MACD全5種類のシグナルを使ってトレンド相場で荒稼ぎ!!

ちゃお。好きな特撮は「恐竜戦隊ジュウレンジャー」
自称プロニート、ORZ(おつ)だぞぃ(・∀・)

さて、ときには軽快な挨拶から始まることもある「海外FXブログ」。コチラの記事は「MACDのシグナル」に関するお話。

MACDはインジケーターの始祖である”移動平均線”を元に作られていて、「トレンドの発見」に特化したオシレーター指標です(´ー`)

そのため、MACDが出すシグナルを見れば、トレンドの始まりから終わりまでを時系列で捉えられるようになります^^
早い話、

  • いつ、どこでトレンドが発生するのか?
  • いつまでこのトレンドは続くのか?
  • いつ、どこでトレンドが終わるのか?

が、ほぼ全てわかっちゃうのです。
もちろん基本的なテクニカル分析の知識も必要ですが、FXを初めて間もない人にとってもMACDのシグナルは分かりやすいです^^

なので、MACDのシグナルを知ることはトレンド相場の基礎を知ることに繋がり、基礎基本が多少おろそかになっていたとしても問題ありません(^_-)-☆

この記事では、MACDのシグナルをトレンド相場の時系列に沿って紹介します。
各シグナルの指し示す状況や見分け方など、全てが実戦を想定した内容になっているので、是非すべてのシグナルを習得していってください。

一緒にトレンド相場で荒稼ぎしてやりましょう٩( ‘ω’ )و

そもそもMACDのシグナルって何種類あるの?

MACDには「MACD線」「シグナル線」「0ライン」に加えて、MACDの派生品「ヒストグラム(OsMA)」を合わせた合計4つの要素があります。

MACDのシグナルはこの4要素とローソク足の組み合わせから構成されていて、全部で5種類。

MACDの要素とシグナル

MACDの4要素とシグナルを印付けた画像

  1. 0ラインとMACD線のゴールデン・デッドクロス
  2. MACD線とシグナル線のゴールデン・デッドクロス
  3. ダイバージェンス
  4. ヒドゥンダイバージェンス
  5. ヒストグラム(OsMA)

コレで全てです(´ー`)
トレンド相場を時系列で考えた時、それぞれのシグナルがどのタイミングで発生するのか?これから解説を始めます。

【時系列】MACDシグナルの判断方法と注意点

まず、5種類のシグナルをトレンド相場の時系列ごとに仕分けた表をご覧ください(´ー`)

順番 シグナル
トレンド発生の予兆 ①ダイバージェンス
②MACD線とシグナル線のクロス
③ヒストグラム(OsMA)
トレンド発生の確認 ④MACD線と0ラインのクロス
トレンド継続 ⑤ヒドゥンダイバージェンス(orダウ理論)
トレンドの終了 ①〜③のシグナルと同じ

↑「トレンド発生の予兆」と「トレンドの終了」は同義語ですので、シグナルも同じです。
また、5種類あるうちの3つが「トレンド発生の予兆」に入っていますが、これはMACDがそもそも「価格に先行して動く」という特徴を持ったインジケーターであり、トレンドが発生する前段階こそ、MACDが1番才能を発揮するからです。

大事なコトなので前もって解説しておきました(´ー`)
ということで、さっそく時系列ごとに各シグナルを見ていきましょう〜

トレンド発生の予兆:①ダイバージェンス

ダイバージェンスは、価格の向き(流れ)が切り替わりそうな時に発生する逆行現象のことです。

具体的には、価格が上昇している時・下落している時に、ローソク足の動き方とMACDの動き方がアベコベになる状態のことを指します。

下の画像の◯で囲んだ部分がダイバージェンスが起きている部分です。

ダイバージェンスが起きているチャートの画像

価格が下落している場面で安値が切り下がっているのが分かりますよね?と、同時にその下のMACDに注目すると、横ばいのまま推移しています。

「価格は安値を切り下げている、けど、MACDは横ばい」このアベコベの状態がダイバージェンスです。

また、上昇局面でもこれと同じような状況が起こればダイバージェンスになります。
「価格は高値を切り上げている、けど、MACDは横ばいor高値を切り下げている」という状態がソレですね(´ー`)

ダイバージェンスの説明画像

トレンド発生の予兆:②MACD線とシグナル線のクロス

MACD線とシグナル線のクロスは、価格が頂点を付けて折り返す時に現れるシグナルです。下の画像は、先程のダイバージェンスが出た後に発生したゴールデンクロス(◯部分)の画像になります。

ゴールデンクロスの部分に◯を付けた画像

クロスの種類0ラインより上でMACD線がシグナル線を上から下に抜ければ「デッドクロス」
0ラインより下でMACD線がシグナル線を下から上に抜ければ「ゴールデンクロス」

クロスそれぞれが持つ性質は移動平均線のゴールデン・デッドクロスと似ているのですが、MACDの場合は「上昇or下落」よりも単なる「反転」の意味合いの方が強いです。

どういうことかと言うと。価格が上下しながら段階的に形成されるトレンド相場では、幾度となく高値・安値を付けながら価格が上昇・下落し続けます。で、MACDは価格が「高値・安値」を形成するときもクロスするのです。

トレンド相場の高値・安値にも反応してクロスしているMACDの画像

なので、単にMACD線とシグナル線のクロスをトレンド転換と捉えてしまうと、高値・安値掴みになったり、エントリー直後に損切りされてしまいますので注意が必要です。

トレンド発生の予兆:③ヒストグラム(OsMA)

ココまで「トレンド発生の予兆:②MACD線とシグナル線のクロス」について解説し、MACD線とシグナル線のクロスを鵜呑みにするのはマズイ、という話をしました。

そこで、上記のクロスの補足として使うのがヒストグラムです。
下の画像は、先程紹介した「②MACD線とシグナル線のクロス」のチャート画像に表示させたヒストグラムになります。

ヒストグラムのクロスに◯を付けたチャート

ヒストグラムは「MACD線とシグナル線」の乖離幅(勢い)をグラフにした指標で、MACD線とシグナル線がクロスした時、その精度を見るために使います。

たとえば、上の画像のように「ヒストグラムが深い確度を付けながら」0ラインを下から上に抜ければ、MACD線とシグナル線のゴールデンクロスの精度が「高い」と判断します。

そう。ヒストグラムを見る時は「角度」が重要です。ヒストグラムも高い頻度で0ラインを行ったり来たりする指標なので、角度に注目して精度を判断してください(´ー`)

トレンド発生の予兆:①〜③のまとめ

これまでトレンド発生の予兆を3つに分けて紹介してきました。
それぞれが重要指標なだけにボリュームも多くなってしまい、結構混乱してしまっているかもしれません。

そこで、一旦整理するためにこれまでの内容を1つのチャート画像にまとめました↓

トレンド発生の予兆3つをまとめたチャート画像

順番 シグナル シグナルの意味 発生するタイミング
ダイバージェンス トレンドの勢いが弱まり、反対方向への力が働き始めている トレンドが転換する前。
MACD線とシグナル線のクロス 価格の勢いが弱まり、反転し始めている トレンド転換し始めている時
ヒストグラムのクロス ②の補填材料。クロスの角度によって精度が左右される。 ②と同じタイミング

如何でしょう?(・∀・)
早い話「①〜③が出現すれば、トレンド転換の可能性が高まる」ということです。

トレンド発生の確認:MACD線と0ラインのクロス

MACD線と0ラインのクロスは「価格の反転が”起きた”」ことを意味するシグナルです。
過去形になってますが、これまで紹介した「トレンド発生の予兆:①〜③」を確認したあとでこのシグナルが出れば「トレンドが”転換した”」と間違いなく言えます(´ー`)

下の画像では「トレンド発生の予兆」が確認できた後、MACD線と0ラインのクロスが確認されています。
MACD線と0ラインがクロスしている画像

画像のように、”予兆シグナル”の後に”確認のシグナル”が出ることで、トレンド発生はほぼ間違いないものになります。
逆に言うと、”確認のシグナル”のみ出現していてもトレンドが発生する可能性は低いです。

新たなトレンドの発生=トレンドの転換を確認するには、予兆と確認がセットであることが必須、ということを心に刻んでおいてください^^

トレンド継続:ヒドゥンダイバージェンス

ヒドゥンダイバージェンスは、1番最初に紹介したダイバージェンスと同じで価格とローソク足の逆行現象のことを指します。ただ、ダイバージェンスとは違い「トレンド継続・強化」の意味を持つのがヒドゥンダイバージェンスです(´ー`)

下の画像は、トレンド発生の予兆から確認まで出来た後、ヒドゥンダイバージェンスが出現している部分に◯を付けています。
ヒドゥンダイバージェンスに◯をつけた画像

上昇トレンドが発生している時、「価格が安値を切り上げている、けど、MACD線は安値を切り下げている」この状態がヒドゥンダイバージェンスとなり、トレンド継続・強化を意味します。

また、下降局面でも同じことが起こればヒドゥンダイバージェンスです。
「価格は高値を切り下げている、けど、MACD線は高値を切り上げている」という状態がそれに当たります。
ヒドゥンダイバージェンスの説明画像

補足:トレンド継続(転換)を確定する方法について。

トレンド発生を確認した後、そのトレンドが継続するかどうかを判断するシグナルは、ヒドゥンダイバージェンス以外にもあります。が、MACDから一旦眼を離してローソク足の動きに注目します。

それが「ダウ理論」です。

ダウ理論の中で、トレンド継続(成長)の判断に使われるシグナルに「高値・安値の切り上げ/切り下げ」があります。

ダウ理論でトレンド判断

ダウ理論でトレンド継続を判断していう画像

  • 上昇トレンドでは、高値と安値が切り上がればトレンド継続
  • 下降トレンドでは、高値と安値が切り下がればトレンド継続

↑このシグナル、というかダウ理論はテクニカル分析の中でも超・基本になります。また、ヒドゥンダイバージェンスよりも分かりやすく、頻度が高いです(笑)

ヒドゥンダイバージェンスはどちらかと言うと”レアな”ケースになるので、出現したらラッキー♪くらいに構えておくのが吉。実戦ではダウ理論でトレンド継続を判断しましょう^^

トレンド「終了」の予兆=「発生」の予兆

さて。「トレンド発生の予兆→発生の確認→継続」までの流れが分かってきたところで、残すは「どこで終わるのか?」を見極めるだけですね(・∀・)

とはいっても、トレンドの終了は「発生」と同じなので、当然見るべきシグナルも同じです。

  1. ダイバージェンス
  2. MACD線とシグナル線のクロス
  3. ヒストグラムのクロス

これら3つを確認するか、「1」を抜いた「2」と「3」両方が確認できればトレンド終了が近いと判断できます(・ω・ )

下の画像は、これまでと同じチャートですが少し時間が進んでいます。御覧ください↓
トレンド終了のシグナルが出ているチャート画像

MACD線とシグナル線のデッドクロスが出現し、ヒストグラムも前後と比較して角度の深いクロスが出現しています。
ダイバージェンスは確認できませんが、もし「買いポジション」をこの時持っていれば、ここで利食いするのが賢明です(´ー`)

【実戦】移動平均線とMACDシグナルを組み合わせたFX手法

MACDのシグナルだけでトレンドを把握する方法について紹介をしてきましたが、「ちょっとわかりにくい、、、」と感じた部分もあると思います。特に”見た目”とかね^^

そこで、ここからはMACDのシグナルと”移動平均線3本”を使って、見た目にも分かりやすくトレンドを分析するFX手法の紹介をします(´ー`)

なぜ移動平均線は「3本」なのか?

MACDのシグナルと組み合わせるインジケーターが「移動平均線3本」というところに疑問を持っている人も多いでしょう。

簡単に説明しますと、移動平均線を複数本表示させることで「移動平均線同士の乖離幅(間隔)」からトレンドの勢いや向きを把握しやすくなるのです(´ー`)

百聞は一見に如かず。画像をご覧あれ↓

移動平均線3本を追加表示させた画像

シグナルの紹介に使っていたチャートに、「短期(赤)」「中期(緑)」「長期(青)」合計3本の移動平均線を表示させています。

個人差はあるかもしれませんが、明らかにこっちの方が見やすいですよね?(・∀・)
これは、移動平均線の期間差を利用した分析方法で「大循環分析」とも呼ばれています。

要は、移動平均線3本の間隔とか向きを見てトレンドを判断する、ということです。
移動平均線の使い方について詳しくまとめたカテゴリーもございますので、そちらを参考にしてください^^

移動平均線を使えば「後乗り」でも稼げる

MACDのシグナルのみでトレンド判断をしている時、1番頭を悩ませるのが「エントリーのタイミング」です

シグナルを基準にエントリーを判断するとなると、「2:トレンド発生の確認」か「3:トレンド確定」でエントリーを済ませるのが理想です。しかし、世の中そう上手くコトが運ぶことなんてなかなかありません(´ー`)
 
 
「仕事している間にうっかりタイミングを逃してしまった」なんてこともあると思います。
 
 
だがしかし。
そんな時こそ、移動平均線を使って「押し目買い」「戻り売り」を狙ってみてください(・∀・)
「順張り」や「トレンドフォロー」といった愛称でトレーダーに好まれる、トレンドの後乗り方法です。

長期の移動平均線で押し目買いを狙っている画像

コチラは、先程までと同じトレンド相場の画像です。
「2:トレンド発生の確認」「3:トレンド確定」でエントリーを逃してしまった後、次のエントリーチャンスとなる押し目買いポイントに◯を付けてみました。

長期(青)で反転するタイミングを狙ってエントリーするのですが、このチャートだけで判断するわけではありません(´ー`)

今見ている時間足「1時間足」の下位足(短い時間足)に当たる「5分足」で、エントリーポイントの詳細を分析してから判断をします。

エントリー判断にもMACDシグナルが役に立つ

1時間足の押し目買いポイントを5分足で詳細分析している画像

1時間足で見たエントリーポイントを、その下位足である「5分足」で見てみると、上の画像のように「下落途中」の状態になっています。
で、この時のMACDにも注目してみると「MACD線とシグナル線がゴールデンクロス」していますよね?(´ー`)
これは、MACDのシグナル5種の内「2:トレンド発生の予兆」のシグナルです。

ちょっと難しいところですので、どういうことか?今一度順を追ってまとめてみましょう。

1時間足の押し目買いポイントを5分足で詳細分析している画像②

  1. 1時間足の移動平均線で押し目買いができそうなポイント発見
  2. 下位足の「5分足」で押し目買いができそうなポイントの詳細を分析
  3. 価格が下落中の5分足のMACDでは「2:トレンド発生の予兆」が出ている=下落から上昇に転じる可能性が高い

「1時間足の下位足、5分足でエントリーポイントの詳細を分析する」

これはMTF分析(マルチタイムフレーム分析)と呼ばれる分析手法で、初心者に人にはちょっとレベルが高いのですが、FXでは必須です。
詳しくまとめた記事もご用意しておりますので、そちらも参考にしてください。

まとめ

MACDのシグナル全5種は網羅出来ましたでしょうか?(・∀・)
改めておさらいすると

  1. ダイバージェンス
  2. MACD線とシグナル線のクロス
  3. ヒストグラム
  4. MACD線と0ラインのクロス
  5. ヒドゥンダイバージェンス

↑「トレンドが発生する時はこの順番でシグナルが出現する」と、覚えておけばOKです。
また、最後に紹介した「移動平均線3本」を使ったトレンド分析やエントリーポイントの見つけ方も参考にしてくださいまし(´ー`)

まだ全部覚えきれてない、という人も焦る必要はありません。もう一度上から順を追って1つずつ理解していってください!

MACDを使ってより高度な手法を身に着けたい!という方は、このブログ内にある他の記事も参考にしてちょんまげԅ(˘ω˘ԅ)

では。またどこかの記事でお会いしましょ〜

コメント

  1. くそ より:

    お久しぶりです。
    新年になりいろいろと落ち着いてきたため、またorzさんのブログ巡りをさせていただいているのですが
    今では億をも稼ぐorzさんもこんな時代があったのですね。
    とても勇気を頂けました。
    早くFXで生計を立てられるようなトレーダーになれるように頑張ります。
    これからもまた、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

    • FXプロニートORZ(おつ) neetfx より:

      くそさん、こんばんは!
      お久しぶりのコメントありがとうございます(´ー`)

      相変わらずイカしたネーミングですね^^

      もっと昔はもっとひどい思考や戦略でトレードしていましたよw

      それでも「何がいけなかったのかな〜?」とか「次どうすれば改善できそうかな〜?」とかを地道に続けてきたおかけで、勝てるようになりました(´ー`)

      道場参加者さんにはこうした苦労を最小限に抑えられるよう、自分も指導頑張りますのでよろしくお願いいたします♪