はじめまして。
「怠惰は世界を救う」がモットー、プロニートORZ(おつ)と申します。(´σー`)ホジホジ
MACD(マックディー)といえば、オシレーター系指標の中でも1・2位を争うほど有名なインジケーターです。初心者の方がまず最初に使い始めるのもおそらくMACDでしょう。
それ故に
「MACDってどうなんだろう・・・?」
「やたらと高い評価が目立つけど・・・本当に使えるの・・・?」
こういった疑問がフツフツと湧き上がって来ると思います。実際使うとなると効果の程が気になりますもんね(´ー`)
ここでは、そんな「気になるMACDのコト」を基本から応用までを幅広く解説しております。
また、ただ基礎知識を固めてもMACDを使いこなせるようにはなりませんので、”応用編”の項目では実戦を想定した使い方を紹介しています。
出来る限り実戦に近い状況で解説をしながら「リアルトレード」を疑似体験していただこう、という趣向です。実戦を想定したチャート解説で効率良く脳ミソに吸収させてください(・∀・)
ということで。よりリアルにMACDを体感していただくためにも、ここからは「MT4チャート(iPhone版)」の画像を元に解説をします。
是非、皆様もお手元のチャートアプリを見ながら読み進めてくださいまし(・∀・)チェキ
まずはチャートにMACDを表示させましょう
何はともあれ、まずはチャートにMACDを表示させましょ(・∀・)
MACDはどんなもんなのか?どうやって表示させるのか?美味しいのか?色々と気になることも多いと思いますので、とりま表示させてください。表示方法はコチラ↓
- チャートの中にある「f」を選択
- 「インディケータ」という画面が表示されたら、青文字の「メインウィンドウ」を選択
- 灰色で「トレンド」と書かれたグループの下に、同じく灰色で「オシレータ」というグループがあるので、その中にある「MACD」を選択してください。
- 「設定」という画面が出ますが、まずはデフォルトのままで構いません。画面右上の「完了」ボタンを押して完了させてください。
いかがでしょう?上の画像のように、ローソク足が表示されている画面とは別枠で下に表示されていればOKです(・∀・)
ちなみみここで紹介しているのは「MT4のiPhone版アプリ」の使い方です。PC、Android、タブレットは少し使い方が違います^^;
ですが、機種ごとに設定方法は違ってもマックディーに関する知識に違いは出ませんので、ご安心下さい。
さて。ざっと眺められたら「基本的な見方」の紹介を始めまぁっすԅ(˘ω˘ԅ)
MACDの基本的な見方と各要素の意味について
ココからは、過去チャートを使ったMACDの見方の紹介と、リアルタイムチャート(2019/3/11 15:00現在)でどう判断すれば良いのかを紹介します^^
どこを見ると何が分かるの?
まずはチャート画像を改めて御覧ください。
「灰色の棒グラフ」「赤い点線」が真ん中の「0.0000」を起点に上下で分かれていて、右肩上がりになったリ、逆に右肩下がりになったりしています。
灰色の棒グラフ | MACD線 | 短期EMAと長期EMAの乖離幅 |
赤い点線 | シグナル線 | MACD線を元にしたSMA |
中心の線 | 0ライン | 短期EMAと長期EMAの乖離幅が0になるところ |
↑それぞれの名称と意味をまとめるとこのようになります。ぶっちゃけ、これだけだとチンプンカンプンですよね(笑)
ということで、ここから1つずつ詳しく解説していきます(´ー`)
MACD(線)=灰色の棒グラフ
正式には「線」を付けずにMACDと呼ぶのですが、インジケーターの名前もMACDなのに、その中で使われている線のこともMACDと読んでしまっては、、、どっちがどっちかわかりませんからね^^;
ですので、ここでは「MACD線」と呼ばせていただきます(´ー`)
このMACD線は「期間の違うEMAを2本表示させた時、EMA同士の乖離幅をグラフ(ヒストグラム)で表したモノ」です。実際チャートにEMAが表示されるわけではありませんが、EMAを数値化することで乖離幅を求めています。
ちなみに。「EMA」は皆さんご存知「SMA(移動平均線)」の派生品です。大枠はSMAと一緒ですし、MACDを理解する上でSMAとEMAの違いは知らなくても良いことなので、ここではEMAの説明は割愛しますよ^^
ということで話を戻すと「MACD線は期間の違うEMAを2本表示させた時の乖離幅」をグラフで表示する線、というところまで説明しました。
では「乖離幅」が何なのかと言うと、EMA同士の乖離幅はその時の価格の勢い(ボラティリティ)を表しています。取引量とも言いますね。このとき乖離が広ければ勢いがある、狭ければ勢いは無い、と捉えます。
ココまでの解説を踏まえて、下の画像を御覧ください
↑MACDに注目すると、短・長期EMAの乖離幅と連動していることが分かると思います。画像の左側から
- 上昇トレンド
- トレンド弱体化→転換
- 下降トレンド
このような流れになっていて、1〜3の流れに沿ってMACD線も上がったり下がったりしていますよね?(・∀・)
ちなみに「0ライン」を起点に上半分は「上昇局面」、下半分は「下降局面」です。
、、、、ちょっとややこしいと思いますので、一旦「MACD線」「EMA」「チャート」の関係性を整理しましょう。
上下の位置 | MACD線 | EMA同士の乖離幅 | チャート |
---|---|---|---|
上半分 | 上昇 | 広い | 上昇トレンド |
上半分 | 下落 | 狭い | 上昇トレンドの終了or調整 |
下半分 | 下落 | 広い | 下降トレンド |
下半分 | 上昇 | 狭い | 下降トレンドの終了or調整 |
MACD線については、上の表のようなパターンで覚えてしまうのが1番手っ取り早いです^^
シグナル(線)=赤い点線
こちらも、正式には「シグナル」と呼ぶのですが、インジケーターを説明する時は「インジケーターの出すサイン」のこともシグナルと呼ぶので、、、これまたわけが分からなくならないように「シグナル線」と呼ばせていただきます(´ー`)
↓コチラの画像はMACD線(グレー)とシグナル線(赤)を表示したチャート画像です。コレを見ながら解説を進めます。
まず。シグナル線は「MACD線の移動平均線(SMA)」です。
「・・・・・・・んっ?( °ω°)」
ってなりますよね(笑)
MACD線はEMAをもとにしていて、ソレを更に移動平均線で、、、、、ってなると、もう何がなんだかチンプンカンプン(笑)
ですが、ここまでの内容を整理していけば、決して難しいことではありません。まず思い出していただきたいのが、MACD線は「乖離幅」です。
で、この乖離幅を「距離」と捉えられるのではなく「額=〇〇円」と考えて下さい。
短期EMAと長期EMAの距離が、1日目は1円、2日目は2円、3日目は3円、、、というふうに考えると、この「乖離幅=額、〇〇円」を元にローソク足やチャートを作れるわけです。
つまり「短期EMAと長期EMAの乖離幅チャート」ということ(˘ω˘ )
シグナル線は「”短・長期EMAの乖離幅チャート(MACD)”を元に作られた移動平均線」なのです。だからMACD線に沿うような動き方をするのですね〜(´ー`)
シグナル線はMACD線の移動平均線なので、この2つの線を見る時は「移動平均線とローソク足の位置関係から価格変動を分析する」のと同じ。MACD線とシグナル線の位置関係から価格変動を分析します。
0ライン=中心線
0ラインはその名の通り「短・長期EMAの乖離が0(ゼロ)になるライン」です。
EMA同士の乖離が0になる具体的な状況とはなにか?というと、1番分かりやすいのが「ゴールデンクロス・デッドクロス」ですね(・∀・)
これもEMA2本を表示させた画像と見比べてみましょう。↓
多少前後するものの、MACD線とシグナル線が0ラインをまたいでいる時、チャートでは短期EMA(青)と長期EMA(橙)がクロスしています。なので、この0ラインの特性を「トレンド転換」のシグナルとして使うことが多いです。
ただ。EMAがクロスする時というのは「トレンド転換」のみではなく、価格に方向感が無いレンジ相場の時にも起こります(´ー`)
ですので、このサインだけで判断するのはちょいとデンジャラスということも覚えておきましょう。
これだけは覚えておきたい!MACDの4大シグナル
これからMACDを使う上で、これだけは絶っっっっ対に覚えておかなければならないシグナル4つの紹介をします^^
MACD線とシグナル線の傾き
超基本のシグナル。というかMACDの見方の応用編です(´ー`)
MACD線とシグナル線の見方は先に紹介しましたが、単体での見方しか紹介していませんでしたからね。
とはいっても、そこまで難しいことでもありません。MACD線・シグナル線それぞれを単体で見るときとほぼ同じです^^
傾きが大きい(角度が深い)のであれば「ボラティリティが高まっている」。逆に傾きが小さい(角度が浅い)のであれば「ボラティリティが低くなっている」と見ます。
- MACDとシグナル線の傾きが深い=ボラティリティが高い
- MACDとシグナル線の傾きが浅い=ボラティリティが低い
あくまでも「ボラティリティの変動」が分かる程度ではありますが、ココを疎かにしてしまうとこれから紹介する全シグナルを全く理解できないので、1番簡単だけど1番重要なシグナルです(`・ω・´)
まぁ、、、↑上の表にまとめただけですので。ちゃちゃっと覚えちゃいましょ(・∀・)
MACD線とシグナル線のクロス
さっきよりも少し実戦的なシグナルです。トレードの結果に直結する部分ですので、少し気合を入れて解説します( ・ิω・ิ)
MACD線とシグナル線のクロスは、移動平均線でいうところの「ゴールデンクロス」「デッドクロス」と似ています。
・MACD線がシグナル線を下から上に抜ければ「ゴールデンクロス」
・MACD線がシグナル線を上から下に抜ければ「デッドクロス」
とまぁココまではほぼ同じです。ですが、、、ですがぁ!!( ゚Д゚)クワッ
MACD線とシグナル線の「ゴールデン・デッドクロス」は、チャートに表示させてる移動平均線のクロスよりも「早く」出現します。
↓コチラの画像は、全く同じ期間設定のMACDと移動平均線を表示させたチャートの画像です。
下のMACDで起きているゴールデンクロスと、上の移動平均線(EMA)で起きているゴールデンクロスの位置に注目してください。MACDの方が、早いですよね?(・∀・)ドヤ
MACDの性能上、当たり前のことではあるのですが、、、、「リアルタイムで進行する価格変動に先行して反転のサインを出してくれる」ってだけでワクワクしちゃいます(笑)
なぜこうなるのか?という点が気になる方は後で質問していただくとして、、、、「このサインをどう使えばいいのか?」を紹介します。
「トレンド転換」のシグナルと併用する
まず、ちょっとした質問。
最初の方に「トレンド転換のシグナル」を紹介したのですが、覚えているでしょうか?(´ー`)
。
。
。
。
そう!「0ラインとMACD線のクロス」です。
このシグナルが確認出来ると、いよいよ「トレンド転換だ!」と言えるようになってくるのですが、よりシグナルとして精度を高めるために確認すべきことがあります。それが、「MACD線とシグナル線のクロス」なのです(・∀・)
先に紹介したように、MACD線とシグナル線のクロスは価格の動きに先行します。ですので、このクロスが確認できた後に0ラインをMACD線がクロスすれば、トレンド発生はほぼ確実。
例えば、上の画像のように0ラインよりも上でデッドクロスが発生したあと、MACDが0ラインを上から下に抜ければ間違いなく下降トレンドの発生です!上昇トレンドはその反対ですねԅ(˘ω˘ԅ)
「押し目買い・戻り売り」のシグナルにする
さて「トレンド転換」のシグナルにクロスを使うという説明でしたが、クロスは「トレンドの中」でも効果を発揮します(´ー`)
その具体的なシーンが押し目買い・戻り売りです。コチラも実際のチャート画像と一緒に解説します。
トレンド相場が発生しているとき、MACD線とシグナル線はずっと右肩上がりになっているのではなく、細いクロスを刻みながら動いています。ちょうど、トレンドの中にある押し目・戻り目と同じですね(・∀・)
例えば、↑上の画像ですと上昇トレンドの中にいくつか押し目がありますよね?
この押し目ができている箇所のMACDに◎を付けたのが下の画像です。↓↓
↑いかがでしょう?
MACDが「反転」のサインを出している箇所では、価格が大きく反発しているのがおわかりいただけると思います(・∀・)ウヘヘ
・価格が大きく反発する←ボラティリティが上がっている←MACD線がシグナル線をクロスする!
このようなメカニズムになっています。
ダイバージェンス
思わず声に出して言いたくなるネーミングセンスですよね。でも声には出さないで下さい。(˘ω˘ )
ダイバージェンスは、価格変動(ローソク足)の向きとオシレーター指標の向きが逆になる現象のことです。
・価格は高値を切り上げしているのに、MACDは高値を切り下げているor上げ渋ってる
・価格は安値を切り下げしているのに、MACDは安値を切り上げているor下げ渋ってる
↑この状態をダイバージェンスと言います。
実際の状況をチャートで見てみましょう٩( ᐛ )و
↑こちらは「下降トレンド中、価格は安値を切り下げているのに、MACDは下げ渋っている状態」です。実際はそこまでハッキリと逆行しているようには見えませんが、このくらいが普通です。
で、このダイバージェンスは「トレンド転換の予兆」と言われています。またですね(笑)
これに関しても「何故このような現象が起こるのか?」は後で質問していただくとして、実際にいつ活用すればいいのか?紹介します(´ー`)
トレンド転換の準備の準備
仮に、これからトレンド転換が起こりそうな場面になったとしましょう。この時、MACDの中でトレンド転換を示唆するシグナルは全部で3つ。
- MACD線とシグナル線のクロス
- 0ラインをMACD線がクロス
- ダイバージェンス
全てこれまで紹介してきたシグナルです。覚えていますでしょうか?(˘ω˘ )
「0ラインをMACD線がクロス」は、ほぼトレンド転換確定のシグナルですので、これを最後に確認するとして、そこからシグナルを並び替えると、、、
- ダイバージェンス
- MACD線とシグナル線のクロス
- 0ラインをMACD線がクロス
↑このようになります。つまり、ダイバージェンスはトレンド転換を示すシグナルの中でも1番最初に発生するんです^^
「トレンド転換の準備の準備」という意味がおわかりいただけたでしょうか?(´ー`)
ヒドゥンダイバージェンス(コンバージェンス)
またもや思わず声に出したくなるネーミング。しかも2種類。でも声には出さないで下さい(˘ω˘ )
ヒドゥンダイバージェンス(コンバージェンス)も、価格変動(ローソク足)の向きとオシレーター指標の向きが逆になる現象のことなのですが、こちらはダイバージェンスとは逆の状態を指し示します。
・価格が上昇局面で安値を切り上げているのに、MACDは安値を切り下げている
・価格が下降局面で高値を切り下げているのに、MACDは高値を切り上げている
↑この状態がヒドゥンダイバージェンスです。(※気持ちは分かります。ですが、声に出すなら誰もいない場所がオススメです。)
こちらも実際の状況をチャートで見てみましょう٩( ᐛ )و
ヒドゥンダイバージェンスは「トレンドの継続or強化の予兆」と言われています。
これに関しても「何故このような現象が起こるのか?」は後で質問していただくとして、実際にいつ活用すればいいのか?紹介します(´ー`)
トレンド強化の可能性について
ヒドゥンダイバージェンスは「トレンド強化・継続」なので、押し目買い・戻り売りの判断に最適です。
いわゆる順張りですね(´ー`)
↑コチラは実際にヒドゥンダイバージェンスが起きているチャート画像です。
上昇トレンドの最中に価格は安値を切り上げている一方で、MACD線は安値を更新しています。その直後、ローソク足は高値を更新してトレンドが継続してますよね?これぞ、ヒドゥンダイバージェンス٩( ᐛ )و
正直あまり見かけませんが、もし見つけたらすかさずエントリーの準備をしましょう。
▶▶MACD全5種類のシグナルを使ってトレンド相場で荒稼ぎ!!
MACDにのオススメ期間設定について
さて。ここまでの説明の中で「短期EMA」「長期EMA」の期間設定が気になっている方もいると思います。
FXトレーダーとしてインジケーターの期間設定はこだわりたい部分ですし、できることなら初心者にとって使いやすい設置に直したいですからね^^
「MACDの期間設定は自分好みに合わせて変えるべきか否か?」
気になりますよね〜。相当マニアックな話になりますけど(笑)
インジケーターの期間設定は、そのインジケーターを使いこなせるようになるかどうかの生命線でもあるので、是非、コチラも目を皿にして読んでください(皿ω皿 )
期間設定は変えた方がいいのか?
ハッキリ言いましょう。別に、変える必要はありません。デフォルトのままでOKです(´ー`)
何故かと言うと、「どこをどういじれば?何がどう変わるのか?」を完璧に理解するには、ソコソコ勉強時間が必要になるからです(笑)
ここまで紹介してきたとおりMACDの内部構造は何層かに別れています。EMAを元にした「MACD線」、MACD線を元にした「シグナル線」、のようにね。
なので、仮に「短期EMA」の期間を変更したとして、その変更によってMACD線がどのように変わって、更にシグナル線がどのように変わるのか?これを頭の中でイメージするには、MACDの頭から足の先まで全部知っていないと出来ません(´Д`)
それに、MACDはそもそも汎用性が高いのでデフォルトのままでも充分使えます。
なので四の五の言わずにまずはデフォルトのまま使って下さい(笑)
でもって、どうしてもオリジナルの設定に直したい!という人のみ、ご自身で設定変更するようにしましょう(˘ω˘ )
- MACD線:短期EMA=12
- MACD線:短期EMA=26
- シグナル線:MACD SMA=9
- 適用先:close(終値)
↑この基本設定でまずはとことん使い倒してください。
MACDの性能を引き出す最強の組み合わせ
MACDを始めとしたオシレーター系指標は、テクニカル分析の中でも「サポート」として使われます。
ここでは、MACDのサポート力を十二分に引き出し、且つテクニカル分析の精度を向上させられる組み合わせの解説です(´ー`)
OsMA(Moving Average of Oscillator)
これはMACDから派生した、というか更に精度を高める為の指標です。「MACDを強化する為のパーツ」といったところでしょうか。
どのような指標かというと、「MACD線」と「シグナル線」の乖離幅をグラフにした指標で、言い換えればMACD線とシグナル線の位置関係を見るための指標です。つまり「MACDのMACD」です(笑)さすがにわけが分からなくなりそうww
けど、これも同じで、これまでの内容を整理しながら考えれば何も難しいことはありません。ここまで紹介してきたMACDの要素をOsMAも加えてまとめましょう(・∀・)
MACD線 | 期間の違うEMAを2本表示させた時の乖離幅をグラフ(ヒストグラム)化したモノ | 線が傾いている向き、角度からボラティリティを判断できる。 |
---|---|---|
シグナル線 | MACD線の移動平均線 | MACD線との位置関係を見て、線同士のクロスから価格の反転を分析する。 |
0ライン | MACD線&シグナル線の位置を判断する時の起点になる中心線 | MACD線とシグナル線が0ラインをクロスすれば「トレンド転換」の予兆になる |
OsMA | MACD線とシグナル線の移動平均線 | OsMAが0ラインを上抜けているか?下抜けているか?でMACD線とシグナル線の位置関係を判断する |
↑いかがでしょうか?
MACDを見る順番(各シグナルの順列)で考えると
- OsMAと0ラインのクロス
- MACD線とシグナル線のクロス
- 0ラインとMACD線&シグナル線のクロス
このようになりますね(´ー`)
まとめると、OsMAは「MACD線とシグナル線のクロスの信憑性を確かめる為のモノ」と考えて下さい。
「OsMAの0ラインクロス」と「MACD線とシグナル線のクロス」が揃った時、チャート上で価格が反転する可能性が一気に高まる。これがOsMAとMACDを使ったチャート分析です。
ちなみに、OsMAとMACDが予めセットになっている指標があり、これを「MACD2(マックディーツー)」と呼びます。PC版のMT4とかにはデフォルトで入ってるようです。
トレンド把握強化:移動平均線(SMA)とMACD
これまでの説明で幾度となく紹介してきましたが、MACDは移動平均線の派生「指数平滑移動平均線(EMA)」をもとに作られています。なので、移動平均線との相性はバッチグゥです。
また、「リアルタイムの反応が少し遅れる」という移動平均線の弱点を、「価格に先行して動く」というMACDの特徴で補うことが出来ます。まさに息の合った名コンビですな(・∀・)
こちらの画像は、移動平均線を短・中・長期の3本とMACDを表示させたチャートです。
移動平均線を3本表示させることで、長期的な価格の向きも把握することが出来るようになり、トレンド相場の分析精度を高めることができます(´ー`)
シグナルは全4段階。
- MACD線とシグナル線のクロス
- 短期・中期SMAのクロス
- MACD線と0ラインのクロス
- 短・中期SMAと長期SMAのクロス
全てのシグナルを確認できれば間違いなくトレンド発生です(´ー`)
煮るなり焼くなり好きに調理してやりましょう♪
移動平均線(SMA) | ||||
---|---|---|---|---|
期間 | シフト | メソッド | 適用先 | 色 |
12 | 0 | simple | close | 赤 |
26 | 0 | simple | close | 緑 |
50 | 0 | simple | close | 青 |
MACD | |||
---|---|---|---|
短期EMA | 長期EMA | MACD SMA | 適用先 |
12 | 26 | 9 | close |
まとめ
MACDは仕組みこそややこしいものの、1度理解してしまえばトレードのあらゆる場面で役立てられます。トレンドの発見率を高める補助役としても使えますし、最終的なエントリーの判断をするときにも使えます。
つまり、1回使い方を覚えちゃえばテクニカル分析がメッチャ楽になるんですよԅ(˘ω˘ԅ)
最初こそ少し躓いてしまうかもしれませんが、、、、まぁ何事も最初は肝心。焦らずじっくり時間を掛けて覚えましょう^^
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