稽古部屋《弐ノ間》へようこそ!
今回も任務達成へのヒントとなる解説や「練習問題」と、極意の内容をより深く学ぶための「動画」が用意されているので、これらを活かして
《弐・順張りの極意》の内容をしっかりと落とし込んでいきましょう^^
もしすでに任務は提出済みで「楽勝やな〜」と思った上級者の方は以下のリンクからORZが普段行なっている順張りも参考にしてみてください♪
これからお教えしていくマルチタイムフレーム等の予習にもなるかと思います(´ー`)
さてさて、今回取り組んでいただく《第二の任務》はこのような内容でしたね↓
現在・過去のチャートどちらでもかまいませんので
「上昇トレンド相場での、押し目買いポイント」
「下降トレンド相場での、戻り売りポイント」
と判断できるところをチャート上から探し出し、各1枚ずつ画像をお送りください^^
画像には以下のページを参考に「押し目買い・戻り売り」のポイントに印をつけて下さい。
→「スマホ版・PC版MT4」チャート画面に矢印を付ける方法
早速トレードする上での重要なエントリーポイントの選定方法になってきましたね!
この稽古部屋では、押し目買い・戻り売りの練習問題と深掘り動画をご用意しております。
※実際のエントリー判断に関しては、今後の極意で詳しくお教えしていくので、今回の極意ではトレンド相場でどの辺りが「目安になるのか」の理解がゴールとなっています。
また、稽古部屋に関する質問は下の方にあるコメント欄をご活用ください〜
まずはこの任務を達成するためのポイントを、おさらいしていきましょう(´ー`)
トレンド相場での押し目買い・戻り売りポイントは、インジケーターを指標として判断することができます。
《一目均衡表》
雲は価格に対しての抵抗帯として見ることができ、雲の幅が分厚ければ分厚いほど、抵抗帯としての信頼度が強くなり、反発ポイント(抵抗帯)として判断することができる。
《SMA(単純移動平均線)》
トレンド相場では価格に対してSMA20・50・100が、それぞれ反発ポイント(抵抗帯)として見る事ができる
各インジケーターはこのように見ることができるので、押し目買い・戻り売りのポイントは価格がSMAの20・50・100、または一目均衡表の雲まで戻したところを目安にすることができます。
以上を踏まえて、相場をじっくりと観察すれば任務達成は難しくないと思います(・∀・)♪
もちろん、実際にトレードする時には「時間軸」の概念を理解したり、トレードの戦略も考えていかなければならないのですが、いっぺんに詰め込むと大変ですので今回の極意では、1つの時間軸の値動きからベストな押し目買い・戻り売りのポイントを把握出来る様にしていきましょう(´ー`)
エントリーのタイミングとか損切り・決済に関しては今後の極意でも詳しくお教えしていきますよ!!
押し目買い・戻り売りを仕掛ける時の相場パターンを知ろう!
《弐・順張りの極意》では、トレンド相場で力を発揮する順張りの手法として『押し目買い・戻り売り』を伝授したわけですが、ただ単純にトレンド相場で「SMAで反発」「雲で反発」という認識だけでは、押し目・戻り売りを効果的に仕掛けていくことはできません。
前回の極意で習得した「相場分析」を正しく使った上で、押し目・戻り売りをよりリスクの低いポイントで仕掛けられるようにしましょう^^
それではここから、よくある相場パターンの中から押し目買い・戻り売りに関する様々な「練習問題」を出題します!
ORZの見解も含めた回答も載せていきますので、実際の押し目買い・戻り売りを仕掛けていく際の参考にしてみてください♪
上の画像は全体的に下降トレンド相場ですが、どのテクニカルが上値の抵抗として意識されている可能性が高いでしょうか?以下の4つから選んでください。
1.MA20 2.MA50
3.MA100 4.下降雲
・・ファイナルアンサーでしょうか??
それでは正解は????です(・∀・)!
MA50付近の矢印のポイントで4回も反発していますので上値の抵抗として最も意識されている、と考えられます。
このポイントで戻り売りを仕掛けるのが理想ですね!
ちなみに赤丸の部分ではMA50を上抜けてしまって、仮に戻り売りを仕掛けていたら失敗に終わる可能性が高いのですが、これはMA50までの動きを見ることである程度回避できます!
上の画像では、他と比べかなり長い陽線でMA50まで動きてきていますよね^^
こういった動きは「経済指標」などでこの通貨ペアが買われる(上昇する)勢いが強く出てきている場面ですので、いくら抵抗帯とはいえ、勢いに負けて抜けてしまうことが多くなります。
実際そのあとはMA100を抜けて下降トレンドが転換していますね!抵抗帯までの値動きを見ることで、こうした負けやすいポイントを回避することも大事です(・∀・)
それでは続いて【第二問】!
上の画像はSMAがゴールデンクロスしたあと、MA100が明確に上向きになり上昇トレンドと判断できる相場ですが・・・
この上昇トレンドの中から「押し目買い」ができそうなポイントを探してください(´ー`)!
・・どうでしょうか?見つかりましたか??
では、ORZの模範解答をみて答え合わせしてみてください^^
赤丸で囲った部分で、SMAや上昇雲が抵抗となり反発しているので、ここが押し目買いポイントと判断できます。
ここで実際にポジションを建てることができれば、大きな利益になりますね!
【第三問】!
下降トレンドからローソク足がMA100を明確にブレイクし、相場の転換が示唆されています。
その後はSMA3本がゴールデンクロスし、上昇雲も形成され、まさに上昇トレンドに移行しそうな展開ですね^^
そんな中、MA50が下値の抵抗となり、反発の兆しがみられました!
この時の判断として適切と考えられるのはどっち!?
1.素直に押し目買いのチャンスと考えてエントリーする!
2.まだこの時点だと明確な上昇トレンドではないのでひとまず様子見。
より適切なのは・・・????でした!
MA50で反発したかと思いきや、そのあとローソク足はMA50を下抜けていますね(´Д`)
この要因として考えられるのは2点。
1つは直前の長い陰線を作った急激な下落です。
急激な値動きがあると、市場の意識がその方向に傾き、抵抗が突破されてしまう危険性が高いと考えられます。
イケイケで激しく動いてる価格の前には、抵抗も負けてしまうのですね。
今回もMA20のちょい上あたりで順調に上昇していたローソク足が急にMA20をぶち抜いて下落していますからね(´ー`)
もう1つの要因は、この局面が「トレンド相場であると判断するには早い状況」であったということです。
MA100もこの時点ではまだ下向きのままですので「上昇トレンドに転換した」と判断し、押し目買いエントリーするには、ちょいとリスクが高くなります。
※トレンドの判断を忘れちゃった方は前回の極意をご覧ください!
押し目・戻り売りは明確なトレンド相場で、戻りの勢いにも注目して判断していきましょう^^
いよいよラストスパートの【第四問】!
MA3本は絡み合わず綺麗に上昇傾向、ローソク足とMA100の乖離も広く
上昇トレンドの勢いが強いと判断できます。
そんな中、矢印のポイントで
MA20からの反発の兆しが見えたとしたら・・
1.トレンドの勢いは強いし、思い切って「押し目買い」を仕掛ける!
2.すぐ近くに前回高値が控えているし、見送ろう。
このポイントはどこに注意すべきだったのかといいますと、
MA20反発ポイントから前回高値までの値幅が極端に狭かったということです。
※価格が見えない状態での回答なので間違えてもそんなに気にしなくてOK♪
このように前回高値・前回安値までの値幅が狭いと、
仮に押し目で反発したとしても、すぐにその高値安値で
押し返されてしまうリスクがあります。
もちろんそのまま高値を更新していくこともありますが、
少なくともこのような局面ではこういったリスクがあるということは
覚えておいてください^^
ラスト【第五問】!
上の画像は上昇トレンド中の相場ですが☆のMA50のポイントでは・・・
1.エントリーポイントとして良さそう
2.見送った方が良さそう
どちらがより正しい判断だと考えられるでしょうか^^
適切な判断は・・・????です(・∀・)
相場状況は移動平均線が全て上向き、上昇雲も出ていて明確なトレンド相場です!
そこにテクニカルの法則で抵抗帯として考えられるMA50に価格が緩やかに戻ってきているので、反発する可能性は高そうです。
また、このポイントは過去に高値のレジスタンスラインとして意識されていた価格帯なので、レジサポラインとしても抵抗帯と考えられそうです!
実際の値動きを見ても☆で綺麗に反発しているのが分かりますね♪
というわけで正解は1.エントリーポイントとして良さそうでした(´ー`)
もちろん、リアルタイムで判断する場合はマルチタイムに見たりして最終的なエントリー判断をしたりしますが、エントリーポイントとして良さげな目安となりそうなのは確かだと思います^^
動画でリアルタイムの順張り判断を体験!
練習問題おつかれさまでした(´ー`)
ここからは、これまでの押し目買い・戻り売りの判断をリアルタイムではどんな感じになるのかを見てきたいと思います♪
実際にエントリー判断する場合は、マルチタイムに短期足とかを見たりするのですが、その辺はこの道場を通して学習していくところですので、ここではトレンド相場でどの辺りが目安になるのか、というポイントが分かればOKです(・∀・)
道場もまだ始まったばかりですので焦らずじっくり学習して行きましょう^^
最後にもう一息!
ここまででお分かり頂けたと思いますが、実際のトレードでこの押し目・戻り売りを仕掛けていく場合、単純に「価格がMAにタッチしたから押し・戻りを仕掛けよう」とはなりません。
できる限り、信頼度の高そうなポイントを見極めていく必要があります。
見極めのポイントをまとめると
①トレンドの勢い
②そのMAが以前も意識されているか
③MA以外に雲や前回安値・高値など抵抗の目安と成り得るものはあるか
④MAに到達した際のローソク足の動きをしっかり確認できているか
これらの要素を少しでも多く考慮した上で、できるだけ多くの根拠があるに越したことはありません^^
ただ、これらの要素が相まってとしても失敗することはもちろんあります。
「反発を完璧に判断する方法」というのは存在しませんからね^^;
ですので、より細かな分析によってできる限り可能性の高いポイントを見立て、損失をしっかり限定しながら仕掛けていくことが、最善の方法ということになります(´ー`)
さてさて、以上で今回の稽古部屋は終了となります。
全体的に少し難しくなってきたかもしれませんが、何問正解できましたか?^^
押し目買い・戻り売りはトレンドに沿って順張りしていく上で、主力となる手法です!
一度に全てを覚えるのは大変かもしれませんが、相場環境認識と押し目買い・戻り売りをマスターすれば、
「トレンドは任せてくれ」
胸を張ってこう言えるようになるはずです(´∀`)
ではでは、任務の提出期限は明日までとなっております。
ご質問等ございましたら、課題提出と同時にご質問いただければ
トレードアドバイスと共にお答えしますので、お気軽に聞いてください^^
お忙しいとは思いますが、できる限り期限内の課題提出をお願いいたしますm(_ _)m
ORZ
コメント
ORZさま
いつもご指導ありがとうございます(*^^*)
質問があります。
【第二問】でエントリーポイントが3ヶ所ありますが、2番目のエントリーポイントは、確かに結果としてはSMA20で反発して上昇しているように見えますが、大陽線の1本前の陰線は終値でSMA20を下回っており、SMA50、100や雲との乖離もあります。
リアルタイムでチャートを見ていた場合、ここでロングエントリーする為には、他の時間足(15分や5分)で判断するのでしょうか?
それとも、この1時間足だけで判断できるのでしょうか?
この2番目は、どちらかというと、1番目のロングエントリーの利確ポイント(足の終値がSMA20を下抜けたので)かな?とも思い、質問させていただきました。
(決済については、今の私の勝手な考えです。今後の道場で、基礎から勉強させていただきます。)
今後共、ご指導のほどよろしくお願いいたします(*^^*)
Nack
Nackさん、こんにちは!
ご質問ありがとうございます(´ー`)
このポイントは実際のエントリーのタイミングなどは四の極意以降にお教えしていきますよ^^
基本は短期足の動きを見てのエントリーになりますが、ここでの練習問題は単純にSMAや前回高値・安値などの抵抗帯が押し目・戻り目の判断材料に1つになるよってところが理解できていればOKです(´ー`)
というか、実践的な話はあえて端折ってる感じなので、じゃあ実際このポイントでエントリーするかどうかって話はまた別軸の判断を加えたりしてます^^その辺含めて今後の極意を参照ください♩
また、押し目を決済には基本的にしないですかね^^
これまた短期の動きを見て、ここまで下がってきちゃう前に利確しちゃいます(´ー`)
ORZ先生
超初心者のみさきちです。
いつもご指導ありがとうございます。
超初心者故、皆様が苦笑されるかもしれない質問だと思いますが、どうぞよろしくお願い致します。
質問2のORZ先生の模範解答の1番目の丸印の左に、MA20を長い陽線のヒゲで抜けている所は押し目買いポイントと思ってはダメなのでしょうか?
どうもすでに上昇トレンド!?
実際に動いているチャートだと「押し目買いチャーンス!」と超初心者の私はドキドキするように思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
いやはやすごい内容ですね。
雲や前回高値までの距離など気にしたことがありませんでした。
ご指導よろしくお願いいたします!
とてもわかりやすいです!
ありがとうございます。