こんばんはー。
FX専業ニートのORZ(おつ)です(・∀・)
さて、先日X(旧Twitter)で読者さんに疑問・お悩みを募ったところ、こんなコメントをいただきました。(※一応ここではお名前伏せてます。)
【Xへのコメント】
この読者さんの言うとーり、FXはどの時間足を分析するときも基本的なやり方は同じです。
「今の相場はトレンドなのかレンジなのか?」
「どういったところがエントリーポイントになるのか?」
「どの辺りで決済できそうなのか?」
5分足だろうと1時間足だろうと日足だろうと、こういったことを見極めるやり方はぜーんぶ一緒。
ただ強いて言うなら、今回の質問にもあった短期足と長期足。
文字通り小さい時間足と大きい時間足なだけあって結構特徴が異なるので、この違いをきちんと理解しつつそれぞれを見るときのコツ的なところを覚えておくと
- トレードの成功率
- トレードの時間効率
が結構変わってくるハズ。
そんなわけで今回は『相場分析における長期足と短期足の違い&見る時のコツ』を解説していこうと思っとります(・∀・)
「基本的な分析方法は変わらない」とはいっても、さすがに“全部まるっと同じ”というわけにもいかないですからね。
「今まで何となーく全部の時間足同じようにやってた」
って人はぜひこれを機に見方を変えて効果的に相場を分析していきましょうぞッ(σ・∀・)σ
※今回の記事は「マルチタイムフレーム分析の基本的な知識」を抑えてた方がたぶん理解しやすいので、NO知識の人は下記ページも合わせてご覧になってみてください。
【大前提】短期足と長期足はお互いに干渉しあってる
さて、本題に入る前にまず前提として「短期足と長期足の関係性」についてきちんと理解しておきましょ。
というのも、短期足と長期足は規模感が全然違うのでなんとなーく「別物」って感覚になっちゃう人がいるんですよね(・д・)
でも長期足は言っちゃえば短期足とか中期足の集合体みたいなもんです。
日足でローソク足が1本形成される間、5分足では実に288本のローソク足が形成されます。
日足ではローソク足1本がひたすらにょきにょき動いている間、5分足にはたくさんのドラマが生まれるので、ある意味別物と感じるのもムリはないのかも(´ー`)
しかし上の画像を見てもらうとわかるとーり、5分足下降トレンドがずーっと続いているのと同時に日足は長い陰線になってます。
仮にこの日足陰線が下ヒゲをつけて陽線に変わるようなことがあれば、おそらく5分足は大きく上昇してそれこそ上昇トレンドになってるかもしれません。
こんな感じで短期足と長期足は(もちろん中期足も)お互いに干渉しあっているってわけですね。
こういった関係性をきちんと理解した上でここからの解説をご覧になっていってくだされ(σ・∀・)σ
短期足と長期足の特徴をざっくり比較
ではでは、短期足と長期足の特徴を比較しつつその違いから見ていきますよー!
・1分足/5分足/15分足
【主に長期足に分類される時間足】
・日足/週足/月足
【短期足と長期足の特徴の違い】
①ローソク足1本が確定するまでの長さ(時間)→短期足:短い/長期足:長い
②チャートの値幅の大きさ→短期足:小さい/長期足:大きい
③トレンドの継続性→短期足:低い/長期足:高い
1つ1つ解説していきますよん。
【特徴①】ローソク足が確定するまでの時間
先ほど似たようなことをチラッと話しましたが、ローソク足が確定するまでの時間は文字通り短期足が短くて長期足が長いです。
コレが何に影響してくるかというと『相場展開の早さ』ですね。
上記5分足の場合、何でもない状態から6時間程度で明確に下降トレンドが形成されてますが、普通に考えたら結構長く感じる時間ですよね?
でも日足を見てみると…
ハイ、無からトレンドが作り出されるまでおよそ2ヶ月ですw
コレ長期だから大袈裟に感じますが、状況によっては中期足でも数日間〜数週間トレンドが形成されないなんてことはわりとあるんですよね(・3・)
この相場展開の早い遅いは短期足と長期足の明確な違いの1つと言っていいでしょう。
【特徴②】チャートの値幅の大きさ
続いてチャートの値幅に関してですが、短期足は小さく長期足は大きいです。
それなりにFX続けてる人にとっては当然っちゃ当然のことなんですが、例えば同じレンジ相場でも全然値幅が違うんですよね(´﹃`)
FXのトレードは値幅(pips)が利益や損失に直結しますし、短期と長期で同じような相場状況だからといって同じスタンス・戦略で戦おうとすると漏れなく失敗します。orz
なのでこの“値幅を考慮したトレードスタイル・戦略”で戦っていくことが大事になってきますね。
【特徴③】トレンドの継続性
3つ目、トレンドの継続性については、短期足が低く長期足が高いです。
どういうことかっていうと、先ほど説明したように短期足はとにかく展開が早いのでトレンドも短時間で結構進むんですよね。
しかしそのせいか比較的すぐに上位足の抵抗にぶつかったり、上位足の流れに引っ張られたりってことも多く、あんまりトレンドが長続きせんのです(・д・)あちゃー。
こういったこともあって短期トレンドの命運は常に上位足に握られてるって感じです。笑
一方長期足、例えば日足にももちろん上位足はあるんですが、こちらは1日に1本しかローソク足が形成されず相場展開が遅いですからね。
次の抵抗までは数百pips〜1000pips以上なんてことも珍しくないし、そう簡単にぶつかることがないからこそテクニカル的にトレンドが長く継続しやすいのです。
加えて長期足はファンダメンタルズの影響でトレンドが継続しやすい側面もありますが、その反面ファンダによって一時的に大きく逆行することも多いですね。
とまぁ短期足と長期足の特徴の違いについてはこんなトコです(`・ω・´)ゞ
相場分析で短期足を見る時のコツ
では今紹介したそれぞれの特徴を踏まえて、まずは短期足を見る時のコツから解説していきませう。
①時間が空いた時にちょこっとチャートチェックするだけでも意外とチャンス転がってたりする。
②チャンスっぽい相場でも必ず値幅(pips数)を事前に確認する。
③短期トレンドに乗っかる際は基本的に深追い厳禁。
【短期①】ちょこちょこチャートチェックするだけでもチャンス遭遇率が高い
先ほどチャートを見せたように、短期足はとにかく展開が早いのですこーし目を離してる間にもガンガン相場のカタチが変わっていきます。
そのため時間が空いた時にチラッとチャートチェックするだけでも意外と新しいトレンドが形成されてたりするんですよね(・ω・)
なので特に日中仕事してる人なんかは、トレードするしないは置いといて時間空いた時に短期足のチャートチェックしてみるのもオヌヌメです。
もちろん短期足でチャンスだったとしてもその場で飛び乗らず、きちんと上位足や下位足チェックして戦略立ててから狙いましょ。
戦略の立て方はこちらのページを参照↓
【短期②】チャンスっぽい相場でもまずは値幅を確認する
短期足の値幅の小ささは時として“エントリーを見送る理由”にもなります。
特に短期レンジの場合は値幅が10pipsとかそれ以下なんてことも結構あり、冷静に考えたら「それ狙う必要ある?」って話(´﹃`)
FXはエントリーすれば負ける可能性もあるので、大して利益(厳密にいうとリスクに対してのリワード)見込めない時はいっそエントリーしない方が良かったりもするんですよね。
なのでどんだけ良さげなカタチの相場でも、必ず戦略とか立てる前に次に抵抗となりそうなところまでの値幅を確認するようにしましょ。
狙うに値する値幅ならしっかり戦略立てて狙っていけばいいし、そうでないなら見送るといった選択肢も取ることができます。
「エントリーして狙い通り進んだのに大して利益取れないまま撤退しちゃった…」なんて失敗はできる限り避けたいですからね(・3・)
【短期③】短期トレンドに乗っかる際は基本的に深追い厳禁
さて3つ目、短期足は上位足の流れに引っ張られていつ反転するかわからない以上、トレンドに乗った時の深追いは非推奨です。
手頃なところに上位足の抵抗などがあればそこを利確目標にするのが無難ですが、わりと伸び代があるように見える時でもできれば早めの撤退がオヌヌメ。
それこそ短期トレードの場合は利確幅を15pipsとか20pipsに固定しちゃうのも、安定して利益GETする作戦としてはアリかと思いますぞ。
仮に短期足と上位足の方向性が一致していたとしても、そのまま仲良しこよしでずーっと同じ方向に進み続けるわけじゃないですからね。
上位足のトレンドがよっぽどイケイケじゃない限り、ちょっとした保ち合いや戻しに入っただけで短期足のトレンドは崩壊します(´﹃`)
取れた利益を逃すことほどもったいないこともないので、欲かいて短期ポジション引っ張りすぎないようご注意を!
相場分析で長期足を見る時のコツ
では同じように長期足を見る時のコツも解説していきますよー。
①チャンスが近そうな相場をじっくり追っかけていくのが吉。
②ロット数と損切り幅の大きさを見誤るべからず。
③トレンドの継続性を過信するなかれ。
【長期①】チャンスが近そうな相場をじっくり追っかけていくのが吉
先ほども言ったとーり、長期足は1本のローソク足が形成されるのに1日とか1週間とかかかるので、とにかく相場の展開が遅いです。
そのため“無からチャンス(トレンド)相場が形成される”のを待っていると途方もない時間がかかるんですよね(´﹃`)笑
例えば上記の相場なんかも、上昇トレンドに転換しかけてるけどここから明確にトレンド化してくるまでにはやっぱりまだ時間がかかります。
それを気長に待つのももちろん1つですが、効率的に行きたいならもう少し小さい中期足をチェックしつつ長期足は1日1回チェックするぐらいでも十分です。
よっぽど「意識されそうな節目が近くにある」などチャンスが近そうな相場状況でない限り、長期足レベルですぐにエントリーしなきゃってこともないですからね。
【長期②】ロット数と損切り幅の大きさを見誤るべからず
お次はコツというか注意点。
長期足は値幅がべらぼうに大きいので、トレードする際に損切りを適切な位置(エントリー根拠となる抵抗の外側)に置こうとすると損切り幅もそれなりの大きさを求められます。
例えば上記の場合、エントリー根拠はMA100なので損切りは当然MA100の下に置きたいわけですが、そうすると実に90pipsもの損切り幅を取らないといかんわけです(・д・)
んまぁ長期トレードともなれば狙う利益も大きいので、ある程度損切り幅が大きくなってもリカバリーは可能。
重要なのはこの“大きい損益幅に対してきちんとロット数を調整すること”です。
例えば中期でトレードするときと同じようなロット数で損切り90pipsとかセットしたらとんでもない損失額になりますからね。苦笑
おそらく長期ベースで狙う場合は「長めにポジ持って大きい利益を狙う」ってケースが多いと思うので、そんなにロット数張らなくても十分利益は出せます(´ω`)
必ず損切り幅と予想損失額を考慮しつつ、口座資金に見合ったロット数でトレードするようにしましょ。
【長期③】トレンドの継続性を過信するなかれ
長期足はローソク足1本グイッと伸びるだけでも結構な利益になりますし、その上トレンドの継続性も高い。
そのためうまーくトレンドに乗っかろうもんなら凄まじい火力(利益期待値)を誇ります(´ω`)
ただし皆さんもご存知のように、トレンドっていうのは大なり小なり上下に波打ちながら進んでいくモノ。
この上昇トレンドも「グイーンと上がってはちょっと下がる」を繰り返してますが、長期足はこの“ちょっと下がる(戻す)”が数百pipsとかヘーキであるんですよね。
いくらトレンドの継続性が高いとはいっても、この戻しに耐えるために毎度数百pipsの損切り幅なんて許容してたら必ずどこかで「どかーん!」と資金が吹き飛びます(´﹃`)
画像見るとわかるとーり、長期足が本格的に戻しに入ったら中期足が反対のトレンド形成するレベルですからね。(コレは中期足と短期足の関係性と一緒)
なのでORZとしてのオススメはコレです↓
- 損切り幅は大きくても100pipsまで。(当然ロット数は極力抑える)
- 長期トレンドが本格的に戻しに入ったら、ムリに耐えようとせず一回切る。(利確する)
とにかく損切り幅は許容しすぎないってことが1つ。
あとはそもそもの戻しがとんでも値幅な上に、そこからまたトレンド方向に復活するとも限らんのでムリせず1回仕切り直すの精神ですね(´ー`)
(押し目とか戻り目つけそうならまたきっちり戦略立てて入ればヨシ)
短期足と長期足の違い&見るときのコツまとめ
ハーイ、そんなわけで今回は「相場分析における短期足と長期足の違い&見る時のコツ」を解説してみました!
いろいろと話しちゃったので最後に軽くまとめておきますよん。
①ローソク足1本が確定するまでの長さ(時間)→短期足:短い/長期足:長い
②チャートの値幅の大きさ→短期足:小さい/長期足:大きい
③トレンドの継続性→短期足:低い/長期足:高い
【相場分析で短期足を見る時のコツ】
①時間が空いた時にちょこっとチャートチェックするだけでも意外とチャンス転がってたりする。
②チャンスっぽい相場でも必ず値幅(pips数)を事前に確認する。
③短期トレンドに乗っかる際は基本的に深追い厳禁。
【相場分析で長期足を見る時のコツ】
①チャンスが近そうな相場をじっくり追っかけていくのが吉。
②ロット数と損切り幅の大きさを見誤るべからず。
③トレンドの継続性を過信するなかれ。
トレードスタイルや生活スタイルによって“どの時間足を重点的に見るか”ってとこは人それぞれ変わってくるとは思いますが、
こういった時間足ごとの特徴の違いや、実際に見たりトレードする時のコツは知っといて損はありません(´ω`)
特に短期足と長期足はいろいろとかけ離れてるので、まるっと同じスタイル・考え方でやっても上手くいかないことの方が多いかと。
「ワタシは中期足一筋よ!」という人も、FXのトレードは結局長期足や短期足も見ることになりますし、ぜひ今回の記事で解説したことを覚えておいてねー(σ・∀・)σ
それと
「そもそもマルチタイムフレーム分析がまともにできないYo…」
「まだ自分のトレードスタイルが固まってないZe…」
っていう迷える子羊さんは、良かったらORZの【FX道場】もチェックしてみてください!
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