こんばんは。
世界平和を願う引きこもりFX専業ニートのORZ(おつ)です(・∀・)
さて、最近何かとニュースで取り上げられている『ロシア・ウクライナ問題』ですが、
何か大変そうなのはわかるけど、結局コレどういうことなのよ?
って感じでイマイチ状況を理解していない人も多いのではないでしょうか?
実際ORZ自身もこの問題についていろいろ調べましたが、まとめてわかりやすく解説された記事が全然ないなーと思ってたところ。
そこで今回の記事は、この『ロシア・ウクライナ問題』をどこよりもわかりやすく解説していこーじゃないかという回でございます(´ω`)
地政学の話ってわちゃわちゃ小難しいものが多いので、ORZなりによーく噛み砕いてこの一連の騒動を根っこから理解できるようにまとめていくつもりです。
直接トレードに役立つかって言われると微妙なところですが、この騒動はこれまでも為替相場に大きく影響を与えてますからねー(・ω・)
原因や背景を知っておくだけでも何らかのニュースによって突発的な動きがあったとき冷静に客観的に相場を見れるようになるかも。
またこの記事の終盤では「この騒動が影響を与えやすい通貨ペア」についても少し触れていくので、そちらもぜひ参考にしてみてください(´ω`)
すこーし長くなるので、適度に休憩でも入れながら気楽に読み進めてねー。
譲れない主張を持った三者の三すくみ状態
まずはこの騒動の現状をおさらいしていく前に、今回の主要キャラ(国・機構)をご紹介!
今回の騒動はロシアとウクライナだけではなく、欧米30カ国からなる「NATO(北大西洋条約機構)」を加えた主要3キャラで繰り広げられています(・ω・)
ではそれぞれの言い分を聞きながら、現状をざっくり把握していきましょう。
今まで弟分としてやってきたけど、もうロシアの自分勝手な振る舞いにはついていけません。。NATOに入れてください!!
いやー守ってあげたいのは山々なんだけど、君を加盟させるとロシアが怒るんだよねー。(話し合いで何とかならんかなー)
おいNATO!ウクライナを絶対加盟させるなよ!
ウクライナもいい加減考えを改めないと武力行使に出るよ?うち世界2位の軍隊よ?
この人血の気多すぎて草。話し合いじゃどうにもならんかも…orz
とまぁザックリですがこれがそれぞれの言い分・思惑であり、各国も話し合いで折り合いをつけようとしていたみたいですが…
元々ウクライナ内部で紛争が起こっていたところにロシアが全面侵攻を開始したことで、もはや話し合いでどうこうできる状況ではなくなってきてる、っていうのが現状ですね(´ー`)
今回はこの三すくみ状態になっている背景として“3つのキーポイント”に絞って解説していきまっす(・ω・)
- NATOの東方拡大とロシアの懸念
- ウクライナの終わらない内紛とクリミア危機
- なるべくならロシアと敵対したくないNATOの貿易事情
他にもいろいろ複雑な事情はあれど、ひとまずこの3つのキーポイントを抑えておけば今回の騒動をバッチリ理解できるはず。
1つ1つ見ていきましょー(´∀`)
1.NATOの東方拡大とロシアの懸念
まずは「ウクライナがNATOに加盟するとロシアは何が困るの?」ってところから。
NATOは元々1949年の冷戦時、旧ソ連に対抗するために生まれた軍事同盟なんですが、その始まりは西欧の国々とアメリカ・カナダを加えた12ヵ国の同盟。
端的に言っちゃうと「NATOに加盟した国は有事の際にお互いがお互いを守り合おうよー」っていう約束の元に集まった組織ですね。
特に世界No.1の軍事力を誇るアメリカに守ってもらえるってんだからそりゃーみんな入りたがるよねってお話。
その後は1991年の旧ソ連崩壊などをキッカケに続々と東欧や旧ソ連圏の国々もNATOになだれ込み、何やかんやで現在は30ヵ国まで増大してます。
旧ソ連は元々ロシアや東欧の国々の集まりだったんですが、それが崩壊以降はロシアにとっての兄弟国を根こそぎNATOに持っていかれちゃってるわけです。
ところがどっこい。
おのれ次々と俺の兄弟国をはぐらかしやがってー!
いやいや、僕がはぐらかしたんじゃなくて彼らが自ら加盟したいと言ってきたんだよ。悪いのはキミなんじゃなーい?
なななんと!
旧ソ連に属していた14の国たちを兄弟と思っていたのはロシアだけ。
そのほとんどはロシアを恐れていたんですね。
そしてソ連が崩壊したと同時にそれぞれが独立し、ロシアから解放された彼らはNATOを頼っていったと。
元々NATOはロシアに対して「東方拡大はしない」という口約束的なこともしてたけど、なし崩し的に次々加盟申請を受け入れる流れに。
当然約束を反故にされたロシアはNATOに対して不信感MAXって感じらしい。
とはいえロシアが本当に怒っている・懸念しているのは兄弟分を奪われたことではなく、それらの国に軍事基地やミサイルが配備されること。
これが『なぜロシアはウクライナをNATOに加盟させたくないのか?』の大きな焦点になります(・ω・)
ウクライナの重要性とロシアの要求
先ほどの地図を拡大してもう一度見てみましょう。
「NATOに加盟した国にはミサイル基地や軍隊が配備される」
それを踏まえてこの地図を見ると、ウクライナのNATO加盟うんぬんが如何にロシアにとって重要なことかわかりますよね(´ω`)
NATOの管轄とロシアとのちょうど中間に位置するウクライナはいわば緩衝地帯。
このような地帯を挟むことで、対立する国家間の衝突をやわらげる効果が期待できるらしい。
つまりウクライナがNATOに加盟しちゃうとそのクッションがなくなるってことでもあり、ロシアにとっては喉元にナイフ突きつけられるような状況になるわけです。
自国の安全を第一に考えるロシア(プーチン)はこれを断固阻止するため、ウクライナ国境に10万越えの軍隊を配備しウクライナ政府を脅し始めました。
うちの軍事力知ってるでしょ?本気になったらただじゃ済まないのわかってるよね?NATO加盟なんてやめよーよ。
こっちだって本気なんですよ!一歩も引くつもりはないですからね!
おいおいロシア何考えてるんだ、戦争でもしたいのか?今すぐ軍を撤退させろー!
うちだって戦争はしたくないよ?でも安全のためにはウクライナを譲るわけにはいかないんだ!
そこでロシアは軍の撤退を要求してくるNATOに対し、逆に3つの要求を叩きつけました。
- ①東方拡大を停止し、ウクライナの加盟を認めるな!
- ②1997年以降NATOに加盟した国から部隊や兵器を撤去しろ!
- ③ウクライナに攻撃的ミサイルを設置するな!
うーん、全部ムリ。あーでも③に関しては話し合い次第で譲歩できる部分もあるかもなー。
なんじゃそりゃー!全員が納得できるカタチじゃないならうちだって引き下がらんぞー!
とまぁ誰しも戦争を望んでいるわけではないものの、互いに譲れない状態が続いていたというわけです。
A:すぐご近所にミサイル基地が配置されることによって自国の安全が脅かされるから。
さて、渦中のウクライナについては先ほどNATO・ロシアの緩衝地帯とお話ししましたが、文字通りただ強大な力に挟まれているだけの可哀想な子なんでしょうか?
とんでもない。
ちゃーんと彼にも問題はあります(・ω・)
2.ウクライナの終わらない内紛とクリミア危機
お次は「なんでこうまでしてウクライナはNATOに加盟したいの?」ってところですね。
NATOとロシアに挟まれているだけあって、ウクライナには東西2つの顔があります。
首都キエフを中心とした西部の『親欧米派』。
先日独立申請をプーチンが承認し、独立国家となった「ドネツク」と「ルガンスク」を中心とした東部の『親ロシア派』。
西はウクライナ語をしゃべる人が多くて、東はロシア語をしゃべる人が多いっていうわかりやすい話ですね。
そしてこの親欧米派(西部)と親ロシア派(東部)がバッチバチにやり合っているっていうのが今のウクライナの現状(´﹃`)
さらには西部をNATOが、東部をロシアがサポートしているというお互いの言いがかりによって事態が余計にややこしくなっているって感じです。(ついにロシアは表立って侵攻を開始しちゃいましたけどね)
昔から東西の派閥が牽制し合っていたとはいえ、うちは元々NATOに対してもロシアに対しても中立的な指向だったんですよ。
それがおかしくなったのはやっぱり2014年の『クリミア危機』ですかね〜。。
ウクライナが脱ロシアを決意した2014年の「クリミア危機」
クリミア危機っていうのは、ウクライナ東部の下の方に位置するクリミア半島にロシアが侵攻・占拠した出来事です。
これが起こった背景やあらすじは話すと長くなるので簡単に画像にまとめました(・∀・)
クリミア半島の住民のうち約6割はロシア系人だったらしく、ロシアの主張はあくまでその人たちの保護。
まー実際のところ、このクリミア半島はロシアにとっても結構重要な軍事拠点だったらしいので、何かと都合つけて奪おうとは思ってたっぽいですね。おーコワ
何にせよこれでクリミア半島はロシアのものになったわけですが、この危機をキッカケにウクライナ東西の内部紛争が激化。
その理由としては、ウクライナ東部の親ロシア派が「俺らもクリミアのようにウクライナから離れてロシアのものになりたい!」とか主張し始めたんですね(´ー`)
これに対し「裏でロシアが糸引いてんな」と踏んだ西部のウクライナ政府は「もうロシアにはうんざりだ!」と奮起。
それまではあまり力を入れていなかった自国の軍事強化に動き、NATOへの加盟を目指しつつ東部との紛争を継続するという状況に。
つまりはこれが『ウクライナがロシアの下を離れ、NATOへの加盟を決意した理由』です(´ω`)
A:クリミア危機でロシアへの信頼を失くし、同時に東部の親ロシア派が手に負えなくなってきたから。(NATOに協力してほしい・守ってほしい)
じゃあそのウクライナの加盟申請を素直に受け入れないNATOにはどんな事情が、どんな思惑があるんでしょう?
さぁ終盤に差し掛かってきましたぞ(´∀`)
3.なるべくならロシアと敵対したくないNATOの貿易事情
独立国家には自国の道を自分で選択する権利がある!いくら兄弟国だからって、ロシアにウクライナのNATO加盟を阻止する権限なんてないぞ!
NATOは声高らかにこう主張してます。(つまり加盟させたい意思はある)
でもそれとは裏腹にウクライナの加盟を一向に認めない矛盾っぷり。
なぜならNATOとしてはきちんとロシアの納得・了承を得た上でウクライナを加盟させたいからです。
というのも、特にEU(欧州連合)にとってロシアは貿易相手国第5位、最大のエネルギー供給国(石油・天然ガス)。
NATO加盟国のうち、アメリカ・カナダ以外はほとんどがEUにも加盟している国なんですよね。
うちにとってロシアからのエネルギー供給は寒い冬を乗り越えるための大事なライフライン。なるべくなら敵対したくないんだよなー。
石油とか天然ガスは国民の生活に欠かせないものですからね。(この時季だと暖房はマジ大事)
「ロシアの自分勝手な要望や行動は許せない!ウクライナを匿ってあげたい!」と考える一方、
なるべくならロシアとの国交を断絶することなく、穏便にコトを済ませたいっていうのがNATOおよびEU諸国の本音でしょう。
A:NATOの中でも特にEUはロシアからのエネルギー供給に頼っているところが大きいため、ロシアと喧嘩することでそのパイプを失うのが怖いから。
とまぁここまでがおおよそのあらすじです(´ω`)
どうでしょう、今回の騒動の全体像は掴めましたかね?
ではここでもう一度各国の言い分やその背景、そして現状を簡単にまとめてみますぞ!
こういったそれぞれの言い分や背景があり、またそれぞれが譲らずにズルズルと後に引けない状態に陥ってることによって今の大騒動が起こっているというわけですね(´﹃`)
ロシアに関しては身内である将校協会がプーチンの自分勝手な暴走を止めるべく“辞任を要求した”なんて噂も出てるぐらい。
ウソかホントかはわかりませんが、もはや『世界VSプーチン』みたいな構図になってる可能性もありますね(´﹃`)
すでにロシアによる「侵略戦争」の火蓋が切られ、もはや話し合いで折り合いをつけられる状況ではなさそうですが、少しでも被害最小限に終わってほしいところ。
ないとは思いますが、万が一コトが大きくなれば日本に火の粉が降りかかってくる可能性もゼロとは言えないですからねー(・3・)
今後為替相場への影響はどんなことが考えられる?
為替への影響についても明言はできませんが、普通に考えると影響が大きそうなのはやっぱりユーロ、円、米ドル辺りですよね。
今回の騒動は主に欧州・ユーロ圏で発生してるので、当然この一件が沈静化するまでユーロにはネガティブな印象がつきまとうでしょう。
そして逆にリスクオフ先として安全資産の円や米ドル、あとはゴールドなどが買われやすくなると。
んまぁここまではホントにオーソドックスなお話です(・ω・)
で、それとは別にORZが密かに睨みを効かせているのがAUD、NZDあたり。(特にAUD)
その理由は、ここにきて『中国がウハウハになりそうな展開』だからです。
というのも、先日アメリカ・カナダに続き、ついにEU諸国もロシアへの経済制裁を開始するとのニュースが出ました。
うちだっていつまでもロシアにヘコヘコしてるわけじゃないんだからね!
とはいえEUがロシアに依存しきっている事実は変わらないのでコレも「ただの強がり」とか言われてますが、それでも公言した以上何らかのカタチでロシアとの貿易に制限はつくはず。
そうなるとEUもロシアも貿易面で他の国を頼らざるを得なくなります。
そこで貿易大国である中国の出番。
先日の記事で話した通り中国経済の活性化および中国株の上昇は資源国通貨のAUDやNZDと連動していることもあり、AUDやNZDが買われやすい相場になるんじゃないかなーと。
もちろんただの憶測ですし、トレードするときはあくまで“テクニカルに忠実に”ですが、中長期の方向性・相場の傾向としては一考の余地ありかなと思ってます(´ω`)
こういうファンダ的目線にきちんとテクニカル的な根拠を乗っけられるなら今の相場では大きな利益を上げるチャンスにもなり得ますからね。
こういう国家間の問題って長引く可能性も高いし、上手に付き合っていくほかないのです。
少なくともORZはいつまでもノートレードってわけにはいかないので損失管理を徹底しながら戦っていく所存ですぞ(´∀`)
そんなわけで今回はファンダメインのお話になりましたが、知らない人のために言っておくとORZはテクニカル大好き人間です。
普段はファンダ程々にテクニカル最優先でやってる生粋の裁量トレーダーなので、もしそのスキルやトレード手法に興味があるって方は【FX道場】を覗いてみてください。
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