どうもこんにちは。
油田掘り当てて一生好きなことだけやって生きていきたいニート、ORZ(おつ)です(・∀・)

ORZさん!原油や中国経済の影響でなぜAUDなどの資源国通貨が動くのか知りたいです!
少し前からこういったご要望が読者さんからありましたので、今回はWiki的な解説記事として「原油・中国経済と資源国通貨の関係性」というテーマでお届けしようかなと思います。
FXでトレードしていく以上、AUDを始めとした資源国通貨の動きは無視できませんからね。
実際最近は原油価格や中国関連のニュースで相場が動くことも多いため、今回お話しする情報は頭の片隅に置いておいて損はないと思います(´ω`)
具体的には“原油の変動要因”や“中国経済とオーストラリア・豪ドルの関係性”について解説するので、ぜひ知識の1つとして持って帰ってください。

ちなみに原油の大きな変動は資源国通貨だけでなく米ドルや日本円の動きにも少なからず関与してきますぞい。
ではいってみよー(σ・∀・)σ
※今回はどちらかというとファンダかじってる人向けの記事ですが、初心者さんも置いてけぼりにしないようになるべく噛み砕いて解説していくのでぜひ最後までご覧ください。
ファンダメンタルズの基本知識はこちらのページを参照↓

そもそも資源国・資源国通貨って何なの?
まずは根本的なところからですが、資源国というのは金・銀・プラチナ・鉄鉱石などの鉱物資源、石油・石炭・天然ガスなどのエネルギー資源、食糧資源などを産出する国の総称です。
FXに関する主要な国でいえばオーストラリア、ニュージーランド、カナダなどが挙げられますね。(=AUD、NZD、CADは“資源国通貨”と呼ばれる)
資源国は資源(輸出)から収入を得ることによって政府があまり借金をしなくても済む構造になっていて、財政の健全な国が多いと言われています。
なぜなら世界的に資源の需要があり続けるからです。
今や世界人口の増加、新興国の成長により資源の需要は高まる一方。

人の数が増えたり生活水準が上がったりすれば資源の消費もより活発になりますからね。
そういったこともあり、資源国にとっては当然自国の収入に直結する資源の価格は超大事。
つまるところ資源価格の変動は資源国の景気そのものに影響してくるため、資源の価値(価格)と資源国通貨の売買はリンクしやすいのです(´ω`)
「資源価格が上がれば資源国通貨も買われやすい→逆も然り」って感じ。
そしてその資源の中でも代表格とされるのが「原油」ですね。
2020年から上がり続けた原油価格の背景には…
ご存知の方もいるかと思いますが、某ウイルスが本格的に流行り出した2020年ごろからしばらくのあいだ原油の価格は上昇の一途を辿ることになります。
その原因は世界各地でロックダウンが実施されたことで産油国の生産力が落ちたから。
結果的に世界の資源需要に対して供給が追いつかなくなり、どんどんと原油の価値が高まっていったという流れです。

通貨の価値と同じで原油の価格も結局は需要と供給のバランスで決まるため、大きな変動があったときはそれがどちらかに傾いたってことですね。
もちろんこの原油価格の高騰は案の定資源国通貨に大きな影響を及ぼしました。
さすがに通貨ペアなんで豪ドルの力だけでずっと上がり続けるわけもなく、途中からはドル買いが強くなり下がっちゃってますが、、、
原油が上がり始めてから1年弱は確実にその恩恵を受けてることがわかりますよね(・ω・)
三大指標原油はこのWTI原油のほか、北海ブレント原油、ドバイ原油があり、それぞれが世界で取引される原油価格の基準となっている。
特にWTIは先物市場での取引量が圧倒的に多く、世界経済の動向を占う重要な指標ともされているため参考にしている人が多い。
ではお次は原油価格が具体的にどういった要因で変動するのかってとこを解説していきましょー。
原油価格の変動要因は通貨と同じ「需給のバランス」
先ほどチラッと話しちゃいましたが、大きなところとしてはやっぱり「需要と供給のバランス」です。
先進国の景気、新興国の経済成長、原油供給量の増減(希少性)。
《原油の主な供給変動要因》
産油国の生産力、産油国の経済。
上記を見てもらうとわかる通り、供給に関してはほぼほぼ産油国次第って感じなので、通常の原油価格は需要の増減で動くことが多いです。
例えばここ半年ぐらいで原油は一気に価格を下げてますが、これは一部の話だと“世界経済の衰退による需要減の見通し”だからとか。

つまり「どこの国も景気が良くないからそんなにバカスカ原油を買えなくなるんでは?」ってことですかね。
しかし原油価格の急落は産油国の財政圧迫に繋がるので、当然産油国からすれば何とかこの下落を止めたいところ(´ー`)
そこでOPECプラス(サウジ・アラブ首長国連邦…etc)は1日あたりの原油生産量を減らして原油の価値を高めようとしてるみたい。

これは言っちゃえば“無理やり円の価値を高めようとした”日銀の為替介入と同じ考え方・やり方ですね。
ただその一方でアメリカや欧州諸国などの資源消費国はこれまで原油・エネルギー価格の高騰に散々苦しめられてきたので、この方針にはかなり反発してるんだとか。
ぶっちゃけ原油価格の高騰は今の世界的インフレ(物価高)の根本的な原因でもあるので、資源消費国はできるだけ避けたいでしょう。
結局のところ
- 原油価格の高騰→産油国&資源国はウマイ/消費国はマズイ
- 原油価格の下落→産油国&資源国はマズイ/消費国はウマイ
こんな感じでどっちに転んでも誰かが損をするため、今は極端な変動にならないよう落とし所を探してるって感じで原油価格の方向性がいまいち定まっていない状況ですね。

この需要と供給がまたどちらかに傾くようなことがあれば方向感も定まってくるし、それが資源国通貨の相場にもトレンドとして反映されていくはずです。
ちなみにこれは豆知識的なやーつですが、原油にはもう1つ大きく変動する要因があります↓
中東・北アフリカの地域は「世界の火薬庫」と呼ばれ、常に戦争などの地政学的リスクあり。
しかしその地域には世界有数の産油国が集中。
つまりこの地域で何か大きな地政学的リスクが起こった際は、原油価格にも大きな影響を及ぼすことになる。
んまー中東とかはほんと物騒なニュースが多いですからね。
サウジアラビアやイラク、イランなどの中東で「内紛・戦争が始まった/◯◯を攻撃」みたいなニュースがあった場合は原油や資源国通貨の変動に注目してみましょう(・ω・)
中国経済とオーストラリアの密接な関係について
さて、原油については一通り解説したので、お次は中国経済が為替相場に与える影響についてサクッとお話ししていきます。
中国といえば言わずと知れた貿易大国。
オーストラリアはこの中国が輸出相手国としての30%のシェアを占めています。(=“超お得意様”)
つまり中国経済の良し悪しはそっくりそのままオーストラリア経済の良し悪しにも関わってくるわけです。

超お得意様の景気が悪くなったり貿易が滞ったりすれば、商品(輸出品)をたくさん買ってもらえなくなっちゃいますからね。
そんなわけで中国経済は資源国通貨全般というよりオーストラリア・豪ドルに与える影響が特に大きいのです(´ー`)(中国経済良好=豪ドル高→逆も然り)
また中国経済の良し悪しがそのまま豪ドルの動きとして反映される理由はこれだけじゃありません。
中国の“プロキシー通貨”として扱われる豪ドル
為替相場では、豪ドルが中国のプロキシー通貨として扱われることが結構あります。
「プロキシー=代替」という意味で、中国に何らかのリスクが高まり中国関係の資産価値が下がると予想される際、その代わりに豪ドルが売られるって感じ。
これはなぜかっていうと、そもそもこれまでの歴史から「オーストラリアの成長=中国の成長」と捉えられているらしく、
豪ドルを保有していることは中国人民元に投資しているのと同様の利益が期待できると考えられていたみたいです。

要は豪ドルと人民元はもはや一心同体でほぼほぼ等価値ってことですね。

でもそれならわざわざ豪ドルで取引せずに中国株とか人民元で取引すれば良いんじゃないの?
と、思うかもしれませんが、実は中国の株式市場は規制も多く、取引のルールも中国本位でコロコロ変わっちゃうリスクがあるみたい。
これは通貨である人民元も同じで、基本的に投資家はそういった規制とかルールに縛られる流動性の少ない通貨の取引は好まないんですよね。

「なら為替市場での流動性が高い豪ドルを中国資産の代わりにトレードした方が良いんでないの?」ってことで今の形が主流になってるんだとか。
中国株(上海総合指数)と豪ドルの動きが連動・リンクしているといった見方も間違いではないですが、
基本的には中国の良いニュースも悪いニュースもそのまま豪ドルの動きに反映されていると考えて良いのかなーと思いますよん(・∀・)
原油・中国経済などのファンダメンタルズは知ってて損はない
てなわけで今回は「原油・中国経済と資源国通貨の関係性」といったテーマで解説してきましたがいかがだったでしょうか?
ぶっちゃけこういう情報って知ろうと思わなきゃ一生知ることはないですよね、たぶん。
ただ今回の記事で得た情報は直接エントリーの根拠になったりトレードに役立つものじゃないかもしれないですが、少なからず知っていて得することもあるんじゃないかなーと思ってます。
例えばポジション保有してる時に良さげな情報・材料が入ってきた場合、さらに利益を伸ばせる可能性がありそうな時はそのままポジ保有して利益拡大を狙ったりとか。
※ORZが過去400pips超えの爆益GETしたのも実はAUD関連の通貨ペアなのです。


豪ドルや資源国通貨は資源価格や地政学的リスクで方向感決まることも多いので、もしかしたらその分長期的にトレンドが継続しやすいといった傾向があるのかも(・ω・)(わからんけど)
ともあれ冒頭でも言った通り、今回のお話は相場知識の1つとして持っておいてもらえたら幸いでゴザイマス。
最後までお付き合いいただきありがとうございました〜(´∀`)
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