【初心者トレーダー向け】ファンダメンタルズの勉強方法3STEP!

独学でファンダメンタルズを勉強するほど苦労することもありません。特に初心者さんだと何から手を付ければ良いのかさっぱりですよね(´Д`)

というわけで今回はFX歴15年のORZの経験にもとづいた初心者さん向けファンダメンタルズ勉強方法をご紹介していきます!

この勉強方法は「ファンダメンタルズとは?」みたいなことから勉強するのでは無く、普段のトレードに少しずつ活かしながら身につけていくものです(・∀・)

人間はただ暗記するよりも何かストーリーを添えながら覚えるほうが記憶に残りやすいなんてことも言われてますからね。

勉強しているイメージ

暗記した学校の勉強はとうに忘れましたが、読んだ漫画のストーリーは完璧に覚えてます(。-∀-)

そんなわけで、初心者さんこそ普段のトレードのなかで意識しながらファンダメンタルズを身に着けていくべきだと思います♪

ファンダメンタルズを活用して勝てるトレーダーへと成長していくためにもぜひ参考にしてくださ〜い(」・ω・)」

ファンダの基本1:初心者はまず経済指標を知る

ファンダメンタルズを学んでいこうとすると政治・経済・地政学・事件・要人発言など数え切れないほどの要因がありますが、学者じゃないのでこれらはひとまず無視(・∀・)

まずはトレードに深く関わる経済指標というものを学んでいきましょう。

経済指標とは各国の経済を構成する要因を数値化したものです。

国内総生産(GDP)、雇用者数(失業率)、消費者物価指数(CPI)、政策金利などニュースで一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

ORZが見ている経済指標
Investing.comの経済指標カレンダー

この経済指標がどう価格変動に影響するのか?

まず、相場は需要と供給によって価格が決まります。

その通貨を買いたい人(需要)が多ければ価格は上昇し売りたい人(供給)が多ければ価格は下落します。

で、需要がある(買われる)通貨というのは基本的に景気や政治情勢が良い国の通貨になります。

これは大企業、銀行、大口投資家などが景気の良い国の株を買ったりするために、その国の通貨を買うので通貨の価格が上昇するからです。

経済指標の結果が悪く価格が下落する場合も同じ仕組みで売られるからになります。

※もちろん投機的なものもあるので一概には言えませんが、とりあえずはこの覚え方でおけ(・∀・)bグッ

経済指標と値動き

※ちなみにトレンド相場はこの流れに乗っかろうと、個人投資家が売り買いし始めることで加速していきます(・∀・)

テクニカル分析ばっかりやっているとこうした価格変動の「背景」を無視してしまいがち。

チャート上の値動きがインジケーターに沿って機械的に動いていると勘違いしてしまうのは初心者あるあるですが(´ー`)

為替相場の根本はファンダメンタルズを材料にして人や企業が売り買いしているという意識を頭の中で持つことで市場参加者の売り買いも意識することができ、チャートを多角的な視点で捉えられます♪

これがトレードにも役立つんですよね!
その辺はの動画でちらっと話しております。

こういった広い視野でチャートを捉えるためにもファンダメンタルズを意識することが大事で、ファンダメンタルズの中でも我々個人トレーダーに一番身近ですぐトレードに活かしやすいのが経済指標なのです(・∀・)

ファンダメンタルズがさっぱりわからないという方はひとまず、次の章に書いてあるやり方で経済指標を普段のトレードの中で意識していくようにしましょう♪

経済指標の学習ポイント2つ!

具体的には以下の2点を意識して重要な経済指標をいくつか絞って学んでいきましょう!

① その指標はどの国の・何を表しているのか?
② 指標と為替相場の関係は?

例えば有名な経済指標に「アメリカの雇用統計」というものがあります。

——–

①その指標はどの国の何を表しているのか?

雇用統計は毎月第一金曜日に発表されるアメリカの雇用に関する総合的な指標。

世界の基軸通貨である米ドルを発行するアメリカの雇用者数増減や失業率・平均時給などを発表する指標であり、この統計は景気に深く関係するため注目される。

【例:雇用統計発表時のドル円チャート】
雇用統計発表時の例

② 指標と為替相場の関係は?
基本的に予想よりも雇用関係の指数が良ければ米ドルは買われ、悪ければ米ドルは売られる

※経済指標(カレンダー)には「予想値」がデフォで掲載されていて、予測との乖離(サプライズ)が大きいほど大きく動く傾向にあります。

——

こんな感じです!

でもって、チェックする指標は経済指標カレンダーで重要度が高く主要国の指標に絞っていきましょう。

為替相場に大きな影響を与える指標は頭の良い人たちがすでにまとめてくれているので、それを見ればOK(´ー`)

また、通貨の取引量の多い「アメリカ・EU・日本・オーストラリア」、この辺りの主要国を押さえておけばOKでしょう。

経済指標カレンダーはコチラがオススメです♪ORZも使ってます(・∀・)
経済指標カレンダー

経済指標カレンダー

ちなみに、こちらの経済指標カレンダーのサイトでは自分が見たい指標だけを表示させることもできます。
経済指標カレンダー2

重要な指標を事前にチェックすることで、指標による急激な値動きによる損失を回避することもできますし、指標から形成されるトレンドに乗っかるトレードをすることもできますからね♪

経済指標を事前に把握して急激な損失を回避したトレードはこちら。

雇用統計後の波に乗っかったトレードはこちら。

ファンダメンタルズを勉強する第一歩として、まずは経済指標と為替への影響について学んでいきましょう(・∀・)

ファンダの基本2:各国の政治経済について勉強する。

政治経済とはいっても、学校で学ぶことや政治家の言っていることを隅々まで把握する必要はなく、経済指標から派生してその国の景気や政治を把握していけば問題ナッシング(・∀・)

構造として政治経済の中に経済指標があるというイメージですかね!

政治経済構造

先程解説したように通貨が買われるか売られるかは需要と供給によって決まるため、その国の政治経済によって通貨は左右されます。

なので国にとってプラス材料があれば通貨は買われるしマイナス材料があれば通貨は売られるので基本的な為替への影響は経済指標とほとんど同じだと考えていただいて結構(・∀・)

違う点としては経済指標などの政治経済を構成する要素1つ1つは相場への影響が早く、政治経済という大きな要素は中長期的に価格に反映されるというところですね。

アベノミクスをなんかはイメージしやすいと思います。

アベノミクス

雇用統計とかだと一時的な値動きに過ぎませんが、アベノミクスでは国の政策として継続して金融緩和(基本的に通貨安になる)をしていくためドル円チャートでは数年間の間、見事な上昇トレンドを描きました。

各国の政治経済を知るということはその国の現状や今後の方針を知るということであり、価格が買われるか売られるかの大きな流れを把握することができるため、この知識があればトレードの後押しとして活かすことができます。

各国について調べる際に重要なポイント

このスキルを身につけるには日頃からニュースをチェックして各国の政治経済を把握していくのが普段のトレードにもすぐ実践できるのでオススメです。

ORZが普段チェックしているニュースサイトはこちら(o・∀・)ノ

ロイター通信公式サイト

ブルームバーグ公式サイト

基本的に難しい内容のニュースは無視してOK。結局難しいことを理解したところでトレードで勝てるようになるわけではないですからね。理解できることだけに絞ってチェックしていけば大丈夫です。←これ大事)

ニュースを見ていく上で意識することは各国の現状今後の方針です。

・日本は不景気で今後は景気を良くしていきたい。
・アメリカは景気が良すぎるから景気加熱を抑えたい。
・ユーロ圏は現状維持していきたい。

景気の善し悪しは政策金利や物価指数など経済指標に現れることがほとんどなので、STEP1の経済指標の知識と合わせて見ていくとより深く知ることができます(・∀・)

指標発表後にロイターやブルームバーグをみると詳しく解説してくれてたりするのでオススメですね♪

FOMC利下げ後ニュース

↑利下げ後のニュース記事

ただ注意するのは、各国の動向を知ることで価格を予測できると思ってしまい、難しいことまで調べた挙げく混乱してしまうというものです。

難しい情報を仕入れたところでトレードが劇的に勝てるなんてことはないので、あくまで大きな流れを知るという目的を持つようにしましょう(`・ω・´)ゞ

このあたりのファンダメンタルズの活かし方はこちらで解説しております!

普段のトレードに役立つファンダメンタルズ分析を分かりやすく解説!
FXのトレードはテクニカル分析・ファンダメンタルズ分析ともに大事な要素ですよね。 ここでは普段テクニカルの事ばかり書いているORZが久しぶりにファンダメンタルズについて解説してます(・∀・)

ファンダの基本3:国と国の繋がりを知る!

最後はファンダメンタルズの中でも一番大きな国と国の繋がりです。ここまで知識を身に付ける事ができればファンダメンタルズと為替の関係をほとんどマスターしたと言っても過言ではありません♪

イメージとしてはSTEP2の各国の政治経済を囲う構造となってる感じですね(´ω`)

国と国の繋がり

為替相場では自国の景気や情勢以外にも、他国のファンダメンタルズが引き金となって通貨が動くことがあります。

わかりやすい例えだと、米中貿易戦争によって豪ドルが売られるという事例。

オーストラリアは資源の豊富な国でその資源の輸出先は中国が殆どを占める。そのため中国の景気が悪化しオーストラリアからの輸入数が減少すると、必然的にオーストラリアの景気にも影響する。
ロイター

コチラは米中貿易戦争時の通貨の流れを活かしたトレード解説です。各国の関係について知識があるとこんなトレードもできちゃいます。

また、戦争が起きたり北朝鮮のミサイルが飛ぶなどといった際に安全資産を買う「有事の円買い」なども有名です。

世界で大きな紛争や災害・事故が起きた際に、緊急避難的に資金の避難先として日本円を買う、いわゆる「有事の円買い」は投資家にとっての常とう手段だ。
ロイター

トレードへのメリットとしてはSTEP2と同じで為替への影響や相場の大きな流れを把握できるというところ(・∀・)

国と国の関係についての知識があれば、トランプさんが「中国との貿易品に関税をかけるZE( ゚Д゚)!」とか発言しても豪ドルが動くという事が事前に把握することができますよね♪

国と国の繋がりを勉強するには?

この国と国の関係についても普段からニュースを仕入れ、相場の値動きと照らし合わせて見ていくのが実際の値動きも体験することができるしベストかなと思います。

ニュースサイトは先程紹介したロイター通信とブルームバーグでOK(・∀・)b

貿易戦争の豪ドル円値動き

もちろん世界情勢を全て把握することに越したことはありませんが、個人トレーダーであれば以下の代表的な事柄だけを覚えておくだけでも問題ありません♪

①有事の円買い
戦争やテロ、金融危機などが起きた際に値動きの安定している日本円を買う相場の動き。安全資産に投資したいという市場参加者の心理からなるので日本円以外にも金(ゴールド)や最近ではビットコインなんかも安全資産として価格が上昇したりしますね(´ω`)

②中国とオーストラリアの関係(米中貿易戦争)
為替相場において中国元は馴染みのない通貨ですが、GDP世界第2位の中国と資源大国であるオーストラリアの動向は世界中の投資家が注目します。中国にとって良いか悪いかで豪ドルが左右されます。

③ブレグジット問題
イギリスがユーロ圏から脱退するかどうか問題。イギリスがユーロから抜けてしまうとユーロ圏として活動している企業や観光業などにかなりのダメージとなるためイギリスポンド売りが目立つ。

④アメリカの政治経済活動
世界の基軸通貨米ドルを発行するアメリカの動向は円、ユーロなど取引量が活発な通貨にも影響を与えるため要注目。※トランプ大統領による大胆な発言で相場が動くこともあるので要注目です(´ω`)

ファンダメンタルズの学習まとめ

今回の内容をマスターすることができれば個人トレーダーは普段のトレードに充分活かすことができるので、ぜひ今回のお話を参考にしてファンダメンタルズの勉強に挑戦してみてください♪

チャートとにらめっこしてトレードがなかなか上手くいかないという人も、ファンダメンタルズを少し取り入れるだけでトレードは劇的に変わってくるかと思いますよ〜(´ω`)

ファンダメンタルズ分析に必須のアプリとニュースサイトはこちらで紹介してますのでこちらも参考にしてみてください(・∀・)!

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この記事ではORZが普段のトレードでもお世話になってる、ファンダメンタルズ分析に欠かせないアプリとニ...

ファンダメンタルズに限らずFXの全体的な勉強方法などを知りたい場合はこちらを参考に♪

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FXトレード歴十余年。FXだけで生計を立てているニートが、これまでの経験をもとに「FXの勉強方法」を紹介します!各レベル別にすべきことをまとめてみました。FXの勉強をどうやってすればいいのか迷われている方、参考にしてみてくださいヽ(・∀・)ノ

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