こんばんはー、FX専業ニートのORZです(・∀・)
ちょうど1ヶ月ほど前に「今のドル円相場やりづらくない!?」って記事を公開して以降、しばらく疎遠になっていたドル円。
先週の金曜時点で『注目の135円』にいよいよ到達か?というところだったので久しぶりに狙ってみました。
【USDJPY/月足】
今回はこのドル円トレードの相場分析から結果までを実際のチャート画像を交えて解説していきます。
ちなみにタイトルから分かる通り結果は完敗(´﹃`)(マジでドル円勝てぬ。。)
ただ今回に関してはある程度負ける可能性も考慮していたというか、敢えてリスクを背負ってでも狙ってみようかなーっていう理由がありました。
またここ最近はとにかく米ドルと円が相場を支配しており、「これからUSDJPYはどうなっていくの?」と気になる方も多いはず。
ORZなりの見解ではありますが、ファンダメンタルズ的な視点から直近や今後の相場展望も軽く推察していくので、トレード解説と併せて参考にしてみてください(´ω`)
「ちょっとまだファンダメンタルズに疎いよー」って方はこちらのページから基礎知識を学べます。
ではではいってみよー!
大注目の135円が目前のドル円。テクニカル的にはチャンスだが…
ドル円に目をつけたのは先週の金曜日。
この時はまだ例の135円を眼前に控えている局面ですが、まずは今回のベースとなった1時間足から見ていきましょう。
【USDJPY/1時間足】
上昇トレンドが高値圏で保ち合いになってますね(・ω・)
如何にも「ブレイクで狙ってください」ってなカタチですが、保ち合っている価格は134.500辺り。
仮にブレイクで狙う場合もうちょい上から仕掛けることになるので、実は大台である135円までの猶予はそんなにありません。
じゃあ135円抜けるか反発するかを見て(待って)から決めれば良くない?
と、思ったそこのアナタ。
そのとーりです。
そのとーりなんですが、敢えて先行して狙っていったワケがあるので聞いてください(´ω`)
135円到達前に敢えて金曜から狙って行ったワケ
先週のドル円の状況を整理すると以下のような感じでした。
- 米長期金利が上昇の一途を辿ってた。
- それによってドルインデックスも上がりっぱなし。
- 日銀黒田総裁の炎上発言でドル高円安が加速。
- 米CPI(消費者物価指数)の結果云々によっては更なるドル高の可能性も。
米長期金利(=米10年国債)はここ最近上がりっぱなし。
それによってドルも買われ続け、ドルインデックス(主要国通貨に対しての米ドルの価値を指標化したもの)も上がりっぱなし。
要は米ドル絶好調ってことです(・∀・)
それに加え先日の日銀総裁黒ちゃんの大炎上発言。
うーん、これは言っちゃいけないやつだった(´ー`) https://t.co/E4cMZLdAlU
— プロニート仙人ORZ@FX (@NEETORZ) June 6, 2022
要は「家計が値上げを受け入れてる“間に”企業は賃金を上げて経済を円滑に回していこうよ」って話なんだとは思うけど、この言い方がマズかったよね。
この発言でより一層「日銀は政策金利を上げない」というスタンスが伝わり、それが「円を手放してドル(米国債)を買う=米長期金利上昇=ドル高」という構図に拍車をかけたのかなと思います。
こういった現状を諸々鑑みた結果、ドル円の上昇圧力は思いのほか強いんじゃなかろうかと。
【USDJPY/1時間足】
この保ち合いになってる高値が135円までの“最後の砦”になっていて、ここを抜けたらそのまま一気に135円も!なんてことになるんじゃなかろうかと。
ぶっちゃけ希望的観測も含まれてますが、まー歴史的な節目だし多少リスク背負ってでも先行して狙う価値はあるのかなーなんて思ったわけです(´∀`)
結論、今回に関しては「節目の重要度の高さ」と「高値抜けた勢いに後乗りで乗れなくなる可能性」を考慮し、135円到達前に高値ブレイクで仕掛けることを決意しました。
それともう1個、この日金曜に発表予定だった『米CPI』も若干根拠に含まれていたんですが、それはまた後ほど。
ここからは相場分析の続きに戻りまひょ(・∀・)
※あ、ORZの手法の概要は下記のページで解説してるので初めましての方は良かったらご覧ください。
続・相場分析から戦略立てまでのお話
先ほど「1時間足高値保ち合いをブレイクで狙っていく」っていうエントリーのベースは決まったので、あとは上位足で大きな方向性や抵抗などを確認して戦略まとめていくだけ。
【USDJPY/週足&日足】
もはや135円まで上昇を妨げるものがないので、長期足はイケイケの押せ押せ状態。
6月入ってからのたった2週間ちょいで800pips弱上がってるんだからいやはや恐ろしいですね(・3・)
方向性と勢いは申し分ないし、ぜひこの調子で135円もぶち抜いてほしいもんです。
【USDJPY/4時間足】
4時間足はMA20から反発上昇したものの、その勢いのまま高値を抜けることができず停滞。
ここからダブルトップ作ってネックライン(+MA20)を割ってくるようなら、今回のトレードは一旦見送りですね。
幸いにも狙いはブレイクなので、このまま下がるようならエントリーしなきゃ良いだけだし特にダメージもありゃーせん。
ちなみに今回もし狙い通り135円を抜けて上昇した場合は、正直どこまで伸びるか見当つかないです(・∀・)
なのでちょい特殊ですが、利確目標は決めず行ける限りトレールで利益拡大するエンドレス方式で行こうかなと思ってますw
そんなわけでここまでの戦略をまとめますよー。
- 月足:2002年以来の高値『135円』が目前!
- 週足&日足:イケイケの押せ押せ上昇トレンド。勢い・方向性ともに申し分なし。
- 4時間足:上昇トレンド。押し目から反発後高値に抑えられ停滞。ネックライン割れてきたら見送り。
- 1時間足:上昇トレンド。134.500辺りの高値で保ち合い中のため、ここのブレイクを狙う。
- 戦略:135円は近いが、様々なファンダ的要因や高値抜けた後に乗り遅れることなども考慮した結果、敢えて先行してブレイクエントリーを狙う。含み益が発生次第ひたすらトレール。
最後にローソク足の位置を見ながら、ブレイクでエントリーしたい価格にIFDで注文を予約しておこうと思います(´ω`)
IFD注文でブレイクの時を待つ金曜の夜
【USDJPY/15分足(10日の10時ごろ)】
抜けてほしい抵抗帯の上に「Buy Stop(ここまで来たら買い)」注文を設置。
ロット数は5ロットで、損切りはエントリーと同時に-50pipsで入るようになってます(・ω・)
あとは放置して獲物がエサに食いつくのをのーんびり待つだけ。
【USDJPY/15分足(10日18時30分ごろ)】
【USDJPY/1時間足(同時刻)】
…待たせすぎやん?
まだ1時間足の上昇トレンドは崩れてないですが、青いラインを下に割ってくるようならトレンド転換の可能性もあるので今回のエントリーは見送りですかね。
ちなみにこのあと21時30分から控えている米CPI(消費者物価指数)は、今インフレ抑制にひた走っているアメリカにとって1,2位を争う注目度。
消費者物価指数とは、消費者が購入するモノやサービスなどの価格の変動率を示した指標です。
国にとってインフレ率を分析するための最重要指標でもありますね。
この結果次第で米ドルの今後の展開が変わると言っても過言ではないため、このままもう少し様子見てみようと思いまする。
【USDJPY/15分足(11日0時過ぎ)】
というわけで米CPI発表後。
結果としては上下に90pips前後乱高下するカタチになりましたが、この時どんな市場心理で何が起こったのかは以下の図を見れば何となくわかるかと思います。
「全然インフレ(物価上昇)止まってないから、次のFOMCではサプライズ(大幅利上げ)あるんでね?」っていう期待値からドルが買われ。
米株が下落したことからリスクオフで円も買われ。
ドルと円の力が拮抗したことによって上下90pipsの乱高下が起きたって寸法です(´ー`)
ただどちらかというと長期的な期待値はドルの方が高いのか、今んとこはややドル高優勢といった感じ。
このことから16日未明のFOMC(米の政策金利決めるやーつ)に向けてドル高が進行していく可能性が高いと考え、IFD注文はこのままに週を跨ぐことを決意しました。
そして迎えた翌週。(ここからは1時間足で見ていきます)
【USDJPY/1時間足(13日9時)】
キレイに高値をブレイクしてよーやく注文価格にぷすり。
134.630でロングエントリーでっす(゚∀゚)
シナリオ通りこの勢いのまま135円を突破してくれないと後々厳しい展開になるが。。
【USDJPY/1時間足(13日15時過ぎ)】
ついに135円に到達したもののあっさり押し返される始末(´﹃`)
思いのほか勢い出なかった時点でお察しでしたが、このままレジサポが機能してくれなかったらもう絶望的ですね。苦笑
しかし元々135円がレジスタンスとして意識される可能性は大いにあったとはいえ、まだ依然としてドル買いは強いんですよ。
余計だったのが日銀黒田総裁の『円安牽制発言』。
円買いの要因はコレか?
発言の影響力ってやっぱすごいわね(´﹃`) https://t.co/o54mWuRfwk— プロニート仙人ORZ@FX (@NEETORZ) June 13, 2022
今相場は米ドルと円を中心に回っているため、FRBパウエル議長や日銀黒田総裁の発言は例年以上に絶大な影響力を持ってます。
上記のようなちょっとした発言がさまざまな憶測を呼び、実際に投資家心理として相場に反映されるわけで。
オマケにこの日はダウが大幅下落していたことにより、これまたリスクオフで円買いが止まらなくなる事態に。
その結果がこれだーーーーーッ( ゚Д゚)!
【USDJPY/1時間足(※大分あとに撮影した画像)】
おーーーーーマイゴッド。
他のユロ円とかポン円に比べるとドル円はかなり粘った方ですが、円買いの勢いが止まることはなく無念の損切り。
-50pips(-250,000円)でフィニッシュですー。
今朝のツイートでも言った通り、最近の円はこうやって強めの円買いが入って「市場のクロス円ロングポジを軒並みかっさらってからまた円安に戻っていく」みたいな動きが本当に多い。
【ORZ的注目相場状況ボヤキ】
昨日はドルも強いのにそれ以上の力で円がねじ伏せる形になりましたね(・∀・)
円高の要因は黒ちゃんの円安牽制発言と米株安へのリスク回避ってとこかな?
最近は一時的に円高で相場荒らしてまた円安に戻っていくみたいな展開も多いのでさてどうなるか。#ORZの相場ぼやき pic.twitter.com/PJcqrY3DTW— プロニート仙人ORZ@FX (@NEETORZ) June 14, 2022
そのためすこーし円買い圧力がおさまればドル円はこのとーり。
【USDJPY/1時間足(14日16時ごろ)】
また135円目指すのか?といったところまで戻ってきてますが、次仕掛けるならきちんと135円抜けるか、抜けられず反発してトレンド転換するか待ってからですね(´ー`)
ORZとしては記事で公開していないものの先週ポン円で+150pips取ってたので今回の損失は大して痛くないんですが…
【先週取ったポン円トレード】
どちらかというと「しばらくドル円を攻略できてない」というメンタル的なダメージの方がデカい。orz
次こそはドル円でバシッと利益取れるように、しっかり相場分析して出直します(´ω`)
今週の相場はビッグイベント目白押し!
てなわけで最後は今週の相場イベントと簡単な展望を解説して終わりにしましょ。
- 《6/15》
- 27時00分:FOMC(米政策金利)→利上げは織り込み済みだが0.50%か0.75%かで相場の反応変わる。
- 27時30分:パウエルFRB議長、定例記者会見→サプライズな発言に注意。
- 《6/16》
- 20時00分:英政策金利→0.25%利上げ予想
- 《6/17》
- 未定だけどたぶん昼ぐらい?:日銀政策金利→利上げはないだろうけど要警戒。
- 15時30分:黒田日銀総裁、定例記者会見→サプライズな発言に注意。
目先は15日27時からのFOMCが大注目。
予想通り0.50%の利上げなら大して動かない、あるいは織り込み済みとしてドル安に動く可能性もありますが、サプライズで0.75%利上げなら大きくドル高に振れる可能性も。
また円は他国との金利差が広がることで円安に振れる傾向があるため、特にクロス円は日銀政策金利の17日以外も注意が必要ですね(・3・)
んまーこれらはただの憶測に過ぎませんが、ポジを持つ際はいざ何が起きても良いように必ず損切り(逆指値)は入れておきましょう。
それではまたー。
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