ばかりだと目がチカチカしちゃいますし(笑)

分析する時のストレスを減らせるよう環境を整えることもFXでは大切です。自分が好きな色に設定するのも良いですが、見やすい・わかりやすい・目に優しい色設定も検討してみましょう♪

オススメの色設定は「黒背景に蛍光色orビビッドな原色」「白背景に落ち着いたパステルカラー」です(・∀・)

黒背景に蛍光色orビビッドな原色

チャートの色設定①

白背景に落ち着いたパステルカラー

チャートの色設定②

トレードスタイル別のオススメ期間設定

移動平均線の期間設定をする時、忘れてはならないのがトレードスタイルです。

たとえば、スキャルピングのように数秒〜数分で決着を付けなければならないトレードスタイルで、100〜200SMAのような広い期間の移動平均線を設定するメリットはありません。むしろ、判断が遅れてしまう原因になりかねませんよね?(´°ω°`)

逆に、5〜10SMAといった狭い期間で設定をすれば、分析の精度も上がり、ここぞばかりに現れたチャンスを逃すことなく勝ち取ることが出来ます!

ここでは、どのトレードスタイルに、どのくらいの期間設定がオススメなのかを紹介します^^

スキャルピング

トレードスタイル 移動平均線の組み合わせ方 オススメの期間
スキャル 短期、短期、中期 2〜40の間で3本
スキャルピングの移動平均線の設定

デイトレード

トレードスタイル 移動平均線の組み合わせ方 オススメの期間
デイトレ 短期、中期、長期 15〜100の間で3本
デイトレードでオススメの移動平均線の設定

スイングトレード

トレードスタイル 移動平均線の組み合わせ方 オススメの期間
スイング 短期、中期、長期 25〜200の間で3本
スイングトレードでオススメの移動平均線の設定

 

 

移動平均線の基本的な見方

移動平均線の基本設定がわかったところで、次にどこを?どのように見て?どう判断すれば良いのか?をご紹介します^^

移動平均線のどこを見れば良いのか?

まず移動平均線で注目すべき点は以下の3つです。

①、移動平均線の向きと傾き
②、移動平均線とローソク足との距離
③、移動平均線同士の距離

↑①、②、③に注目することで「今相場はどちらを向いているのか?」「勢いは強いのか?弱いのか?」といった、状況判断ができるようになります。

ただし、各項目それぞれが「特別な情報を教えてくれる指標」になるわけではありません。なので、一つ一つの項目を集中して分析をしても得られる情報はわずか。

なので、①〜③までの項目を俯瞰して分析することが大切になります(´ー`)
どのように見ればいののか?具体例を交えて紹介しますね。

※ここでは、移動平均線の設定を「短期・中期・長期」の3本にしている状態の解説をします。

トレンドの判断

「今の相場はトレンドになっているかどうか?」を決定付けるための条件を、先程の「移動平均線で注目すべき点①〜③」に当てはめると、以下のようになります。

トレンド確定の条件
3本とも同じ向きに傾いている。
ローソク足が短期or中期線の外側にある。
3本の線が一定の距離を保っている。

上記の①〜③の条件が揃っていれば、間違いなく「トレンドになっている」と言えます(´ー`)
続いて、「トレンドが発生しそう・終わりそう」といった予兆を見つけるための条件を、①〜③に当てはめると以下のようになります。

トレンド発生の条件
短期&中期線はそれまでと反対の方向を向いている
ローソク足と移動平均線の位置が逆転し始めている
短期&中期線が長期線をまたぐようにクロスしている

上記の①〜③が揃っていれば、高い確率で「トレンド発生」もしくは「トレンド終了」が起こると考えられます。

レンジの判断

「今の相場はレンジになっているかどうか?」を決定付けるための条件を、先程の「移動平均線で注目すべき点①〜③」に当てはめると、以下のようになります。

レンジ確定の条件
長期線は横ばい、短期&中期線は方向感が無い。
ローソク足は移動平均線を跨いで行ったり来たりしている。
短期&中期線が、長期線を跨いで行ったり来たりしている。

上記の①〜③の条件が揃っていれば、間違いなく「レンジ相場」になっていると言えますね(・∀・)
ちなみに、「レンジになりそう」といった予兆を見つけるための条件を、①〜③に当てはめると以下のようになります。

レンジ発生の条件
長期線の傾きが無くなり始めている
ローソク足が移動平均線を跨ぐ回数が多くなり始めている
短期&中期線と長期線の距離が短くなり始めている

トレンドもレンジも、リアルタイムで動き続ける相場で確認するとなると多少の慣れが必要です。ここで紹介したポイントをしっかりと抑え、実際に相場を分析する時でも正確に判断ができるようになっておきましょう(´ー`)

移動平均線が出す3つのシグナル

移動平均線は、その性質上どうしても実際の値動きから遅れがちです。しかし、これから紹介する3つのシグナルを上手に使えば「これからどうなるのか?」、相場の未来をある程度予測できるようになるはず(´ー`)

今後、移動平均線で相場を分析している時に是非とも注目してみてください♪

ゴールデン・デッドクロス

移動平均線で分析をしていると、線がクロスする時が多々あります。
期間の短い線が長い線を下から上に抜けていれば「ゴールデンクロス」、期間の短い線が長い線を上から下に抜けていれば「デッドクロス」と、呼びます。

”トレンド判断””レンジ判断”でも紹介いたように、ゴールデンクロスは「上昇トレンド発生の予兆≒下降トレンド終了の予兆」、デッドクロスは「下降トレンド発生の予兆≒上昇トレンド終了の予兆」にもなります。

ゴールデンクロス

・短期or中期線が長期線を下から上に突き抜ける
・上昇トレンドが発生する予兆になる
ゴールデンクロスの画像

デッドクロス

・短期or中期線が長期線を上から下に突き抜ける
・下降トレンドが発生する予兆になる
デッドクロスの画像

オーバシュート

オーバーシュートは、FXに限らずマーケット全般で使われる用語で、相場の行き過ぎた変動のことをいいます。
つまり、移動平均線とローソク足の距離が短期間で一気に離れた状態のことですね♪

相場には上がり過ぎれば一気に下がり、下がり過ぎれば一気に上る、という習性がありますので、オーバーシュートが出た後は反対方向に一気に動く可能性が高い!と判断できるのです(´ー`)

オーバーシュートの画像

パーフェクトオーダー

移動平均線を使って分析を続けていると、時たま「チャンス相場」を予兆するパターンが出ることがあります。それが「パーフェクトオーダー」です。

短期・中期・長期の3本の移動平均線が順番にキレイに同じ方向に並んでトレンドが発生している状態のことを言います。まさに「理想的なトレンド相場」ですね(・∀・)
パーフェクトオーダーのチャート画像
 

 

移動平均線を使ったトレード手法

移動平均線を実際のトレードで使うとなると、より具体的な状況を想定して考えなければなりませんよね?^^

移動平均線にも120%の性能を発揮できる場面・できない場面がありますし、正確な分析方法はわかっていてもそこからどうすれば良いのか?知らなければ「活用できている」とは言えません。

ここでは、移動平均線で相場を分析した後「どこを狙えば良いのか?」を紹介します。

押し目買い・戻り売り

押し目買い・戻り売りはトレンド相場で最も有効な手法です。

相場が向いている方向に逆らわず、流れに身を委ねる手法なので「ローリスク」且つ「勝ちやすい」という特徴を持っています。「順張り」「トレンドフォロー」という愛称でFX初心者〜上級者の間で人気を集めている手法でもあるんです(´ー`)

上昇トレンドで押し目買いをしている画像

トレード手法 トレンドの向き 相場の状況
押し目買い 上昇トレンド 価格が一旦上げ止まり下降した後、移動平均線を起点に再度上昇しそうなポイント
戻り売り 下降トレンド 価格が一旦下げ止まり上昇した後、移動平均線を起点に再度下降しそうなポイント

《番外編》プライスアクションで無駄なエントリーを減らす方法

押し目買い・戻り売りを狙っている時に、1番多い失敗パターンは「移動平均線で反発するかと思ったらそのまま突き抜けていった」です。

これを解決するには「本当に価格がそこで下げ止まるor上がり止まるのか?」を判断するしかありません。そこで役に立つのが「プライスアクション」です。

プライスアクションとは「ローソク足の並びや動き方から、これからの動きを予測する分析方法」のこと。

具体的には、押し目買いを狙っている時、見ている時間足の下位足(より短い時間足)で「反対方向に動き出すプライスアクション」が出ていれば、エントリーしても勝てる可能性が高まりますv(・∀・)v

押し目買いを狙っている時、下位足のプライスアクションを確認している画像

実戦的な使い方:色々組み合わせてより高度なテクニカル分析を!

ここまで、移動平均線の基本的な使い方を紹介してきました。
ここからは「基本から応用へとステップアップする為の方法」として、インジケーターの組み合わせ方について紹介します(´ー`)

移動平均線と相性の良いインジケーター

移動平均線は単体でも充分に使えるインジケーターですが、他のインジケーターと組み合わせることで更に見やすく・分析しやすくなります。
その時注意したいのが「相性」です。

食事に「食べ合わせ」があるように、移動平均線にも相性の良いインジケーターと悪いインジケーターがあります。
ここでは、これまで50以上のインジケーターを使ってきたORZ(おつ)なりの視点で、移動平均線と相性の良いインジケーターの紹介をさせていただきます^^

トレンド系:パラボリック

移動平均線が相場の方向性や勢いを教えてくれるのに対し、パラボリックは「値動きの方向が変わるタイミング」を教えてくれるインジケーターです。

例えば、下降局面から上昇局面に切り替わりそうになると、それまでローソク足の上側にあった点(パラボリック)が下側に切り替わる、といった見方をします(´ー`)
パラボリックを表示させたチャート画像
移動平均線で押し目を捉え、そこからパラボリックの反転を確認できれば、押し目買い・戻り売りも成功しやすくなりますよね^^

オシレーター系:MACD

チャートを分析していて「ここで注文(エントリー)を出したい!」と思っても、いざエントリーするとなると本当にそこで良いのかどうか?悩んでしまいますよね^^;
そこでオススメなのがオシレーター系の「MACD(マックディー)」です^^
MACDの画像

MCADは、精度の高い売買シグナルを出してくれるインジケーターで、FXトレーダーの間でも人気が高いです。
また、移動平均線をベースに開発されているので、移動平均線との相性もバッチリなんですよ(・∀・)

基本的な見方(シグナル)は「買いシグナル」と「売りシグナル」の2つ。

買いシグナル

本の線が基準値よりも下にある時、EMA(MACD:先行線)がSMA(シグナル:遅行線)を上に抜ける(ゴールデンクロス)
MACDの買いシグナルを示したチャート画像

売りシグナル

2本の線が基準値よりも上にある時、EMA(MACD:先行線)がSMA(シグナル:遅行線)を下に抜ける(デッドクロス)
MACDの売りシグナルを示したチャート画像

「移動平均線で押し目が出来ているけど、本当にここでエントリーしていいのかわからない、、、、」という時、MACDの出すサインを基準にすれば迷いも減るはずです(´ー`)
 

 

グランビルの法則で分析のレベルを上げる方法

グランビルの法則とは、移動平均線を相場に当てはめると「買いポイント4つ」と「売りポイント4つ」の合計8ポイントが見つけられる、というモノです。

移動平均線を開発したジョセフ・E・グランビルによって発見された法則で、50年も前からずっと世界中のトレーダーに親しまれています。

具体的なポイントは以下の通り(σ・∀・)σ

買いポイント×4
グランビルの法則買いシグナル4つのポイントのイラスト
下降トレンドだった移動平均線が、横ばいor上昇になり価格が移動平均線を上抜けた時
移動平均線が上昇トレンド中に、価格が移動平均線を下抜けた時(押し目買い)
価格が移動平均線よりも大きくプラスに乖離した後、価格が下落したが移動平均線まで落ちず、再度上昇した時
下降トレンドの移動平均線よりも、価格が大きくマイナスに乖離した時
売りポイント×4
グランビルの法則売りシグナル4つのポイントのイラスト
価格が下落しはじめ、移動平均線を下抜けた時
下降トレンド中の移動平均線を価格が上抜けた時(相場反転の見極めが必要)
価格が移動平均線よりも大きくマイナスに乖離した後、価格は上昇したが移動平均線まで届かずに再度下落した時
価格が移動平均線よりも大きくプラスに乖離した時

移動平均線を開発したグランビルが提唱した「グランビルの法則」は、すなわち「移動平均線の子供」みたいなモノ。つまり、移動平均線とグランビルの法則は「FX界の親子丼」なんです(・8・)

卵&鶏肉。イクラ&サーモン。トマト&ケチャプ。これらの組み合わせと同じで合わない訳がないのですよ( ・ิω・ิ)

ここまでできる!移動平均線を使った手法で190pipsゲット!?

ORZのFXトレード動画

手前ミソになりますが、ワタクシことFXプロニートORZは、移動平均線を使ったトレード手法で190pipsの爆益を得ています( ´∀`)

もちろん「運が良かった」のもありますが、他にも100pipsを超える爆益を何度か取っている経験から言わせてもらうと「8割は実力で勝ち取った」のだと自負しております。

その時のトレードは動画にまとめておりますので、ぜひ1度ご覧になってください^^

まとめ

移動平均線を100%使いこなすには、短期・中期・長期の3本を表示させた状態で、他のインジケーターやローソク足の動き方に注目しながら「とことん掘り下げて」分析をするのがキモです( ・ิω・ิ)

パッと見シンプルなインジケーターですので、ほとんどの人は表層に見えている部分だけに注目しがち。しかし、表層からは見えづらい「値動きの本質」にこそFX攻略の鍵が隠れていることをお忘れなく(´ー`)

移動平均線を120%使いこなし、チャートを根っこからほじくり返せるくらいの分析力を身に着けてFXの勝ち組を目指しましょう٩( ᐛ )و

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