数日間保有のレンジ逆張りポジションが示したあるコトとは?

今日から3月に入り、2023年ももう6分の1が終わりましたねー。
どうもこんばんは、FX専業ニートのORZ(@NEETORZ)です(・∀・)

さて、今回解説していくのはここ数日間にわたりずーっとポジションを保有し続けていたNZDJPYのレンジ逆張りトレードなんですが、

以前うちのFX道場の生徒さんからこんな悩みを聞いたことがあります。

焦り男性

レンジはいつレジサポラインがブレイクされるかわからないからエントリーするのが怖いです。

たしかにどれだけ明確なレンジでもいつかは崩れるので気持ちも理解できますが、そのリスクを恐れてエントリーチャンスを逃すのはもったいないと思うんですよね。

なぜならレジサポライン等の抵抗は“反発回数を重ねれば重ねるほどより反発ポイントとして意識されやすくなり、その抵抗に守られたレンジは比較的利益を取りやすいから”です。

今回の記事ではそういった「抵抗への意識」みたいなところとトレードの解説を合わせて進めていくので、

レンジへの苦手意識が拭えない
レンジを攻略してみたい気持ちはあるけど一歩が踏み出せない

って人はぜひ最後までご覧になっていってください(´ω`)

※過去のレンジ逆張りトレードはこちらのページで一覧になってるので良かったらどぞ。

反発実績十分なNZDJPYレンジで逆張り!

早速トレードの解説に入っていきますが、初めましての方はサラッとでも良いのでORZ手法の概要を下記でチェックしておいてください。

ORZ手法の概要
時間足 デイトレは基本1時間足・4時間足がベース
相場分析 移動平均線と一目均衡表の雲、ライン等を使ったテクニカル分析で相場環境認識
主な手法 トレンド相場では順張り(押し目買い・戻り売りor高値・安値保ち合いのブレイク狙い)
レンジ相場は基本レジサポラインからの逆張り狙い
資金管理(決済) 「損切り:利益=1:2以上」くらいの損小利大スタイル
テクニック マルチタイムフレーム分析で多角的に相場を分析

→手法のもっと詳しい解説はこちら

それでは基本に忠実にレンジ相場を分析して戦略を立てていきますよー。

【NZDJPY/1時間足】
1時間足見立て

こちらは今回のベースとなった1時間足ですが、高値と安値で何度も反発し明確な“ボックスレンジ”を形成してますね(´∀`)

ORZ
ORZ

すでにレンジが形成されてからしばらく経っているので、人によってはこの時点で「もう遅いかも」と尻込んで狙うのを止めちゃうかもしれません。

しかしそもそもの話、特にレンジのレジサポラインっていうのはある程度の反発実績がないと抵抗として認識されないので、あんまり早く仕掛けすぎるのも実はNG。

要は抵抗としての“強度”の問題です(´ー`)

強度

上記それぞれの状況を見た時に、人の心理としてどちらの方が「また反発しそう」と思うかってことですね。

「また反発しそう」と思う人が多ければ多いほどその抵抗で反発する可能性は上がるので、当然反発回数の多いラインの方がより抵抗として機能しやすいのです。

それに伴い、“反発回数が増えていけばいくほど抵抗としての強度は増していく”とORZは考えてます(´ω`)

ORZ
ORZ

もちろんブレイクされる可能性は常にあるけど、反発期待値の方が高いのであれば狙わない理由も特にないのかなーなんて思いますね。

そんなわけでちょい寄り道が長くなりましたが、今回はレンジ安値からの逆張りを狙っていきますぞい。

【NZDJPY/週足】
週足見立て

続いて上位足をみていきましょー、まずは週足。

上昇トレンドの保ち合い局面といった感じですが、直近はレジサポから反発上昇中。

大きな方向性も上向きなので、これは逆張りロング狙いの今回のトレードにとってポジティブ材料になりますね(・∀・)

※「なぜポジティブ材料になるの?」ってとこは以前Twitterの方で解説したので良かったらご参考に↓

【NZDJPY/日足&4時間足】
4時間足日足見立て

お次の4時間足と日足ですが、こちらは特に方向感のないレンジ相場。

ただ今回エントリーを狙ってる安値ラインは長期的に見ても過去に何度か反発の形跡があり、それなりに信頼度はありそう(´ー`)

ちなみに先ほど1時間足のところで言うの忘れましたが、今回はレンジ高値よりちょい手前の+60pips辺りを利確ポイントにしようかなと思っちょります。

では一旦ここまでの戦略をまとめておきましょー!

【ここまでの戦略まとめ】

《週足》上昇トレンド保ち合い。安値レジサポラインから反発上昇中。

《日足》レンジ内で方向感なく推移。(レジサポでの反発実績アリ)

《4時間足》同上。

《1時間足》反発回数の多いボックスレンジを形成。安値抵抗帯に接触中。

《戦略》1時間足レンジ安値からの逆張りロング。レンジ高値ちょい手前までの+60pipsを狙う。

ではでは最後に下位足を確認してエントリーしていきますよー!

狙い目の抵抗付近で反発の挙動を確認してエントリー

【NZDJPY/5分足(2月21日16時30分過ぎ)】
5分足エントリー

こちらエントリー直後の画像ですが、狙い目の抵抗(1時間足レンジ安値)付近で下落の勢いが収まったことを確認。

その後やや急ではありますが、ダブルボトムっぽい形を形成してそのままネックラインを突破したところでポチッとな。

83.727でロングエントリー開始ー(゚∀゚)

※下位足でのエントリータイミングの見極め方は下記ページをご参照↓

FXのエントリータイミングを極める2つの重要ポイントとは?
今回は普段のトレードでダントツに質問が多い「下位足をつかったエントリータイミングの取り方」です。ORZがエントリーする時には何をトリガーに、エントリータイミングを見極めているのか記事にまとめたので、ポジション取りにお悩みの方ご参考あれ〜(・∀・)

 

利確ラインや損切りラインも同時に設置したのでこちらは1時間足で見てみましょう。

【NZDJPY/1時間足(同時刻)】
1時間足エントリー

今回は5ロットでのエントリー、損切りは-25pips(-125,000円)利確は+60pips(+300,000円)の位置に設置してます。

さて、ここからはその後の動きを見ていきますが、このポジションはかなりの長期戦になったので1時間足で追っかけていきますかー(・∀・)

日に日に頑丈さを増していくレンジ安値の抵抗帯

【NZDJPY/1時間足(2月22日12時ごろ)】
1時間足経過

エントリーからおよそ20時間が経過したものの、すこーし高値を目指すための勢いが足りないか。

安値ラインがしっかり機能してくれてるけど上値が重いせいで画像内の囲った範囲で保ち合いになりそうな雰囲気ですね。

【NZDJPY/1時間足(2月23日15時前)】
1時間足経過2

さらに1日とちょっとが経過し、ようやく保ち合いになりそうなゾーンを突破(´ω`)

邪魔な抵抗も抜けて利確ラインまではあとわずか15pips。

「さすがにこのままいってくれるやろ!」と思ってからさらに1日が経ちました↓

【NZDJPY/1時間足(2月24日10時ごろ)】
1時間足経過3

利確ラインまでのあと一歩が遠い、あまりにも遠い。

何度か上に行こうとする動きはあったものの、結局上がりきれず原油の下落に巻き込まれてレンジ安値まで逆戻り(´﹃`)きちー

※資源通貨と原油の関係性は下記ページを参考にしてみてねん。

FX相場で原油&中国経済が資源国通貨に与える影響を徹底解説!
どうもこんにちは。 油田掘り当てて一生好きなことだけやって生きていきたいニート、ORZ(おつ)です(...

 

唯一の救いは安値ラインの抵抗が全く崩れる気配がないってことですね。

ORZ
ORZ

長期的に見ても週足は上目線だし、安値ラインは反発回数も増えてより信頼度を増してるのでこの抵抗を信じて引っ張ります。

【NZDJPY/1時間足(2月28日11時ごろ)】
1時間足経過4

さらに土日挟んで4日が経過。(エントリーから1週間)

安値ラインは完全に仕上がってますね。

もはやここまで強固だと市場参加者も「どうせまた安値ラインから反発するやろ」ぐらいに思ってるかもしれんw

だがしかし、上がらない(・д・)

ステータスで言うと「防御MAX:攻撃弱」って感じですが、どれだけ抵抗が頑張ってくれたとしてもいつかは破られる日が来ますからねー。

このままどこまで抗えるのか見守るのも楽しいですが、

“抵抗は反発回数が増えれば増えるほどより強固になっていく”

ってところはお見せできたと思いますし、さすがにそろそろ決めていただきたい(´﹃`)

と、そんなこんなでその日の夜に動きが。

【NZDJPY/1時間足(28日20時30分ごろ)】
1時間足経過5

またこのチャンスが巡ってきた…。

この機を逃すと目標の高値より手前で保ち合いになるかもしれない…。

ココだ、ココしかない。

頼む、届いてくれー( ゚Д゚)!!

【NZDJPY/1時間足(28日22時過ぎ)】
1時間足結果

ミッションコンプリーーーーート!

ORZ
ORZ

長いて…50〜60pips狙いのレンジ逆張りトレードに1週間は長いて。。

しかし安値の頑丈で屈強な抵抗に守られつつ、何とか無事利益を確保することができますた。

+60pips(+300,000円)でフィニッシュですー(´∀`)

取引結果

強固な抵抗を捉えれば最終的に利益GETできる可能性UP!

そんなわけで今回は思わぬ長期保有になったレンジ逆張りトレードをお届けしました!

ちなみにORZが決済した後のNZDJPYは以下のとーり↓

【NZDJPY/1時間足(3月1日17時前)】
1時間足その後

急上昇の原因はまたも原油価格ですが、だとしてもこんなにあっさり抜かれるかと。

この高値ラインの脆弱さは少なからずここまでの反発実績が足らなかった(安値に比べると)っていうのも関係してるのかもしれませんね(´ー`)

とにもかくにも、今回のトレードで“反発実績のあるレジサポライン(抵抗)を捉えれば最終的に利益GETできる可能性は上がる”といったことが少しでもみなさんに伝わっていればいいなーと思う次第です。

 

またこんな感じで「自分の力で相場を分析して戦略立ててトレードできるようになりたい!」って人は、良かったら【ORZのFX道場】に寄ってらっしゃいみてらっしゃい。

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